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隻眼のワイバーン(イリア回想)
隻眼のワイバーン6
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「アメニ村、ビタッチ村、メタポス村。この近隣、数キロを、世界法五条に基づき、燃やします。」
私の言葉に、誰一人として反発する者はなかった。
「火を放った後、この場で、毒の解明を始めます。エターナ、よろしいですか?」
私達も感染しているであろう状態では、王都には帰れない。帰ってしまえば、私達が今度はウイルスをばら撒く事になる。
「了解したわ。準備はしてあるわよ。」
「それでは、数名、ゲートを使ってビタッチ村、メタポス村まで行って下さい。私がたいまつで火を放ったのを、通信水晶で確認の後、火を放って下さい。」
そう言い、私は祈りを捧げた後、たいまつを手に取り、村に火を放った。
火は、風も無く、油なども使っていないのに、瞬く間に燃え広がっていく。
そうだ。魔術師隊員の彼も、弔ってあげなくては。なぜか、私は彼の事が気になった。
そして、一人、彼の眠る所へ足を運ぶ。
しかし……。彼の遺体が……ない。誰かが、運んだのだろうか?
「すみません。彼の遺体は、どこへやったのですか?」
私は、近くで仕事をしていた救護班員にたずねた。
「え?彼??彼と言いますと?」
救護班員は彼の遺体を見ていないのだろうか?
「はい。先行隊でアメニ村に赴いた、魔術師隊員の遺体がここに安置してあったはずですが?」
「私は見ていません。他の者にも聞いてきます。」
そう言い、救護班員は走って他の人にも聞きに行ってくれた。
誰か、弔ってくれたのだろうか?そんな事を考えいると、魔術師隊員が息を切らし、走って私の元へとやってきた。
「イ、イリア様!ご報告が御座います!!」
「どうしたのですか?」
「ワ、ワイバーンの遺体から、突然、鱗が剥がれ落ちました。そ、そして、それを手に取り確認したところ………。」
私は、魔術師隊員から剥がれ落ちたワイバーンの鱗を確認する。そして、鱗の裏側を見た時に驚愕した。
『毒に感染した者には、この鱗を砕いて飲ませよ。さすれば、毒はたちまち完治するであろう。』
そう書かれてある。
な、何だ!!このふざけた物は!!
「何ですか!これは!!」
「私にも、それは分かりません!!」
私は、それを聞いて走り出した。
もし、これが本当ならば、まだ間に合う!あの村の人達を救える!!まだ、炎は村全体には行き届いていないはず!!
私は全力で駆けた、そして、戻った光景を見て、唖然とした。
炎は猛烈な勢いで燃え広がり、村全体を覆っていた。そして、ワイバーンからは鱗は落ちていない。
……どういうこと……なの?
「イリア。どうした?ぼ~っとして。」
エリは私の所へやってきて、心配そうに声をかけてくれる。
「エ、エリ……コレを……。」
私は、魔術師隊員から受け取った、ワイバーンの鱗をエリに渡した。そして、エリも鱗の裏を見て憤る。
「な!何だい!!これは!?おい!誰でもいい!ワイバーンを調べろ!!!」
ワイバーンの近くに居た騎士団員が、ワイバーンに触れた。そして、その瞬間。
ワイバーンの体から、全ての鱗が音を立てて剥がれ落ちていく。
私とエリは急いで、剥がれ落ちたワイバーンの鱗の裏を確認する。
「くそ!!なめやがって!!!」
エリは悔しさのあまり、叫び。私は、意気消沈した。
ワイバーンの鱗の裏には、全て同じ言葉が書いてあった。
いったい、何だったんだろう?
