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36.ジョフィエルの声変わりの鍵を握る亡霊たち
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「〈ウィークエンド〉。僕から説明しよう。君があまり感情的になると、しまいに決まってメデューサに変身する。それだけじゃなく、興奮してめったやたらに枝毛を切る。甲板が双頭の蛇で埋め尽くされるのはもうこりごりだよ」
「わかった」
〈ジスト〉と〈ウィークエンド〉が軽く手のひらを合わせて交替する。
「〈プログレ浄土〉へは、ユーロ・ロックのバンドに在籍していたメンバーの亡霊が、自分の使用していた楽器とバンド名を携えて行く。また、レコード、テープ、CD、MD、LD、ビデオテープ、DVD、MP3音源。それらの記録媒体、ジャケット、箱、ライナー・ノーツ、コンサートのパンフ、譜面等が残っていれば持っていくこともある。
それらが全て失われている場合でも、ユーロ・ロック固有の財産であり最後の砦でもある〈アングラめいた謎めき〉だけは身についているから、持参できるものがゼロということはない」
〈ジスト〉と軽く手のひらを合わせ、〈ヤング・マーブル・ジャイアント〉があとを引き次いだ。
「僕たちの場合は、各々がリーダーを務めていたバンド名を名乗ってそこに行くことにしたんだ。そこでは、リーダーもメンバーもロード・クルーも亡霊も楽器もバンド名も音符もみんな平等だ。そして、誰もが自らの内から湧き出る音楽を奏でることができる。音楽会社やファンや評論家や他のメンバーに合わせて自分を曲げることなく。
どんな支離滅裂な歌詞でも突拍子もないタイトルでも作り出せる。得々としてでっちあげたそれらの解釈や意味づけを、パイ投げのパイのように構えて追いかけ回す評論家やSNS上の自称評論家などいない。周囲を囲む柵に、『だったら自分がやってみろ波』という特殊な電磁波の評論家返しがめぐらしてありからな」
「すばらしいな、ジョフィエル。そのグリフォンの代わりに船の舳先にくくりつけてもらって、行ったらどうだ」
ロドフェルに言われ、ジョフィエルが鼻孔を膨らませた。
「すばらしいならなんで、自分が行かないんだ」
「8人で押しかけたら定員オーバーになるかもしれないから、みんなを代表して下見をしてくるってことだよ、リーダー」
「2024年には大不況の苦しさからあまりにもたくさんの人間が悪魔に魂を売って、魔界にデフレが起きたという話がある」
ギヒテルがしみじみと言う。
〈ジスト〉がおもむろに下を指さした。
「この湖の底に〈プログレ浄土〉がある。この船は、第一期《ケルビム》の解散で職にあぶれると思った専属デザイナー兼イラストレイターのロギエルが、ヤケを起こして途中まで造ったものだ。完成したら自分も乗りこむつもりでいたらしい。しかし、曲線だらけの設計のせいで作業がなかなかはかどらず、そうこうするうち、《5エンジェルス》が結成された。GDジャケットを担当してくれと依頼されたので、結局、船造りは途中で放り出した。で、ほったらかしてあった船を、我々で完成させたんだ」
みんなが〈ジスト〉の説明に聞き入っている時、偶然、〈ウィークエンド〉とジョフィエルの目が合った。途端に〈ウィークエンド〉が下を向いてもじもじし始めた。やがて、彼女は意を決したように顔を上げた。
「実はその前に、ジョフィエルの声変わりについて一応説明しておくのが筋だと思って」
「君たちのしわざか」
ジョフィエルがとびきりドスのきいたダミ声で叫ぶ。
