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アリシア
アリシア6
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『アリシアお嬢様へ
何と書けばよいか、正直、自分でも分かりません。ただ、いくつか言える事があるとしたら、この手紙をお嬢様がお読みになられているのであれば、私はこの世界には居ないでしょう。そして、私の正体もバレている事だと思います。』
アルベダは、やっぱり自分が死ぬかもしれないって分かっていたんだ……。なら、なんでボクにあんなに優しかったの?
『そう。私は、お嬢様と同じバンシーです。お隠ししていたこと、お詫び申し上げます。
私は幼い時に大奥様に拾われ、育てて頂きました。そして、私がお嬢様のお世話をするようになったキッカケは大奥様に頼まれたからです。』
……やはり。お婆様に頼まれたから……なんだ、予想通り……。
予想していた結末に、心は、白一色で塗り潰されそうになる。分かっていた事とはいえ、やはりショックだった。でも、それでも、涙は出なくなっていた。
『でも、信じて下さい。キッカケはそうだったとしても……私がお嬢様を想う気持ちは変わりません。お嬢様との思い出は忘れません。嘘、偽りなく……。』
どういう……こと?ボクを想う気持ち??
そこから、手紙の文字は水で濡れたのか、涙で濡れたのか……インクがぼやけて読めなくなっていった。
アルベダはどんな気持ちだったのだろう?
ボクが今、分かる事はなかった。
読めなくなったような手紙を、そのまま書き直す事も捨てる事もしなかった……いや、出来なかった?それだけ、時間がなかった??
もちろん、死ぬのは怖かっただろう。だから、涙で文字が滲んでいるのだ。そうだ。そうだろう。
読めなくなった文字を辿りながら、最後の文字へと辿り着いた。
『アリシアお嬢様。どうか、お嬢様の未来に幸あらんことを……愛しています。 アルベダ・アルミラーレ』
手紙はそこで終わりを告げる。
一瞬、何が書いてあるか分からなかった。
愛……しています?
その文字だけが頭の中をループする。
アルベダが、ボクを愛してくれて……いた?
「アリシアよ。よかったのぅ。」
女王様は書かれていた事が、分かっていたように、ボクの頭を撫でながら言う。
涙が自然と零れるようになっていた。
声が胸の奥から込み上げてくるのが分かった。
アルベダは、ボクの事を大事にしてくれていた。
アルベダは、ボクの事を好いてくれていた。
アルベダは、ボクの事を……愛してくれていたんだ。
同情じゃなく、ボクを……ボクを……。
アルベダは、この手紙を書く時、どんな思いだっただろう。
悔しかっただろう。
苦しかっただろう。
それでもきっと、ボクの事を想って書いてくれたのだろう。……ボクの幸せを願って。
「ア……アル……ベダ。アルベダ……。アルベダ!アルベダ!!うわぁぁぁぁあ!!!」
何でこの手紙が捨てられず、書き直す事もされずにそのままだったか分かった。
アルベダは一番伝えたかった事が、最後に書けたからだ。残ったからだ。
「アルベダ!ボクも……ボクも愛してるよ!!!」
そう叫び、ボクは女王様に抱きしめられながら、泣き続けた。
そして、次の日。
泣き疲れて寝てしまったボクを女王様は優しく起こしてくれた。
女王様はこの世界で一番偉い方なのに、凄く優しかった。そして、絵本の事について話してくれた。
「アリシアよ。この絵本はな、アルベダがおぬしの為に作った本なのじゃよ。」
「え?」
女王様の言っている意味が、ボクには分からなかった。
絵本をアルベダが??
「そうじゃ。妾はもう、この世界に生まれて3000年以上の時を生きておるが、このような絵本は読んだ事がない。そして、この世界最大である我が国の王立図書館にも、これと同じ本はないのじゃ。そもそも、バンシーを英雄にした本は存在しておらぬ。悲しい事に……。」
え?でも、それが何でアルベダが書いた事になるの??
