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忍び寄る足音
忍び寄る足音5
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「わしはな……神、神様じゃよ。」
はあ!?神だって?!この世界じゃ、厄介事しか起こさない、神だって!!!
「まあ、神なんて、いっぱい居るけぇ~のぅ~。驚かんか??魔王のヤツも、元・神じゃけえ。」
いや!驚いてるよ。十分、驚いてるよ!!
魔王様が、元・神だっていうのは、聞いているけど……。頭が追いつかん。
「ちなみな。おいどんの名は、ゼウスじゃき。」
ええ!?ゼ、ゼウスだって?!あの!ゼウスだって?!?!
って……本当に、あのゼウス??あの超有名で、神々の王とか言われてる??
「ほ、本当に、ゼウス……様。なのですか?」
俺は恐る恐る、おっさんに聞いた。
「お~。流石、人間。わしの名前を聞いても嫌な顔ばせんね~。」
いや、なんか方言が全てを邪魔しているような気がする。威厳の、『い』の字くらいしか威厳がない。
「あの~。ゼウス様。何で日本の方言なんて使ってらっしゃるのですか?」
俺は丁寧に聞いてみた。あの滅茶苦茶な方言を使っている理由を知りたい。
「何でって……知らんのん?日本じゃ、『方言男子』ってのが、ぶち流行っちょるんじゃろ?人間界管轄の天使ちゃん達がゆうちょったが~。その『方言男子』ってのが、人間界管轄の天使ちゃん達に流行っちょるんよ。」
……そんな話、聞いた事ないけど?方言の女の子が可愛いとか聞いた事がある程度だ。
で、でも、何で方言を??天使ちゃんさん達が言ってたからって??
「何で、方言を?」
「そりゃ~。女の子にモテたいやん?」
あっ……そう言えば、ゼウスって女性絡みの神話がいっぱいあったような……。
でも、やっぱり『方言男子』なんて聞いた事ないよ。『○○男子』とかはよく言われてるけど……。
「方言を使った時の天使ちゃんさん達の反応はどうでしたか?」
「ん?なんか、クスクス笑っちょった。でも、ウケちゅ~みたいで、よかやろもん?」
それって、おかしくないか?クスクス笑われて、馬鹿にされてるんじゃ?
「その『方言男子』って、誰に教えてもらったんですか?」
「天使くんやよ?人間界管轄の男の天使。」
あやしい……。
俺は、こっちの世界に来て、一年。やはり『方言男子』なんて聞いた事ない。俺が来てからの一年で流行っているなら、話は別だが……。
「それって、何年前から流行っているんですか?」
「んん~。4、5年前くらいからじゃった気がするだがや。」
……知らない。俺が知らないだけかもしれないが……記憶にない。
方言……男子。
ほうげん男子。
ほう……げん男子。
俺は考える。あの方言は聞くに堪えない。ぐちゃぐちゃだし。
そして、ある物が俺の目にとまった。
麗月だ。
あれ?麗月?
……刀。
……刀、剣。
……かたな、けん。
……とう……けん。
……とうけん。
あっ!とうけん!!刀剣だ!!刀剣男子だ!!それなら、聞いたことがある。擬人化した刀剣のイケメン男子!!