神々は、何をしたかったのか?分からない。
毒は、書いてある記述通りに治った。しかも、飲みやすいように甘く、砂糖菓子のように簡単に砕け、口に含んだだけで溶けてしまう程だった。
あんなに強固だったはずの鱗が……有り得ない。
そして、先行隊の彼を見た者は、私と治療をおこなったエターナだけだった。私に鱗を持って来た、魔術師隊員の姿も見た者は、私だけだった。
私の言葉に、誰一人として反発する者はなかった。
「火を放った後、この場で、毒の解明を始めます。エターナ、よろしいですか?」
私達も感染しているであろう状態では、王都には帰れない。帰ってしまえば、私達が今度はウイルスをばら撒く事になる。
「了解したわ。準備はしてあるわよ。」
「それでは、数名、ゲートを使ってビタッチ村、メタポス村まで行って下さい。私がたいまつで火を放ったのを、通信水晶で確認の後、火を放って下さい。」
そう言い、私は祈りを捧げた後、たいまつを手に取り、村に火を放った。
火は、風も無く、油なども使っていないのに、瞬く間に燃え広がっていく。
そうだ。魔術師隊員の彼も、弔ってあげなくては。なぜか、私は彼の事が気になった。
そして、一人、彼の眠る所へ足を運ぶ。
しかし……。彼の遺体が……ない。誰かが、運んだのだろうか?
「すみません。彼の遺体は、どこへやったのですか?」
私は、近くで仕事をしていた救護班員にたずねた。
「え?彼??彼と言いますと?」
救護班員は彼の遺体を見ていないのだろうか?
「はい。先行隊でアメニ村に赴いた、魔術師隊員の遺体がここに安置してあったはずですが?」
「私は見ていません。他の者にも聞いてきます。」
そう言い、救護班員は走って他の人にも聞きに行ってくれた。
誰か、弔ってくれたのだろうか?そんな事を考えいると、魔術師隊員が息を切らし、走って私の元へとやってきた。
「イ、イリア様!ご報告が御座います!!」
「どうしたのですか?」
「ワ、ワイバーンの遺体から、突然、鱗が剥がれ落ちました。そ、そして、それを手に取り確認したところ………。」
私は、魔術師隊員から剥がれ落ちたワイバーンの鱗を確認する。そして、鱗の裏側を見た時に驚愕した。
『毒に感染した者には、この鱗を砕いて飲ませよ。さすれば、毒はたちまち完治するであろう。』
そう書かれてある。
な、何だ!!このふざけた物は!!
「何ですか!これは!!」
「私にも、それは分かりません!!」
私は、それを聞いて走り出した。
もし、これが本当ならば、まだ間に合う!あの村の人達を救える!!まだ、炎は村全体には行き届いていないはず!!
私は全力で駆けた、そして、戻った光景を見て、唖然とした。
炎は猛烈な勢いで燃え広がり、村全体を覆っていた。そして、ワイバーンからは鱗は落ちていない。
……どういうこと……なの?
「イリア。どうした?ぼ~っとして。」
エリは私の所へやってきて、心配そうに声をかけてくれる。
「エ、エリ……コレを……。」
私は、魔術師隊員から受け取った、ワイバーンの鱗をエリに渡した。そして、エリも鱗の裏を見て憤る。
「な!何だい!!これは!?おい!誰でもいい!ワイバーンを調べろ!!!」
ワイバーンの近くに居た騎士団員が、ワイバーンに触れた。そして、その瞬間。
ワイバーンの体から、全ての鱗が音を立てて剥がれ落ちていく。
私とエリは急いで、剥がれ落ちたワイバーンの鱗の裏を確認する。
「くそ!!なめやがって!!!」
エリは悔しさのあまり、叫び。私は、意気消沈した。
ワイバーンの鱗の裏には、全て同じ言葉が書いてあった。
いったい、何だったんだろう?
神々は、何をしたかったのか?分からない。
毒は、書いてある記述通りに治った。しかも、飲みやすいように甘く、砂糖菓子のように簡単に砕け、口に含んだだけで溶けてしまう程だった。
あんなに強固だったはずの鱗が……有り得ない。
そして、先行隊の彼を見た者は、私と治療をおこなったエターナだけだった。私に鱗を持って来た、魔術師隊員の姿も見た者は、私だけだった。
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