「何で、アルベダが書いたって分かるのですか?」
ボクは疑問をそのまま女王様にぶつけた。
「ふむ。アリシアよ。この物語の主人公、ゼセンタ少年のフルネームは知っておるか?」
「えっと……ゼセンタ・アルミラーレ。だったと思います。」
ボクの答えに女王様は満足そうに頷いた。
「うむ。ゼセンタ・アルミラーレじゃ。アリシアよ、なにか思い当たる節があるじゃろ?」
思い当たる節……?名前に関係すること?ゼセンタ・アルミラーレ。もしも、女王様が言うように、アルベダが書いたものだったとしたら……アルベダの名前??昨日まで、フルネームは知らなかったけど……アルベダ・アルミラーレ。
…………。
………。
……。
あ!!アルミラーレ!!ゼセンタ少年と同じ名だ!!
「アルベダと少年ゼセンタの名が同じです。」
「うむ。そうじゃ。同じなのじゃ。これでわかったじゃろ?」
「でも、何で、アルベダはボクのために……?」
「ふむ。それは、アリシアに希望を持ってもらいたかった。からじゃないかのぅ?アルベダも、同じバンシーじゃ。おぬしと同じような体験をしたのやもしれぬ。その中には絶望するような事もあったはずじゃ……それでも、前を向く勇気、過ちを許せる強さや優しさ。諦めない意志。信じる力。それらを含めた、希望を持ってもらいたかったのじゃろう。」
「……アルベダ。」
だから、アルベダは諦めないないで。って言っていたのか……。信じて、諦めないでって……。
きっと、何があっても希望を捨てないでって事なんだ……。
涙が、また自然と溢れてくる。そんな、ボクを見て、女王様は頭を撫でてくれ、続けてこう言った。
「で、じゃ。アリシア、おぬし、妾の所へ来て、魔動学校へ行く気はないか?」
「魔動学校?」
「うむ。そうじゃ。魔動学校じゃ。きっと、おぬしにとっても良い事になると思うが、どうじゃ?」
魔動学校か……。ボクはどの道、ここには居られない。行くあてもないし、断る理由もない。少年ゼセンタのように国を救える英雄になれる訳ではないけれど……ただ目標は出来た。曖昧なものだけど。
『瞳の色で差別されない世界をつくる。』
この目標の為に、ボクは頑張らないと。
「分かりました。ボク、魔動学校へ行きます。」
こうして、ボクの学園生活が始まる事になった。
何と書けばよいか、正直、自分でも分かりません。ただ、いくつか言える事があるとしたら、この手紙をお嬢様がお読みになられているのであれば、私はこの世界には居ないでしょう。そして、私の正体もバレている事だと思います。』
アルベダは、やっぱり自分が死ぬかもしれないって分かっていたんだ……。なら、なんでボクにあんなに優しかったの?
『そう。私は、お嬢様と同じバンシーです。お隠ししていたこと、お詫び申し上げます。
私は幼い時に大奥様に拾われ、育てて頂きました。そして、私がお嬢様のお世話をするようになったキッカケは大奥様に頼まれたからです。』
……やはり。お婆様に頼まれたから……なんだ、予想通り……。
予想していた結末に、心は、白一色で塗り潰されそうになる。分かっていた事とはいえ、やはりショックだった。でも、それでも、涙は出なくなっていた。
『でも、信じて下さい。キッカケはそうだったとしても……私がお嬢様を想う気持ちは変わりません。お嬢様との思い出は忘れません。嘘、偽りなく……。』
どういう……こと?ボクを想う気持ち??
そこから、手紙の文字は水で濡れたのか、涙で濡れたのか……インクがぼやけて読めなくなっていった。
アルベダはどんな気持ちだったのだろう?
ボクが今、分かる事はなかった。
読めなくなったような手紙を、そのまま書き直す事も捨てる事もしなかった……いや、出来なかった?それだけ、時間がなかった??
もちろん、死ぬのは怖かっただろう。だから、涙で文字が滲んでいるのだ。そうだ。そうだろう。
読めなくなった文字を辿りながら、最後の文字へと辿り着いた。
『アリシアお嬢様。どうか、お嬢様の未来に幸あらんことを……愛しています。 アルベダ・アルミラーレ』
手紙はそこで終わりを告げる。
一瞬、何が書いてあるか分からなかった。
愛……しています?
その文字だけが頭の中をループする。
アルベダが、ボクを愛してくれて……いた?