「8人編成になった時、バンド名を《8エンジェルス》にするか、それとも《ケルビム》にするかでもめて、一旦は《8エンジェルス》に決まりかけてたでしょう。その時、〈プログレ浄土〉で待ってる仲間、特に長老のホルガー・チューカイを喜ばせようと思って、『《ケルビム》の名前を持っていきます』と手紙に書いてしまったの。ところが、この船に積みこんで、いよいよ出航を待つばかりになったところで、ジョフィエルのツルの一声でバンド名は《ケルビム》になった。だから、代わりと言ってはナンだけど、ジョフィエルの真正[天使の歌声]を手土産にしようと思って」
〈ウィークエンド〉が、漆黒の目でまっすぐにジョフィエルを見つめる。許しを請う目と見れば、見えないこともない。
「どうしたら、声を元に戻してくれる?」
「《ケルビム》の名前と引き換えに」
「そうしろよ。ジョフィエル。このバンドは《8エンジェルス》でいいじゃないか」
この、間髪おかぬ提案に、負けず嫌いのジョフィエルが出かかった言葉を呑んで黙った。それさえなければ、背に腹は替えられないと自分から飛びつくところだったのだが。
考えこむジョフィエルをヒュリエルが促す。
「また、天使の声になれば、悪魔の心とバランスがとれてちょうどいいじゃないか」
「ヒュリエル。助け舟は嬉しいが、それじゃ泥舟だ」
テュリクセルが叱責する。
「だって、テュリクセルが9年もの間、屋台骨になって《ケルビム》を支えてきたのに、さんざん尽くさせてふんぞりかえって、真価を認めず踏みつけにしたんだ。これくらい言われて当然だよ」
「確かに当然だが、タイミングってものがあるだろう」
こんな会話が続く中、ジョフィエルが黙っていたのは、心の中で演算回路が作動していたからだ。
今、多数決をとった場合、ジョフィエルを除く《5エンジェルス》側の4人がこの案に賛成することは間違いない。再加入組と自分が反対の立場をとれば4対4だから、必然的にリーダーのいる側に軍配があがる。だが、再加入メンバーの中に一人、問題児がいる。
「ロドフェル。君は僕の味方だろう」
「どうかな。別にオレは、バンド名なんか、古き良き《ケルビム》でなくてもいいんだ。君の見え見えの懐柔策にひっかかったわけじゃなく、過去の業績越しでもなんでもとりあえずスポット・ライトの当たる表舞台を通り抜けておけば、セッション・ミュージシャンやるにしてもバンドを組むにしても、後の評価が違ってくると思ってこのバンドにちょっと寄っただけだから。
いくらいい音楽をやっても、聴いてもらえなきゃ何にもならないし、こんな言い方はしたくないが、処世術だよ」
「ロドフェル。僕にはわかっていたよ。僕が再加入をもちかけた時、君はテュリベルが《グレイブ・ストーンズ》を再結成しそうな気配だからと自分のバンドも作らずどこへも加入せず待っていたが、音沙汰がなく、しびれをきらしていたんだろう。こっちでGDを一枚出した後、向こうが再結成したら即座に辞めて加入する心積もりじゃないのか」
「よくわかったな」
「僕の目はふし穴じゃない」
「なんだ、珍しくもない。ふし穴だというなら自慢しろよ」
ロドフェルが皮肉な笑いを浮かべる。
ジョフィエルは、相手を威嚇する時のクセでふわりと飛び上がり、ホバリングしながら言った。
「君の敬愛するテュリベルのかつての難解な詞は僕を意識したものらしいが、大笑いだな。『なんとか主義』『かんとか主義』と小難しい単語を並べたてるだけで、センテンスの区切りも構成も展開もない。合間に入る『あーエリゼル』って何だ。そんな天使がいたか?」
ロドフェルの目に殺気が宿る。
「エリゼルってのはな。大天使のそのまた上をいく巨大天使で、その呼び名のとおりものすごくでかいんだ。身勝手で博学自慢のパラノイックな童顔の天使をつかまえて、丸めてバトミントンの羽根にしたり、屋根をはずしたロイヤル・アルバート・ホールの廃墟に交通標識のポールでとめてラベルをつけたりするのが趣味らしいぞ。天使の展翅(てんし)というヤツだ」
