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王名許可証
王名許可証6
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ぶっ倒れたイリアを運び、大ニワトリを捌く。
捌いた、大ニワトリに骨はあまりなく、聞いていた通り、内臓系はない。
手羽先、手羽元、ささみ、ムネと言った部位など切り分けをする事は不可能。
正確に言うと、切る事は出来る。しかし、手羽先のような部位にはならない。全身、皮付きのモモ肉のような感じだった。何とも不思議な気分だ。骨も買ったやつのようにしっかりしていない。簡単に取れるし。
どういう構造になっているんだ?プラモの骨組みかよ?いや、それより簡単じゃない?
……俺が考えても仕方がないか。木箱を確認する。
思っていた通り、強めに設定していた方には霜ができ、もう一つもいい感じに冷えていた。簡易の冷蔵庫と冷凍庫の完成だ。これなら、寝かせる事や冷凍保存も出来るようになるだろう。願わくば、もっと密閉性の高い物に入れればよいのだろうけど……。不安視していた風魔法の魔原石が凍ってしまって効力を発揮出来ない。という問題は発生しなかった。案外、冷蔵庫問題は解決しそうだった。
とりあえず、晩飯の準備をしよう。
「イリア。大丈夫か?挑発して悪かったな。夜は何を食べたい?お粥か??」
俺がそう聞くと、イリアは弱々しく。
「き、昨日、アリシア達に食べさせたという、塩からあげをお願いできませんでしょう……か?」
食欲はあるようだ。俺は安心して頷き調理を始める。
早速、寝かせるのに役に立つぜ。簡易冷蔵庫。
今日は遅いから無理だけど、明日の分を漬け込んでおこうか。アリシアにも明日食べさせたいし、醤油ベースのからあげも漬け込もう。俺は、からあげを漬け込んでみる事にした。
少し遅くなった晩食中。
「イリアよ。魔法の詠唱は一から十まで全部詠唱しなきゃいけないのか?」
「ひいえ。威力はおちまひゅが、しゃいてい、いっしぇちゅ、いちゅぶん……を詠唱すれば大丈夫ですよ?まあ、ぶっちゃけ、私の場合は魔法名を言えば良いわけです。」
回復したイリアは途中、口の中のを飲み込んで言う。どうやら威力は落ちるが、名前を詠唱すればよいらしい。
「なら、お前も省けばいいんじゃないか?」
俺の言うことにイリアは困った顔をする。
「私も省いてはいますよ。ファイアーボールって名前だけだったじゃないですか?今日は。最初は、『焼き払え』も唱えましたけど。それでも上手く調整できないのです。」
……そうだったのか。省いてあの威力なら、コイツの魔力はやはり半端ないな。なら、何でコイツは王宮魔術師を辞めたんだろう?魔力の強い魔術師は重宝されないのだろうか?それとも、魔力が強過ぎて、この前の俺のようになるからか??
「俺は魔法を使えないから、何とでも言えるけどお前の魔法は調整する必要がある。狭い通路なんかで魔法を使わないといけない時には特にそうだ。」
イリアは頷く。
「よし!明日からお金稼ぎも兼ねての特訓だ!」
「はい。よろしくお願いします。」
俺達は明日からお金稼ぎとイリアの魔法修行を始める事にした。
翌朝。
俺達はコーエンの洞窟に居た。
この際、大ニワトリの首だけを狙うと言う、高度過ぎるテクニックより、まず、大ニワトリを一羽、仕留めるという事にシフトチェンジする。
まず、周りに迷惑を掛けない事を重要視だ。
「イリアよ。お前が少しでも魔法修行の成果が出たのなら、今日もお前の好きな食いたい物を俺が作ってやろう。」
「本当ですか!?なら、今日はトンカツで!!」
イリアは意気揚々と魔法を繰り出す。
最初から詠唱はもう一文。つまり魔法の名前だ。
ちなみに、ファイアーボールの全詠唱は『我が求めるは炎 我の行く道 遮る物を焼滅させし炎 焼き払え ファイアーボール』らしい。ちと、ダサいような気がするのは俺だけだろうか?
