揚げ物、お好きですか?リメイク版

ツ~

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王名許可証

王名許可証1

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 この世界にも、ちゃんと雨は降るようで少し安心した。
 緑の多いこの世界。木々の爽やかな匂いを雨に溶かしていた。
 マイナスイオンとか、凄く出ていそうで、気分が良い。 
 
 ギルドに行った次の日。
 今日、俺とイリアは別行動をしていた。
 イリアには、俺が元居た世界の色々な手続きを頼み。俺は、ターニャさんの案内で、店で使う物の買い出しに行く事になっている。
 この街には慣れていないので、どこに何の店があるか分からない。なので、とても有り難かったが……昨日の今日、喉元に突き付けられたナイフの感触が戻ってくるようだった。
 一方、俺の感情とは違い、ターニャさんは何事も無かったかのように振る舞っている。変わった事と言えば、昨日より口数が増えた事くらいだろうか?
 「ヤマト様。お店で必要な物を一通り書き出して下さい。それに応じて、今日のプランを考えます。」
 昨日のドスの利いた声では無く、今日は普通の声なのだろう。淡々としているが安心出来るような優しいトーンだ。
 なんだ?昨日とは打って変わってるんですけど?何かあったの?あまりの変わりように、気になって仕方ない。
 さわらぬ神に祟りなし。とは言う。好奇心は猫を殺す。とも言う。
 昔の俺なら、こんな事は怖くて聞けなかったかもしれない。でも、なんか、好奇心が勝ってしまう。
 「あの……。昨日の今日でなんですけど……。今日は、怒っていらっしゃらないのですね。」
 「そうですね。昨日はイライラしていましたので、申し訳ありませんでした。」
 俺の言葉に、ターニャさんは素直に頭を下げた。
 あっ、やっぱり怒っていたのね。
 俺、何かやったのかな?ナイフを突き付けられた時の言葉を思い返せば、答えは分かっているけど、それ以外に、もし?と言うのがある。そうなると、確認したくなるな。
 「俺、ターニャさんに何かしました?俺が寝ている時とか??」
 寝てる時とはいえ、胸とかお尻、触ってたら怒りそうだもん。
 「いいえ。あなたは何もしていません。あなたは悪くありません。これはこちらの問題です。」
 あ~。良かった。俺が悪い訳ではないのね。
 「なら、何で怒っていたの?」
 「それは、簡単です。あなたが、イリアお嬢様と一緒に居るからです。それに、イリアお嬢様と一緒に暮らすなんて……。」
 あ、やっぱり?それで、怒ってたのか。主が取られた感じになってるから?
 「え?そんな事で怒ってたの?」
 思わず、口に出てしまった。
 「そんな事?そんな事ですって?!」
 ターニャさんの顔色はあっという間に変わった。
 「……当たり前じゃないですか!想い人が、見知らぬ男と……雄と二人っきりですよ!?そんなの許せる訳あるはずないじゃないですか?!ああ?!」
 まさに般若。綺麗で涼しげな瞳は憎悪に充ちていた。
 「あなたは許せますか?想い人が、他の男と!雄と一緒に暮らすとか!!許せませんよね?ねぇ?許せませんよね!!!雄は馬鹿だから、直ぐに手を出しますよ?獣のように、見境なく、愛する人を蹂躙するように、一方的に自分が満足するように犯しますよね?!」
 いや……蹂躙するように犯すとかはないでしょ?
 その言葉を発する事も出来ないような勢いだった。……ターニャさん、やはり、怖い。ただ、分かった事が一つ。
 「ターニャさんはイリアの事が好きなんですね。」
 その言葉に、般若だったターニャさんは鎮静化した。
 「そうなんですよ~。私、イリアお嬢様の事、好きなんです。大好きなんです!愛しています!!ああ~!あの可愛らしく小さな胸。怒られると震えて、子犬のようになる瞳。ドジでおっちょこちょいで、魔法と頭の良い事以外に取り得のないところとか!もう!愛おしくて仕方がありませんわ!!ねえ?ヤマト様、知っています?イリアお嬢様が料理をなさるとどうなるか?ハアハア……。」
 最後は悪口にしか聞こえなかったが……。
 ターニャさんは鎮静化したのも、つかの間、違う意味で今度は爆発した。イリアの事を話始めたら止まらない、止まらない。
 もう、最初の方しか聞く気にもなれんわ。
 アリシアさんも少し変だと思ったけど、エルフって予想外に変なの多い?
 あんまり突っ込んだ話はしたくないなぁ。イリアの事で、色々な意味で……。
 「なら、何で今日は怒ってないの?」
 「それは、あなたから、イリアお嬢様の……雌の匂いがしなかった。イリアお嬢様から、あなたの雄の匂いがしなかったからです。隣で一緒に寝たにも関わらず、あなたはイリアお嬢様に手を出さなかった。あなたは私が言った事を守ってくれた。だからです。単純な事です。あなたは、あの!イリアお嬢様の色香に惑わされる事なく、欲求に、欲望に負けない強い意志を持っている。私なら、イリアお嬢様の色香に惑わされていたでしょう。あなたは、私の信頼に足る人物だ。だから、私はあなたを……認めた。」
 ……いや、俺はあんな釘の刺され方をして、欲望に流される程の猛者ではないだけですけど?あわよくば!って思ってたし?ヘタレで俺は良かった。そう思った。

