68 / 201
本当の出会いは……
本当の出会いは……4
しおりを挟む
「特別階級証。簡単に言うと、これはですね。一部、貴族位より上の位に許される特権が許される階級証なのです。」
どういうこと?
「この世界は、基本的には『一夫多妻』もしくは『一妻多夫』ではありません。しかし、貴族位より上の位の者には、『一夫多妻』『一妻多夫』の権利が与えられるのです。」
な、なんだって?!
「あれだなぁ。有能なやつの特権ってやつかな~?優秀な遺伝子は、より多く残したい。という事なんだろうね~。」
お義父さんは少し羨ましそうに言う。
「それでも、我々エルフは、あまりそのような方は居ないのですよ?ほとんどの方が、奥様は一人、旦那様は一人。という方がほとんどです。」
なぜかターニャさんは照れて言う。
「それで、話を戻しますが、ヤマト様には、その権利があると言う事です。補足しますと、イリアお嬢様も元勇者のララ殿、元弓術隊総隊長のエリ。そして、三大貴族である私も、その権利を持っています。」
「ララもエリもか?」
「はい。もちろんです。ララ殿は勇者特権。エリも、元弓術隊総隊長の為、特別階級証を所持しています。ただ、ヤマト様が所持しているからと言って、勘違いなされると困ります。この国で特別階級証をお持ちなのは、過去現在、勇者、各隊長を勤められた方とヤマト様のみです。」
ま、マジか?!俺って、そんなに凄い証を頂いたのか?!
「この『一夫多妻』『一妻多夫』の特権の他に特権と言うのは、様々ありますが、代表的な物として、大きいのは、『はじまりのダンジョン』に入れる資格を得られるという事ですかね?」
え?なに?『はじまりのダンジョン』って??
「何?その『はじまりのダンジョン』って言うのは?」
「……ヒック。はじまりのらんじょんと言うのは、お城の……ヒクッ。」
エリが完全に酔っ払った状態で話に入ってきた。
「そも……そも、主様は……ヒック。目の色で、人を判断しな……い。凄い……方なんらりょ~!!」
説明していないのに、酔っ払って話が飛ぶエリ。そう言って、ニヤニヤしながら、そのまま眠りに落ちた。
それを、やたらニコニコしながら、ララは見ている。微動だにしない。……いや。寝息が聞こえる?
ララは、目を開けたまま、器用に座ったまま寝ていた。
俺は二人を寝室に運び、ターニャさんとお義父さん、イリアの付き添いから帰ってきた、お義母さんと飲み直す事になった。
「『はじまりのダンジョン』の事ですが、お城の地下に、通じる道が有ります。いえ、正確に言うと、ダンジョンの上に城が築かれていると言った方が良いでしょう。」
え?城の上に??
「何でそんな事になっているんだ?そこから、モンスターが出てきて、城の人達は危なくないのか?」
「古い書物によれば、かなり危険だったようですね。しかし、一番安全でもあったようです。」
どういうことだ?何が一番安全だったんだ??
「どうして、一番安全だったんだ?城の人が危険に晒されるんだから、安全なはずないじゃないか?」
建築するまでにどれほどの犠牲が出たのかも、どうやって建てていったのかも疑問だ。
「そうですね。お城の者はかなり危険な状態だったでしょう。しかし、そこで食い止める事は出来ます。お城には、先代の女王様もおられましたし、兵士達もおります。モンスターを討伐するのに手っ取り早く、対処出来るのです。」
いや、でも……この世界の要である、女王様が一番の危険に晒されていたわけだろ?それで、本当に良かったのか?
「今は、他のダンジョン同様、『はじまりのダンジョン』も、特殊な封印が施されていますので、モンスターが地上に出ることなく、安全になりました。」
そうか……それなら良かったけど、何でその『はじまりのダンジョン』へ行くのに、この許可証が必要なんだ?
「なぁ。なら、何で、そのダンジョンに入るのに許可証が必要なんだ?」
「それはですね。単純な事なのですが、『はじまりのダンジョン』のモンスターは、とても強力だからです。この特別階級証を持って方は一様にお強い方ばかり、一般の冒険者が侵入していいレベルではないのです。それでこそ、最上級の冒険者……もしくは、魔術師長などの長クラスの実力が無ければ進む事が出来ません。並みの貴族でも太刀打ちは出来ず、今のヤマト様が、もし、『はじまりのダンジョン』へ赴かれるのであれば、私は全力で阻止します。行ってしまわれたら最後。秒で、ヤマト様……アナタは、屍へと変わります。」
うげげ。マジかよ。そんなに強いモンスター出るの?なら、何で俺に特別階級証なんてくれたのよ。女王様は?
「大丈夫ですよ。そんなに深刻な顔をなさらなくても。ヤマト様が『はじまりのダンジョン』へと行く事はないでしょうから。行く意味もないですしね。」
ああ。うん。そうだよな。行く意味というのはターニャさんが言うようにないかもしれない。そんなに危険な所なら特にね。
俺は何故か少し安心した。
どういうこと?