「アリシアよ。よかったのぅ。」
女王様は書かれていた事が、分かっていたように、ボクの頭を撫でながら言う。
涙が自然と零れるようになっていた。
声が胸の奥から込み上げてくるのが分かった。
アルベダは、ボクの事を大事にしてくれていた。
アルベダは、ボクの事を好いてくれていた。
アルベダは、ボクの事を……愛してくれていたんだ。
同情じゃなく、ボクを……ボクを……。
アルベダは、この手紙を書く時、どんな思いだっただろう。
悔しかっただろう。
苦しかっただろう。
それでもきっと、ボクの事を想って書いてくれたのだろう。……ボクの幸せを願って。
「ア……アル……ベダ。アルベダ……。アルベダ!アルベダ!!うわぁぁぁぁあ!!!」
何でこの手紙が捨てられず、書き直す事もされずにそのままだったか分かった。
アルベダは一番伝えたかった事が、最後に書けたからだ。残ったからだ。
「アルベダ!ボクも……ボクも愛してるよ!!!」
そう叫び、ボクは女王様に抱きしめられながら、泣き続けた。
そして、次の日。
泣き疲れて寝てしまったボクを女王様は優しく起こしてくれた。
女王様はこの世界で一番偉い方なのに、凄く優しかった。そして、絵本の事について話してくれた。
「アリシアよ。この絵本はな、アルベダがおぬしの為に作った本なのじゃよ。」
「え?」
女王様の言っている意味が、ボクには分からなかった。
絵本をアルベダが??
「そうじゃ。妾はもう、この世界に生まれて3000年以上の時を生きておるが、このような絵本は読んだ事がない。そして、この世界最大である我が国の王立図書館にも、これと同じ本はないのじゃ。そもそも、バンシーを英雄にした本は存在しておらぬ。悲しい事に……。」
え?でも、それが何でアルベダが書いた事になるの??
「何で、アルベダが書いたって分かるのですか?」
ボクは疑問をそのまま女王様にぶつけた。
「ふむ。アリシアよ。この物語の主人公、ゼセンタ少年のフルネームは知っておるか?」
「えっと……ゼセンタ・アルミラーレ。だったと思います。」
ボクの答えに女王様は満足そうに頷いた。
「うむ。ゼセンタ・アルミラーレじゃ。アリシアよ、なにか思い当たる節があるじゃろ?」
思い当たる節……?名前に関係すること?ゼセンタ・アルミラーレ。もしも、女王様が言うように、アルベダが書いたものだったとしたら……アルベダの名前??昨日まで、フルネームは知らなかったけど……アルベダ・アルミラーレ。
…………。
………。
……。
あ!!アルミラーレ!!ゼセンタ少年と同じ名だ!!
「アルベダと少年ゼセンタの名が同じです。」
「うむ。そうじゃ。同じなのじゃ。これでわかったじゃろ?」
「でも、何で、アルベダはボクのために……?」
「ふむ。それは、アリシアに希望を持ってもらいたかった。からじゃないかのぅ?アルベダも、同じバンシーじゃ。おぬしと同じような体験をしたのやもしれぬ。その中には絶望するような事もあったはずじゃ……それでも、前を向く勇気、過ちを許せる強さや優しさ。諦めない意志。信じる力。それらを含めた、希望を持ってもらいたかったのじゃろう。」
「……アルベダ。」
だから、アルベダは諦めないないで。って言っていたのか……。信じて、諦めないでって……。
きっと、何があっても希望を捨てないでって事なんだ……。
涙が、また自然と溢れてくる。そんな、ボクを見て、女王様は頭を撫でてくれ、続けてこう言った。
「で、じゃ。アリシア、おぬし、妾の所へ来て、魔動学校へ行く気はないか?」
「魔動学校?」
「うむ。そうじゃ。魔動学校じゃ。きっと、おぬしにとっても良い事になると思うが、どうじゃ?」
魔動学校か……。ボクはどの道、ここには居られない。行くあてもないし、断る理由もない。少年ゼセンタのように国を救える英雄になれる訳ではないけれど……ただ目標は出来た。曖昧なものだけど。
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この目標の為に、ボクは頑張らないと。
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