揚げ物、お好きですか?リメイク版

ツ~

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ただいま、バイト募集中!!

ただいま、バイト募集中!!2

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 ここは、アミッドの洞窟、地下三階層。初の洞窟だ。
 クエストボードに貼ってあった、トードの足肉×5本、納品。のクエストを受けて潜っている。
 アリシア曰わく、俺のステータスなら楽勝レベル。ただし、トードの出る階層より何階層か下ると極端にレベルが上がって、俺のステータスでは太刀打ち出来ないと、助言された。要はトードの出る三階層から下に潜らなければ大丈夫だって事。
 そして、一階層は、コーエンの洞窟と同じように、セーフティーゾーンのようだった。
 三階層で、俺は怒りをぶつけるように、トードを狩っている。
 トードはカエルだ。人の腰くらいある大きなカエル。舌を使った攻撃は威力が高いとアリシアから聞いたが、怒ったスケルトンの攻撃に比べるとスピードは劣る。俺はそれを避けながら……斬る!!
 何匹斬り伏せただろう?やっと、トードの攻撃が止む。
 ふぅ。この辺りのトードは狩ったようだな。
 一息ついて、昨日の事を思い出していた。
 ……本当にエルフは融通がきかない。たかが、休みの一日を冒険にあてるだけだろう?確かにイリアと週一で休みはとるって、約束をしたけど……。あんなに怒ることはないだろ?ったく。そんなに怒る事かよ……。
 でも、結局イリアはその後、帰っては来なかった。余程、約束を破るという事は重大なんだろう。
 そう、トードを狩ってイラつきも収まったのか、少し冷静になった。
 元の家に戻ったのだろうか?
 友達の所か城にでも泊まったのだろうか?
 探しに行けば良かったか?
 追い掛けるべきだったのか??
 なんだかんだ、心配ではある……。
 そういった複雑な思いが俺の頭の中を駆け巡る。
 ご飯はちゃんと食べたのだろうか?朝は分からないが、昼には帰ってくるだろう。そう思って昼飯は作って置いてきた。帰って来てくれてれば良いのだけれど……。
 
 何時もは、イリアと一緒にやるか、イリアがやってくれる剥ぎ取り作業。
 やたらめったらと、トードを狩ったので、依頼の品『トードの足肉』をゲットするのに、もの凄く効率が悪かった事が、一段落して分かった。
 かなりの数を倒したと思ったのだが、結局は五匹だけが原形を留めるだけだったのだ。
 どこを攻撃すれば食材が取れるのかも分からなかったし。
 こんな所も、イリア任せだった……。
 それに、あんなに大きかったはずのトード。剥ぎ取りをしたら、大ニワトリよりも、かなり小さい……元の世界のニワトリくらいだろうか?その足の肉程度になっていた。
 エンジェルポークやビッグホーンで見たなれていたけれど、やはり不思議すぎた。
 
 あたたた。
 剥ぎ取り作業を終え、腰を叩く。
 あ~。こういう動作はおっさんの時のまんまだな。変わらない。
 そして、腰を叩く手が自然と腰にあるダガーに触れた時の、お揃いだと言ってイリアが喜んだ姿を思い出した。
 少し冷静になって、また考える。
 約束を破ったのは俺なんだ……。
 冒険を再開する時に、約束していたんだ。
 必ず一週間に一日は休日を作るって……。
 俺の身体を心配して、そうしてくれたのに……。約束を俺は破ったんだ。
 エルフは、約束事を大事にする種族だって事を忘れていた。人間の俺には小さな事でも、エルフのイリアには重要な事なのだ。
 クエストも達成したし、帰ろう。帰ったら、謝ろう。
 そうだ。今日はアイツの好きな物を作ってやろう。それで許してくれるか分からないけど、そうしよう。
 俺はダンジョンを後にしようとした。が、壁に突起物を発見する。
 あれ?なんだこの突起物は?? 
 俺は好奇心でそれを触ってみる。すると、地面が割れる。落とし穴だ!!しまった!!
 俺は落とし穴に落ちた。
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