 とりあえず、今、必要な物と言えば、包丁に鍋やフライパンと……その他色々。
 あ、防具に武器も買わないといけないなぁ。イリアに焼き尽くされて、全部ボロボロになったから……食材の大ニワトリも丸焦げになって持って帰れなかったし……。とりあえずはこんな物か。
 俺は書き出したメモをターニャさんに渡した。
 メモを受け取り、一通り目を通したターニャさんの行動は素早かった。時間のロスが無いように、無駄なく移動し、値段交渉まで行ってくれた。なんと優秀なメイドさんなのだろう。
 ターニャさんのおかげで、買い物は順調に終わった。結局、昨日、100000エルウォン稼いだけど、あっという間に散財だ。フライパンや鍋は特注品となり高額だし、王名許可証なんて1000000エルウォンする。到底、店をひらくなんて、まだかなり先になりそうだ。
 溜め息混じりに商店街を歩く。
 あっ、ちなみに、この世界に傘はない。雨は魔法で弾くらしい。ターニャさんが家をでる前に、俺にかけてくれた。
 そうだ。俺達が食べる食材も買わないとな。この世界には冷蔵庫なんかないから、その日食べる物か日持ちする物しか買わないし、売ってないらしい。不便だ。これは何か解決策を見つけないと、冷蔵庫に代わる何かを……。
 思いの外、やることは山積みだ。
 とりあえず、昨日食えなかった、大ニワトリの肉でも買って、試しに料理を作ってみるか。どんな味かまだ分からないし、どの部位がどんな料理に合うか分からないしな。