「あの~。ゼウス様。それって『刀剣男子』では……?」
俺の言葉に、ゼウス様は一瞬止まる。そして。
「へ?何じゃ??そん『刀剣男子』ちゅうんは??」
「いえ。俺が人間界に居た時に、『方言男子』っていうのは聞いた事が無かったんです。でも、その『刀剣男子』っていうのは聞いた事があって……。」
ゼウス様は、思考が追い付いてないようで、ぼ~っとしながら、手のひらをパンパンと鳴らす。
すると、やはりさっきと同じ天使ちゃんさん……どうやら、天使ちゃんが女性で天使くんが男性の天使らしい。なので天使ちゃんでいいだろう。名前が天使ちゃんではないだろうしな。天使ちゃんがやってきた。
天使ちゃんはゼウス様に耳打ちされ、その後、俺と目が合った。そして、天使ちゃんは俺にウインクをし、どこかへ消える。
それから、数分後。天使ちゃんはゼウス様の元へ戻り、耳打ちをし、消えた。
そして、何やら不穏な空気が漂う。
「どうなされたのですか?ゼウス様??」
俺はゼウス様にたずねる。すると。
「あん!クソ天使くんが!!違うじゃなかか!!何が『方言男子』や!!『刀剣男子』やなかか!!こん!クソが!!!だけん、人間界管轄の天使ちゃん達に披露した時に、クスクスクスクスクスクス、哀れむような瞳で笑われよったんやなかか!!許さんぞ!クソ天使くんが!!」
そう言うと、物凄い雷鳴がした。
どうやら、薄々、馬鹿にされている気がついていたようだ。
「ふん。馬鹿チンが。今回は、こっで許してやったい。って、なんね?方言がぬけんとばってん??」
どうやら、やはり、『方言男子』ではなく『刀剣男子』だったようだ。そして、お仕置きをしたようだ。俺には音しか聞こえなかったが……。
「誤解は解けたみたいですね。」
俺は恐る恐る、ゼウス様にたずねる。
「おう。あんちゃんのおかげたい。危うく、また恥ばかくとこやった。しかも、ここ数年、方言ばっか、喋りよったけん、なんか方言のぬけんたい。どぎゃんすっとよかろか?」
どうやら、方言がぬけなくなったようだ。しかも、西の方の。いや、九州弁ってやつだろうか?俺も詳しくは知らないけど、案外、これだけだと、違和感はないな。
「案外、その方言だけだと、お似合いになっていると思いますよ?」
「そぎゃんね?なら、よかたい。で、話ば戻すばってん。ここは、天界ったい。エルフ界のな。」
え?天界??やっぱり、俺、死んだ??
「天界って、俺、死んだんですか?」
「いや?あんちゃんは、死んどらんよ。ただ、わしが連れてきてもろただけたいね。」
そうか。よかった。なら、目的は何なんだ?
「なら、何が目的で俺をここへ?」
「それはな……。」
ゼウス様はニヤリとどこかエロい事を考えているような笑みを浮かべる。
はあ!?神だって?!この世界じゃ、厄介事しか起こさない、神だって!!!
「まあ、神なんて、いっぱい居るけぇ~のぅ~。驚かんか??魔王のヤツも、元・神じゃけえ。」
いや!驚いてるよ。十分、驚いてるよ!!
魔王様が、元・神だっていうのは、聞いているけど……。頭が追いつかん。
「ちなみな。おいどんの名は、ゼウスじゃき。」
ええ!?ゼ、ゼウスだって?!あの!ゼウスだって?!?!
って……本当に、あのゼウス??あの超有名で、神々の王とか言われてる??
「ほ、本当に、ゼウス……様。なのですか?」
俺は恐る恐る、おっさんに聞いた。
「お~。流石、人間。わしの名前を聞いても嫌な顔ばせんね~。」
いや、なんか方言が全てを邪魔しているような気がする。威厳の、『い』の字くらいしか威厳がない。
「あの~。ゼウス様。何で日本の方言なんて使ってらっしゃるのですか?」
俺は丁寧に聞いてみた。あの滅茶苦茶な方言を使っている理由を知りたい。
「何でって……知らんのん?日本じゃ、『方言男子』ってのが、ぶち流行っちょるんじゃろ?人間界管轄の天使ちゃん達がゆうちょったが~。その『方言男子』ってのが、人間界管轄の天使ちゃん達に流行っちょるんよ。」
……そんな話、聞いた事ないけど?方言の女の子が可愛いとか聞いた事がある程度だ。
で、でも、何で方言を??天使ちゃんさん達が言ってたからって??
「何で、方言を?」
「そりゃ~。女の子にモテたいやん?」
あっ……そう言えば、ゼウスって女性絡みの神話がいっぱいあったような……。
でも、やっぱり『方言男子』なんて聞いた事ないよ。『○○男子』とかはよく言われてるけど……。
「方言を使った時の天使ちゃんさん達の反応はどうでしたか?」
「ん?なんか、クスクス笑っちょった。でも、ウケちゅ~みたいで、よかやろもん?」
それって、おかしくないか?クスクス笑われて、馬鹿にされてるんじゃ?