「『ファイヤーボール』」
イリア曰わく、蘇生魔法以外は万能に使えるらしく。ファイヤーボールは初歩的な火魔法らしい。一応、俺を焼いた時も気は使ったのかもな……。
最低威力の短文詠唱。ゴールデン大ニワトリを焼き払った時より威力は弱いけれど、それでも威力はかなりの物だ。大ニワトリの集団をまとめて葬り去っていく。
ゲームなんかなら、これでいいのだろうけど、実際だと、術者本人以外はダメージをくらうのだ。
なので、ダンジョンに居る他の冒険者や俺も下手をすれば、この前のように危険な目に遭う。モンスターだけダメージを食らうという、優しい設定ではない。
何としてでもイリアには魔力を制御してもらう術を身に付けてもらわなければならない。
イリアは魔法を撃ちまくった。しかし、何の変化もない。
初日はご褒美なく過ぎた。
そして、気がつけば、ご褒美の無いまま、十日が過ぎていた。変化は一向に見られない。というか、どちらかと言うと威力が増している。そう言えば、魔法は使えば威力も精度もあがるんだっけか?威力も上がって、精度も上がっていると言うべきなのだろう。
十日間の間に数回、からあげを揚げて持って来た、ターニャさんにファイヤーボールのお手本を見せてもらったが、意味はあまりなかった。と言うか、ターニャさんは「魔力調整の出来ない、イリアお嬢様って……超萌えませんか?」などという始末。
『萌え』とか使うんだ。と思ったが、それはスルーした。だって、なんか直感が言うんだもん。ややこしくなる。って。
まあ、はっきり言って、この人は、イリアの事になると、ほとんど、あてにならなかった。
「『ファイヤーボール!!』」
イリアは今日もコーエンの洞窟で魔法を撃つ。
よくマンガやアニメなんかで言ってたけど、魔力を練るってどうやるんだろうな?
俺のスキル『石ツブテ』は投げる力に強弱をつけるだけで強さは変わるし、石ツブテの大きさは何回唱えても変わらない。イメージしても形なんかは変わらない。少し、イリアに聞いてみようかな。
「お~い。イリア。少し休憩しよう。」
「……はい。」
イリアに水筒と、この世界にもあったチョコレートを渡した。案外、共通な食べ物は多いな、やっぱり。
「なあ、イリア。魔力ってどうやって練るんだ?」
「魔力を練る?ですか??なんですか?それは?」
え?魔力って練るんじゃないの?なんの為の長文詠唱よ?
「長文を口ずさむと魔力はあがるんだろう?」
「そうですね。言葉を発する事で魔力が紡がれていきますね。それを練ると言うのならそうかもしれませんね。」
あっ、言い方の違いか。
「イメージとかはしないのか?」
俺の質問にイリアはまた不思議そうにする。
「魔法にイメージなんて必要なのですか?他の魔術師の方がどうかは分かりませんが、私はイメージしていないと思います。魔法は極論、砲台ですし。強力な一発で多数または巨大を打ち倒す。これが魔法の極意だと思いますし。もし、私がイメージをしているとするならば、多くの敵を倒す事をイメージ、巨悪を倒すイメージをしているのかもしれません。」
ん?もしかして、ここにイリアの魔力を抑えるポイントがあるのかもしれないぞ?イメージをしていない。もしくは、常に多数か巨大の敵を倒すイメージをしているなら、単体を小さな敵を倒すイメージをしてみるのもいいのかもしれない。力を抜け!とかそんな事より、単体を倒すイメージ。単体に集中する。そんな事をやって来なかったのかもしれない。意識で抑えようとするのではなく、敵単体に集中してみるのもいいのかもしれない。
「なあ、イリア。今度はイメージしてみてくれないか?あの、大ニワトリ一羽だけに。一羽を焼き払うだけ、それだけにイメージしてみてくれ。単体を攻撃するってやったことあるか?」
イリアは顎に手をやり考える。
「確かに、私は単体の小さな敵に魔法を撃った事はありませんね。王宮魔術師として働いている時も、常におびただしい数のモンスターか大型のモンスターとしか対峙してきませんでしたから。この洞窟でも、単体とは意識していませんでした。ずっと数羽ずつ出現していましたし。」
ちなみに、この前、イリアに教えてもらったのだが、回復魔法は単体にしか使えないらしい。それも魔法をかける相手に触れていないと効果がないと。
「それじゃあ、休憩が終わったら、単体に集中してやってみよう。他の大ニワトリは俺が倒すから。」
「はい。」
俺達はもう少し休憩して、特訓を再開する事にした。
捌いた、大ニワトリに骨はあまりなく、聞いていた通り、内臓系はない。
手羽先、手羽元、ささみ、ムネと言った部位など切り分けをする事は不可能。
正確に言うと、切る事は出来る。しかし、手羽先のような部位にはならない。全身、皮付きのモモ肉のような感じだった。何とも不思議な気分だ。骨も買ったやつのようにしっかりしていない。簡単に取れるし。
どういう構造になっているんだ?プラモの骨組みかよ?いや、それより簡単じゃない?