 家に帰り、早速、調理する。
 それを、ターニャさんは興味深そうにのぞき込んできた。
 「何をお作りになられるのですか?ヤマト様?」 
 「ああ。大ニワトリを、からあげにしてみようと思ってね。」
 「からあげ?それは、どのような物なのでしょう?」
 「あれ?ターニャさんもイリアと一緒に、ウチの店に食べに来た事あるんじゃないの?」
 「いいえ、ありませんよ。私が人間界に行ったのは、ヤマト様をお迎えに行ったあの日が初めてでございます。日頃は、イリアお嬢様が、お一人でお出掛けになりますので……。」
 迎えに行ったって……あの時は、何も言わずにただ突き落としただけじゃないか……まあ、そんな事を言ったら怒られそうだらか、言わないけど……。
 「とりのからあげと言ってですね。下味をつけた鶏肉にころもをつけて揚げるんですよ。大ニワトリって言うくらいだから、ニワトリとあまり変わらないのではないかと思いましてね。」
 「大ニワトリの事は、そうかも知れませんが、……揚げる?ですか?何ですか?それは??焼くや炊くではなくて?」
 「はい。そうですよ。揚げるです。まあ、見てて下さい。」
 今日買った大ニワトリの肉は、ムネ肉、モモ肉、そして骨付きのモモ肉。驚いたのは、ちゃんと骨から切り分けられた肉が売ってあった事。
 大ニワトリの肉以外にも、お手頃な豚肉や、少しお高い牛肉もあった。同じ豚や牛でも値段が違ったりもした。聞き慣れない名前の肉まであった。小麦粉や片栗粉も、ちゃんとあったしな。資金さえ貯まって、時間さえかければ、前の店と同じような店は出来るだろう。肝心な味も確かめないとだけど。
 では、早速、調理に掛かろう。醤油がないから、味付けも凄くシンプルな物になるだろう。
 とりあえず、ターニャさんに言ったように、試作でモモ肉は塩からあげにしてみよう。
 胸肉はチキンカツにしてみようかな。そして、骨付きのモモ肉は素揚げだ。
 そこで、俺はふと思いついた。どうせなら先行投資をしてみよう。ターニャさんが知らないということは、やはり、この世界に揚げ物はない。他の人も知らないのだろう。
 昨日の今日で知り合いも居ないし、ギルドならアリシアさんも居るし、ギルドに持って行けば、ギルドに名前を売っておく事にもなるかもしれないし、酒場もあったんだ。
 そこで商売も出来るかもしれないし、評判も気になる。ついでに情報収集も出来るかもしれないしな。ターニャさんも居るから手伝ってもらって食材の事を詳しく調べてみよう。
 骨付き肉とチキンカツはイリアが帰ってきてからに3人で食べる事にして……大量には買って無いから。
 早速、俺は塩から揚げの仕込みにはいる。
 日本酒がないからな。イリアから教えてもらった果実酒で代用してみよう。
 骨から切り分けられているモモ肉を一口大に切って、酒、砂糖、塩、コショウ、すりおろしたニンニクとショウガを入れてもみ込み、しばらく置く。冷蔵庫があれば、その中で半日くらい寝かせてもいいのだけれど……。
 しばらく置いたら、片栗粉をまぶして揚げる。
 ここで、真剣に見ていたターニャさんの声がもれる。
 「あっ……。凄い音……。シュワシュワシュワって不思議な音に、何とも表現しがたい良い香りですね。昨日まで、嗅いだ事のない香りでした。焼く香ばしさとは違う。何とも食欲をそそる匂い。」
 「そうでしょ?幸せの音に幸せの香りですよ。衣に良い色がついたら、取り出して、余分な油を落とします。」
 よし!出来た!!
 アツアツの唐揚げを串に刺して、ターニャさんにも渡す。
 「熱いですから、息で冷ましながら食べて下さいね。」
 「……はい。」
 フーフーとターニャさんは息を掛け冷まし、一口かじった。それを見て、俺も一口。
 少し果実酒で作ったので色味が赤いが、味はいいぞ!これなら、いけるんじゃない?そう思いながら、隣りのターニャさんを見る。
 すると、ターニャさんは小刻みに震えていた。そして、次の瞬間、大声をあげ俺の肩を両手で掴んだ。
 「な、何ですか?!この料理は!!これが、あの大ニワトリだなんて、有り得ない!!ど、どんな魔法を使ったのですか?!」
 ちゃっ!何?!やだ、この子?!昨日の事といい、直ぐにキレちゃう子!!
 「いえ!何もしてせんよ!!ただ、普通に唐揚げを作っただけですよ!しかも、俺、魔力0ですし!」
 魔力0だなんて……自分で言って恥ずかしい。
 「なら、私にも作れますか!」
 「はい……。それは作れますよ。」
 「それならば、私にも教えて下さい!!お願いします!!!」
 そう言いながら、ターニャさんは俺の肩を前後左右に揺らしまくる。
 俺はターニャさんに、からあげの作り方をメモした紙を渡した。
 「……ふふふ。これがアナタの手口なのですね。やっと分かりましたよ。これなら、イリアお嬢様が誘惑されたのも頷けます。しかし、です!私にも作り方が分かった以上、これで、イリアお嬢様は完全に私の物に!!ふふふ……あははははは!!」
 ターニャさんは意味不明な事を叫びながら、走って家を後にした。
 何かエルフって、やはり変わってる人多いのかな?ちょっと、これからの生活が不安になってきたんですけど……。
 まあ、考えても仕方ないのかな?じゃんじゃん、揚げよう。ターニャさんの様子だと、味は問題ないはずだし。