自分の腕力も顧みずジョフィエルがロドフェルにつかみかかろうとした時、亡霊船の時より数倍大きな音がして、夜の明け始めた湖に噴水のような水しぶきがあがった。
「わかった」
〈ジスト〉と〈ウィークエンド〉が軽く手のひらを合わせて交替する。
「〈プログレ浄土〉へは、ユーロ・ロックのバンドに在籍していたメンバーの亡霊が、自分の使用していた楽器とバンド名を携えて行く。また、レコード、テープ、CD、MD、LD、ビデオテープ、DVD、MP3音源。それらの記録媒体、ジャケット、箱、ライナー・ノーツ、コンサートのパンフ、譜面等が残っていれば持っていくこともある。
それらが全て失われている場合でも、ユーロ・ロック固有の財産であり最後の砦でもある〈アングラめいた謎めき〉だけは身についているから、持参できるものがゼロということはない」
〈ジスト〉と軽く手のひらを合わせ、〈ヤング・マーブル・ジャイアント〉があとを引き次いだ。
「僕たちの場合は、各々がリーダーを務めていたバンド名を名乗ってそこに行くことにしたんだ。そこでは、リーダーもメンバーもロード・クルーも亡霊も楽器もバンド名も音符もみんな平等だ。そして、誰もが自らの内から湧き出る音楽を奏でることができる。音楽会社やファンや評論家や他のメンバーに合わせて自分を曲げることなく。
どんな支離滅裂な歌詞でも突拍子もないタイトルでも作り出せる。得々としてでっちあげたそれらの解釈や意味づけを、パイ投げのパイのように構えて追いかけ回す評論家やSNS上の自称評論家などいない。周囲を囲む柵に、『だったら自分がやってみろ波』という特殊な電磁波の評論家返しがめぐらしてありからな」
「すばらしいな、ジョフィエル。そのグリフォンの代わりに船の舳先にくくりつけてもらって、行ったらどうだ」
ロドフェルに言われ、ジョフィエルが鼻孔を膨らませた。
「すばらしいならなんで、自分が行かないんだ」
「8人で押しかけたら定員オーバーになるかもしれないから、みんなを代表して下見をしてくるってことだよ、リーダー」
「2024年には大不況の苦しさからあまりにもたくさんの人間が悪魔に魂を売って、魔界にデフレが起きたという話がある」
ギヒテルがしみじみと言う。
〈ジスト〉がおもむろに下を指さした。
「この湖の底に〈プログレ浄土〉がある。この船は、第一期《ケルビム》の解散で職にあぶれると思った専属デザイナー兼イラストレイターのロギエルが、ヤケを起こして途中まで造ったものだ。完成したら自分も乗りこむつもりでいたらしい。しかし、曲線だらけの設計のせいで作業がなかなかはかどらず、そうこうするうち、《5エンジェルス》が結成された。GDジャケットを担当してくれと依頼されたので、結局、船造りは途中で放り出した。で、ほったらかしてあった船を、我々で完成させたんだ」
みんなが〈ジスト〉の説明に聞き入っている時、偶然、〈ウィークエンド〉とジョフィエルの目が合った。途端に〈ウィークエンド〉が下を向いてもじもじし始めた。やがて、彼女は意を決したように顔を上げた。
「実はその前に、ジョフィエルの声変わりについて一応説明しておくのが筋だと思って」
「君たちのしわざか」
ジョフィエルがとびきりドスのきいたダミ声で叫ぶ。
「8人編成になった時、バンド名を《8エンジェルス》にするか、それとも《ケルビム》にするかでもめて、一旦は《8エンジェルス》に決まりかけてたでしょう。その時、〈プログレ浄土〉で待ってる仲間、特に長老のホルガー・チューカイを喜ばせようと思って、『《ケルビム》の名前を持っていきます』と手紙に書いてしまったの。ところが、この船に積みこんで、いよいよ出航を待つばかりになったところで、ジョフィエルのツルの一声でバンド名は《ケルビム》になった。だから、代わりと言ってはナンだけど、ジョフィエルの真正[天使の歌声]を手土産にしようと思って」