……俺が考えても仕方がないか。木箱を確認する。
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とりあえず、晩飯の準備をしよう。
「イリア。大丈夫か?挑発して悪かったな。夜は何を食べたい?お粥か??」
俺がそう聞くと、イリアは弱々しく。
「き、昨日、アリシア達に食べさせたという、塩からあげをお願いできませんでしょう……か?」
食欲はあるようだ。俺は安心して頷き調理を始める。
早速、寝かせるのに役に立つぜ。簡易冷蔵庫。
今日は遅いから無理だけど、明日の分を漬け込んでおこうか。アリシアにも明日食べさせたいし、醤油ベースのからあげも漬け込もう。俺は、からあげを漬け込んでみる事にした。
少し遅くなった晩食中。
「イリアよ。魔法の詠唱は一から十まで全部詠唱しなきゃいけないのか?」
「ひいえ。威力はおちまひゅが、しゃいてい、いっしぇちゅ、いちゅぶん……を詠唱すれば大丈夫ですよ?まあ、ぶっちゃけ、私の場合は魔法名を言えば良いわけです。」
回復したイリアは途中、口の中のを飲み込んで言う。どうやら威力は落ちるが、名前を詠唱すればよいらしい。
「なら、お前も省けばいいんじゃないか?」
俺の言うことにイリアは困った顔をする。
「私も省いてはいますよ。ファイアーボールって名前だけだったじゃないですか?今日は。最初は、『焼き払え』も唱えましたけど。それでも上手く調整できないのです。」
……そうだったのか。省いてあの威力なら、コイツの魔力はやはり半端ないな。なら、何でコイツは王宮魔術師を辞めたんだろう?魔力の強い魔術師は重宝されないのだろうか?それとも、魔力が強過ぎて、この前の俺のようになるからか??
「俺は魔法を使えないから、何とでも言えるけどお前の魔法は調整する必要がある。狭い通路なんかで魔法を使わないといけない時には特にそうだ。」
イリアは頷く。
「よし!明日からお金稼ぎも兼ねての特訓だ!」
「はい。よろしくお願いします。」
俺達は明日からお金稼ぎとイリアの魔法修行を始める事にした。
翌朝。
俺達はコーエンの洞窟に居た。
この際、大ニワトリの首だけを狙うと言う、高度過ぎるテクニックより、まず、大ニワトリを一羽、仕留めるという事にシフトチェンジする。
まず、周りに迷惑を掛けない事を重要視だ。
「イリアよ。お前が少しでも魔法修行の成果が出たのなら、今日もお前の好きな食いたい物を俺が作ってやろう。」
「本当ですか!?なら、今日はトンカツで!!」
イリアは意気揚々と魔法を繰り出す。
最初から詠唱はもう一文。つまり魔法の名前だ。
ちなみに、ファイアーボールの全詠唱は『我が求めるは炎 我の行く道 遮る物を焼滅させし炎 焼き払え ファイアーボール』らしい。ちと、ダサいような気がするのは俺だけだろうか?