 わぉ!気がついた時には、山盛りのから揚げが出来てしまった。これだけあれば、ギルド内はまかなえるだろう。
 ラップなんてもちろん無い。雨を弾いてくれる魔法をかけてくれる人もいない。濡れないように布を被せ、ギルドへ向かった。
 「あら?石ツブテ様……あっと、もとい、ヤマト様。今日は、お一人ですか?」
 アリシアさんは隠すことなく、石ツブテと言いやがった。石ツブテをバカにするんじゃねぇぞ!あれは凄い技だ。それを一度見ただけで……もう、コイツはさん付けで呼ばない。呼び捨てで十分だ。
 「ああ。アリシア。ちょっとコレを食べて貰いたくてね。」
 布を取り、塩からあげをアリシアに見せた。
 「これは?」
 「これは、塩からあげだ。一つ食べてみてくれないか?」
 「塩からあげ?何ですか?それは??食べられるのですか??」
 「ああ。俺の元居た世界の美味しい食べ物だ。」 
 「石ツブテ様……いや、ヤマト様は人間界では料理人だったのですか?」
 「ああ、そうだ。」
 「そうだったのですか……なら、異文化交流という事で一つ。」
 アリシアは塩からあげを一つ手に取り、口へと運ぶ。
 「ぐは~~っ!!」
 塩からあげを口にした瞬間、アリシアは仰け反り、後ろへ椅子ごと倒れようとする。
 「ど、どうした!?アリシア!!」
 間一髪、倒れるのを踏みとどまったアリシアは、恍惚の笑みを浮かべ姿勢を元へ戻すが。
 「グ、グヘヘ……グヘヘヘヘ。恐ろしい。ヤ、ヤマト様。あなたは実に恐ろしいお方だ。この私を籠絡、懐柔させるおつもりか?何が狙いです?ギルドの情報?クエストの斡旋?」
 「は?」
 アリシアの様子が変だ。訳の分からない事を口走っている。
 「は!いや!もしや!ギルドのアイドル!ギルドの女神と言われている私の体?!こ、これは!!惚れ薬でも仕込んだ食べ物なんでしょうか!?」
 何を言っているんだ、この子は……。そして。
 「これは、何のお肉なのですか?」
 「大ニワトリだが??」
 訳の分からない言葉は無視して、真っ当な質問に俺は答え、アリシアは驚愕する。
 「あ、あの……パサパサ感が売りの……あの、大ニワトリ??ど!どんな魔法を使ったのですか!!やはり、惚れ薬?!はっ!ヤマト様!!も、もしや、い、石ツブテを!?」
 「『石ツブテ』」
 俺は唱えて、石ツブテでアリシアの頭を殴る。アリシアは沈黙して落ちた。
 どうやって、石ツブテを使うのやら。溜め息しか出なかった。

 数分後。
 「取り乱してしまい、申し訳ありませんでした。この私を気絶させるとは、『石ツブテ』侮れません。」
 アリシアは自分の頭に回復魔法を掛けながら謝ってくる。
 「こちらこそ、すまなかった。で、美味しかったか?」
 アリシアは何度も頷く。
 「美味しいどころではありませんでした。まさか、あの大ニワトリがこんなに美味しいとは……。」
 「そんなに美味かったか、ならもう一個やろう。」
 アリシアは瞳を輝かせ、嬉しそうに手に取った。
 「……ヤマト様。イリアも、このようにして、籠絡、懐柔して、手玉に取ったのですね。ただのイケメンではないと思っていましたが……。これは堕ちてしまいます。」
 うっとりした表情でアリシアは塩からあげを口に含む。何気にセクシーだった。
 そして、気がつけば、ギルドの職員達が大勢集まっていた。
 皆、珍しそうに、そして、食べたそうにする。
 「ささ。皆さん、どうぞ。どうぞ~。」
 俺は皆に配って歩いた。
 そして、酒場に居る冒険者達にも配って回る。
 あちこちで、絶叫がこだまする。
 予想以上に大盛況だった。売り込み成功だ。
 
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