「その『方言男子』って、誰に教えてもらったんですか?」
「天使くんやよ?人間界管轄の男の天使。」
あやしい……。
俺は、こっちの世界に来て、一年。やはり『方言男子』なんて聞いた事ない。俺が来てからの一年で流行っているなら、話は別だが……。
「それって、何年前から流行っているんですか?」
「んん~。4、5年前くらいからじゃった気がするだがや。」
……知らない。俺が知らないだけかもしれないが……記憶にない。
方言……男子。
ほうげん男子。
ほう……げん男子。
俺は考える。あの方言は聞くに堪えない。ぐちゃぐちゃだし。
そして、ある物が俺の目にとまった。
麗月だ。
あれ?麗月?
……刀。
……刀、剣。
……かたな、けん。
……とう……けん。
……とうけん。
あっ!とうけん!!刀剣だ!!刀剣男子だ!!それなら、聞いたことがある。擬人化した刀剣のイケメン男子!!
「あの~。ゼウス様。それって『刀剣男子』では……?」
俺の言葉に、ゼウス様は一瞬止まる。そして。
「へ?何じゃ??そん『刀剣男子』ちゅうんは??」
「いえ。俺が人間界に居た時に、『方言男子』っていうのは聞いた事が無かったんです。でも、その『刀剣男子』っていうのは聞いた事があって……。」
ゼウス様は、思考が追い付いてないようで、ぼ~っとしながら、手のひらをパンパンと鳴らす。
すると、やはりさっきと同じ天使ちゃんさん……どうやら、天使ちゃんが女性で天使くんが男性の天使らしい。なので天使ちゃんでいいだろう。名前が天使ちゃんではないだろうしな。天使ちゃんがやってきた。
天使ちゃんはゼウス様に耳打ちされ、その後、俺と目が合った。そして、天使ちゃんは俺にウインクをし、どこかへ消える。
それから、数分後。天使ちゃんはゼウス様の元へ戻り、耳打ちをし、消えた。
そして、何やら不穏な空気が漂う。
「どうなされたのですか?ゼウス様??」
俺はゼウス様にたずねる。すると。
「あん!クソ天使くんが!!違うじゃなかか!!何が『方言男子』や!!『刀剣男子』やなかか!!こん!クソが!!!だけん、人間界管轄の天使ちゃん達に披露した時に、クスクスクスクスクスクス、哀れむような瞳で笑われよったんやなかか!!許さんぞ!クソ天使くんが!!」
そう言うと、物凄い雷鳴がした。
どうやら、薄々、馬鹿にされている気がついていたようだ。
「ふん。馬鹿チンが。今回は、こっで許してやったい。って、なんね?方言がぬけんとばってん??」
どうやら、やはり、『方言男子』ではなく『刀剣男子』だったようだ。そして、お仕置きをしたようだ。俺には音しか聞こえなかったが……。
「誤解は解けたみたいですね。」
俺は恐る恐る、ゼウス様にたずねる。
「おう。あんちゃんのおかげたい。危うく、また恥ばかくとこやった。しかも、ここ数年、方言ばっか、喋りよったけん、なんか方言のぬけんたい。どぎゃんすっとよかろか?」
どうやら、方言がぬけなくなったようだ。しかも、西の方の。いや、九州弁ってやつだろうか?俺も詳しくは知らないけど、案外、これだけだと、違和感はないな。
「案外、その方言だけだと、お似合いになっていると思いますよ?」
「そぎゃんね?なら、よかたい。で、話ば戻すばってん。ここは、天界ったい。エルフ界のな。」
え?天界??やっぱり、俺、死んだ??
「天界って、俺、死んだんですか?」
「いや?あんちゃんは、死んどらんよ。ただ、わしが連れてきてもろただけたいね。」
そうか。よかった。なら、目的は何なんだ?
「なら、何が目的で俺をここへ?」
「それはな……。」
ゼウス様はニヤリとどこかエロい事を考えているような笑みを浮かべる。
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