「『ファイヤーボール』」
イリア曰わく、蘇生魔法以外は万能に使えるらしく。ファイヤーボールは初歩的な火魔法らしい。一応、俺を焼いた時も気は使ったのかもな……。
最低威力の短文詠唱。ゴールデン大ニワトリを焼き払った時より威力は弱いけれど、それでも威力はかなりの物だ。大ニワトリの集団をまとめて葬り去っていく。
ゲームなんかなら、これでいいのだろうけど、実際だと、術者本人以外はダメージをくらうのだ。
なので、ダンジョンに居る他の冒険者や俺も下手をすれば、この前のように危険な目に遭う。モンスターだけダメージを食らうという、優しい設定ではない。
何としてでもイリアには魔力を制御してもらう術を身に付けてもらわなければならない。
イリアは魔法を撃ちまくった。しかし、何の変化もない。
初日はご褒美なく過ぎた。
そして、気がつけば、ご褒美の無いまま、十日が過ぎていた。変化は一向に見られない。というか、どちらかと言うと威力が増している。そう言えば、魔法は使えば威力も精度もあがるんだっけか?威力も上がって、精度も上がっていると言うべきなのだろう。
十日間の間に数回、からあげを揚げて持って来た、ターニャさんにファイヤーボールのお手本を見せてもらったが、意味はあまりなかった。と言うか、ターニャさんは「魔力調整の出来ない、イリアお嬢様って……超萌えませんか?」などという始末。
『萌え』とか使うんだ。と思ったが、それはスルーした。だって、なんか直感が言うんだもん。ややこしくなる。って。
まあ、はっきり言って、この人は、イリアの事になると、ほとんど、あてにならなかった。
「『ファイヤーボール!!』」
イリアは今日もコーエンの洞窟で魔法を撃つ。
よくマンガやアニメなんかで言ってたけど、魔力を練るってどうやるんだろうな?
俺のスキル『石ツブテ』は投げる力に強弱をつけるだけで強さは変わるし、石ツブテの大きさは何回唱えても変わらない。イメージしても形なんかは変わらない。少し、イリアに聞いてみようかな。
「お~い。イリア。少し休憩しよう。」
「……はい。」
イリアに水筒と、この世界にもあったチョコレートを渡した。案外、共通な食べ物は多いな、やっぱり。
「なあ、イリア。魔力ってどうやって練るんだ?」
「魔力を練る?ですか??なんですか?それは?」
え?魔力って練るんじゃないの?なんの為の長文詠唱よ?
「長文を口ずさむと魔力はあがるんだろう?」
「そうですね。言葉を発する事で魔力が紡がれていきますね。それを練ると言うのならそうかもしれませんね。」
あっ、言い方の違いか。
「イメージとかはしないのか?」
俺の質問にイリアはまた不思議そうにする。
「魔法にイメージなんて必要なのですか?他の魔術師の方がどうかは分かりませんが、私はイメージしていないと思います。魔法は極論、砲台ですし。強力な一発で多数または巨大を打ち倒す。これが魔法の極意だと思いますし。もし、私がイメージをしているとするならば、多くの敵を倒す事をイメージ、巨悪を倒すイメージをしているのかもしれません。」
ん?もしかして、ここにイリアの魔力を抑えるポイントがあるのかもしれないぞ?イメージをしていない。もしくは、常に多数か巨大の敵を倒すイメージをしているなら、単体を小さな敵を倒すイメージをしてみるのもいいのかもしれない。力を抜け!とかそんな事より、単体を倒すイメージ。単体に集中する。そんな事をやって来なかったのかもしれない。意識で抑えようとするのではなく、敵単体に集中してみるのもいいのかもしれない。
「なあ、イリア。今度はイメージしてみてくれないか?あの、大ニワトリ一羽だけに。一羽を焼き払うだけ、それだけにイメージしてみてくれ。単体を攻撃するってやったことあるか?」
イリアは顎に手をやり考える。
「確かに、私は単体の小さな敵に魔法を撃った事はありませんね。王宮魔術師として働いている時も、常におびただしい数のモンスターか大型のモンスターとしか対峙してきませんでしたから。この洞窟でも、単体とは意識していませんでした。ずっと数羽ずつ出現していましたし。」
ちなみに、この前、イリアに教えてもらったのだが、回復魔法は単体にしか使えないらしい。それも魔法をかける相手に触れていないと効果がないと。
「それじゃあ、休憩が終わったら、単体に集中してやってみよう。他の大ニワトリは俺が倒すから。」
「はい。」
俺達はもう少し休憩して、特訓を再開する事にした。
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