〈ウィークエンド〉が、漆黒の目でまっすぐにジョフィエルを見つめる。許しを請う目と見れば、見えないこともない。
「どうしたら、声を元に戻してくれる?」
「《ケルビム》の名前と引き換えに」
「そうしろよ。ジョフィエル。このバンドは《8エンジェルス》でいいじゃないか」
この、間髪おかぬ提案に、負けず嫌いのジョフィエルが出かかった言葉を呑んで黙った。それさえなければ、背に腹は替えられないと自分から飛びつくところだったのだが。
考えこむジョフィエルをヒュリエルが促す。
「また、天使の声になれば、悪魔の心とバランスがとれてちょうどいいじゃないか」
「ヒュリエル。助け舟は嬉しいが、それじゃ泥舟だ」
テュリクセルが叱責する。
「だって、テュリクセルが9年もの間、屋台骨になって《ケルビム》を支えてきたのに、さんざん尽くさせてふんぞりかえって、真価を認めず踏みつけにしたんだ。これくらい言われて当然だよ」
「確かに当然だが、タイミングってものがあるだろう」
こんな会話が続く中、ジョフィエルが黙っていたのは、心の中で演算回路が作動していたからだ。
今、多数決をとった場合、ジョフィエルを除く《5エンジェルス》側の4人がこの案に賛成することは間違いない。再加入組と自分が反対の立場をとれば4対4だから、必然的にリーダーのいる側に軍配があがる。だが、再加入メンバーの中に一人、問題児がいる。
「ロドフェル。君は僕の味方だろう」
「どうかな。別にオレは、バンド名なんか、古き良き《ケルビム》でなくてもいいんだ。君の見え見えの懐柔策にひっかかったわけじゃなく、過去の業績越しでもなんでもとりあえずスポット・ライトの当たる表舞台を通り抜けておけば、セッション・ミュージシャンやるにしてもバンドを組むにしても、後の評価が違ってくると思ってこのバンドにちょっと寄っただけだから。
いくらいい音楽をやっても、聴いてもらえなきゃ何にもならないし、こんな言い方はしたくないが、処世術だよ」
「ロドフェル。僕にはわかっていたよ。僕が再加入をもちかけた時、君はテュリベルが《グレイブ・ストーンズ》を再結成しそうな気配だからと自分のバンドも作らずどこへも加入せず待っていたが、音沙汰がなく、しびれをきらしていたんだろう。こっちでGDを一枚出した後、向こうが再結成したら即座に辞めて加入する心積もりじゃないのか」
「よくわかったな」
「僕の目はふし穴じゃない」
「なんだ、珍しくもない。ふし穴だというなら自慢しろよ」
ロドフェルが皮肉な笑いを浮かべる。
ジョフィエルは、相手を威嚇する時のクセでふわりと飛び上がり、ホバリングしながら言った。
「君の敬愛するテュリベルのかつての難解な詞は僕を意識したものらしいが、大笑いだな。『なんとか主義』『かんとか主義』と小難しい単語を並べたてるだけで、センテンスの区切りも構成も展開もない。合間に入る『あーエリゼル』って何だ。そんな天使がいたか?」
ロドフェルの目に殺気が宿る。
「エリゼルってのはな。大天使のそのまた上をいく巨大天使で、その呼び名のとおりものすごくでかいんだ。身勝手で博学自慢のパラノイックな童顔の天使をつかまえて、丸めてバトミントンの羽根にしたり、屋根をはずしたロイヤル・アルバート・ホールの廃墟に交通標識のポールでとめてラベルをつけたりするのが趣味らしいぞ。天使の展翅(てんし)というヤツだ」
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