「この世界は、基本的には『一夫多妻』もしくは『一妻多夫』ではありません。しかし、貴族位より上の位の者には、『一夫多妻』『一妻多夫』の権利が与えられるのです。」
な、なんだって?!
「あれだなぁ。有能なやつの特権ってやつかな~?優秀な遺伝子は、より多く残したい。という事なんだろうね~。」
お義父さんは少し羨ましそうに言う。
「それでも、我々エルフは、あまりそのような方は居ないのですよ?ほとんどの方が、奥様は一人、旦那様は一人。という方がほとんどです。」
なぜかターニャさんは照れて言う。
「それで、話を戻しますが、ヤマト様には、その権利があると言う事です。補足しますと、イリアお嬢様も元勇者のララ殿、元弓術隊総隊長のエリ。そして、三大貴族である私も、その権利を持っています。」
「ララもエリもか?」
「はい。もちろんです。ララ殿は勇者特権。エリも、元弓術隊総隊長の為、特別階級証を所持しています。ただ、ヤマト様が所持しているからと言って、勘違いなされると困ります。この国で特別階級証をお持ちなのは、過去現在、勇者、各隊長を勤められた方とヤマト様のみです。」
ま、マジか?!俺って、そんなに凄い証を頂いたのか?!
「この『一夫多妻』『一妻多夫』の特権の他に特権と言うのは、様々ありますが、代表的な物として、大きいのは、『はじまりのダンジョン』に入れる資格を得られるという事ですかね?」
え?なに?『はじまりのダンジョン』って??
「何?その『はじまりのダンジョン』って言うのは?」
「……ヒック。はじまりのらんじょんと言うのは、お城の……ヒクッ。」
エリが完全に酔っ払った状態で話に入ってきた。
「そも……そも、主様は……ヒック。目の色で、人を判断しな……い。凄い……方なんらりょ~!!」
説明していないのに、酔っ払って話が飛ぶエリ。そう言って、ニヤニヤしながら、そのまま眠りに落ちた。
それを、やたらニコニコしながら、ララは見ている。微動だにしない。……いや。寝息が聞こえる?
ララは、目を開けたまま、器用に座ったまま寝ていた。
俺は二人を寝室に運び、ターニャさんとお義父さん、イリアの付き添いから帰ってきた、お義母さんと飲み直す事になった。
「『はじまりのダンジョン』の事ですが、お城の地下に、通じる道が有ります。いえ、正確に言うと、ダンジョンの上に城が築かれていると言った方が良いでしょう。」
え?城の上に??
「何でそんな事になっているんだ?そこから、モンスターが出てきて、城の人達は危なくないのか?」
「古い書物によれば、かなり危険だったようですね。しかし、一番安全でもあったようです。」
どういうことだ?何が一番安全だったんだ??
「どうして、一番安全だったんだ?城の人が危険に晒されるんだから、安全なはずないじゃないか?」
建築するまでにどれほどの犠牲が出たのかも、どうやって建てていったのかも疑問だ。
「そうですね。お城の者はかなり危険な状態だったでしょう。しかし、そこで食い止める事は出来ます。お城には、先代の女王様もおられましたし、兵士達もおります。モンスターを討伐するのに手っ取り早く、対処出来るのです。」
いや、でも……この世界の要である、女王様が一番の危険に晒されていたわけだろ?それで、本当に良かったのか?
「今は、他のダンジョン同様、『はじまりのダンジョン』も、特殊な封印が施されていますので、モンスターが地上に出ることなく、安全になりました。」
そうか……それなら良かったけど、何でその『はじまりのダンジョン』へ行くのに、この許可証が必要なんだ?
「なぁ。なら、何で、そのダンジョンに入るのに許可証が必要なんだ?」
「それはですね。単純な事なのですが、『はじまりのダンジョン』のモンスターは、とても強力だからです。この特別階級証を持って方は一様にお強い方ばかり、一般の冒険者が侵入していいレベルではないのです。それでこそ、最上級の冒険者……もしくは、魔術師長などの長クラスの実力が無ければ進む事が出来ません。並みの貴族でも太刀打ちは出来ず、今のヤマト様が、もし、『はじまりのダンジョン』へ赴かれるのであれば、私は全力で阻止します。行ってしまわれたら最後。秒で、ヤマト様……アナタは、屍へと変わります。」
うげげ。マジかよ。そんなに強いモンスター出るの?なら、何で俺に特別階級証なんてくれたのよ。女王様は?
「大丈夫ですよ。そんなに深刻な顔をなさらなくても。ヤマト様が『はじまりのダンジョン』へと行く事はないでしょうから。行く意味もないですしね。」
ああ。うん。そうだよな。行く意味というのはターニャさんが言うようにないかもしれない。そんなに危険な所なら特にね。
俺は何故か少し安心した。
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる