41 / 45
39. 混乱 そしてピンクフロイドの名称権争い再び プログレ浄土の実態
しおりを挟む
全員が湖を見た。朝の光に照らされて、島が現れていた。マディソン・スクエア・ガーデンと同じくらいの小さな島だ。岸にかなり近く、大またで飛び移ろうと思えばできそうな距離だった。
だが、そこに展開されている光景は、飛び移って行きたいと思わせる類のものではなかった。一目で亡霊とわかる面々が楽器やマイクを持ってひしめいている。“アンジュ”“ファウスト”“モナ・リザ””イ・プー“”アトール“”コンツェッルト・グロッソ“”オザンナ“”ニュー・トロルス“”フォルムラ・トレ“”スラップ・ハッピー“”センス・オブ・ワンダー“”マグマ“”ポポル・ヴー“”デュッセルドルフ“ ”AREA“”グルグル“”PFM“”ルネッサンス“。
いずれも‘70年代後半から’80年代にかけて活躍したユーロ・ロックの旗手たちである。彼らはそれぞれバンドが実際に活動していたときのコスチュームか、活躍していた地域や時代がありありとわかるコスチュームを着て演奏していた。
彼らの間を縫うようにして、一続きになったアーティスト名やバンド名が漂っている。”KAN“程度の短いものなら動きも滑らかだが、”ELECTRIC FRANKENSTEIN“などの長いものはうねりながら人や物にぶつかり、”RICK VAN DER DEN LINDEN“といった細切れのものは互いにはぐれまいと必死だ。
「♪エソスガス、エソスガス」
「ボンボロロロン」
「ダンダンダンダン、ダンダンダンダン、ダダン、ダダン、ダダン、ダダン」
島全体に響き渡る演奏には想像を絶するものがあった。
リズムもキーも各人ばらばらである。他人に合わせようという気はまるでない。誰もが勝手な音楽を奏で、己の出す音のみが存在する、外界とは隔絶された自分だけの世界で自分に酔っているのだ。
吹き荒れる譜面の紙吹雪を双眼鏡でウォッチしていたかと思えばシンバルを打ち鳴らし、さらには片足で立ってフルートを振りまわす怪しげな船長姿の老人がいた。40年にわたって地道に活動し続けた“ジェスロ・タル”のリーダー、イアン・アンダーソンである。
音符や歌詞のスペルがノイズに合わせて痙攣まがいのダンスをする中、東の空に昇った本物の太陽とは別に“アート・ベアーズ”の『ウィンター・ソング』のジャケットに描かれていた太陽が島の上空に輝き、その時々で気の向いたリズムに合わせて陰影のついた顔を揺らしている。
「あれが〈プログレ浄土〉か」
と、ゼピエル。
「浮いてきたのか。それとも、底から隆起したのか」
と、ナイジェル。
「しかし、ひどい不協和音。ノイズの洪水だ」
と、ギヒテル。
「あいつら、平気なのか」
と、ロドフェル。
「あんな所へ行かなくてすむ、天使バンドでよかった」
と、ラウエル。
「落ちぶれたら行くことになっていたかもしれない。ミュージック・シーンに生き残っててよかった」
テュリクセルが続ける。
「やっぱり、〈前衛天球派〉が一番」
ヒュリエルが意志に反してこうしめくくると、申し合わせたように笑いが起こり、握手交換が始まった。
天使たちはまたしても、家族的な雰囲気になだれこもうとしていた。
元プログレのなれの果てを見て、ああはなりたくないという自衛本能のスイッチが入ったのだ。彼らは手に力をこめて握手し、嬉しくもないのに顔の筋肉に力を入れて笑っていた。
さっき沈んだ流線型の船も、せり上げられて島も片隅にのっていた。〈さまよえるユーロ・ロックの亡霊たち〉はまだその甲板にいた。氷塊立体パズルの組み立てに夢中になっていて、自分たちが再び浮上したことにも気づいていない。
突然、怒鳴り声が聞こえた。
「こら、”コンフント・マチュピチュ“。空気漏れすかすかのパンパイプとか不穏な土民太鼓とか、どうも耳障りな音がすると思ったらやっぱりおまえらか」
「おまえら、フォルクローレだろ。しっ、しっ」
「ここにはエスニック指向のバンドがいっぱいいるじゃないか」
「生の民族音楽の音は、ここには持ち込めないんだよ。“クスコ”みたいにシンセサイザーでソフィスティケイトしてからもってこい」
アルバム・ジャケットと同じに中世の騎士に扮した“イ・プー”のメンバーたちが口々に声を荒げ、彼らによってじりじりと片隅に追いやられながら極彩色の貫頭衣を着た一団が哀願する。
「ヒッピー・ムーブメントとともにブームが過ぎ去って以来、見向きもされなくて寂しかったんだ。頼むから仲間にいれてくれ」
それを聞いて“クラウディオ・ロッキ”のアルベルト・カメリーニがギターを振り回しながらわめく。
「俺たち、存続はともかく、出端は自国では売れてたんだ。隣の国のムジーク・ハレ(野外音楽堂)をいっぱいにしたことだってある。おまえらどマイナーと一緒にするな」
「どマイナーじゃない。全盛期には“ペルーのフォルクローレ使節団”よりは名前が知られてたんだ」
「おい。こんな連中がいるってことは泥臭いブルーズの連中も来てるかもしれない。ガーフィールド・エイカースやブラインド・レモンがいないか、誰か偵察に行って来い」
「いかに人類文明末期には忘れられていたとはいえ、ブルースの巨人と呼ばれ伝説にまでなった亡霊たちならプライドがあるだろう」
その時、二つの黒い人影が慌てて湖に飛びこんだのだが、喧騒にまぎれて誰もそれを目撃していなかった。
「エディット・ピアフやミレーユ・マチューがいないか探して来い」
「追い出すのか?」
「いや、連れて来て欲しいんだ。オレ、実はファンなんだ」
「<黒衣の未亡人>ママ・ベア・テキエルスキーならいたぞ」
「たたき出せ」
「なんだと。オレは彼女の隠れファンなんだ」
「なんで隠れるんだ。堂々と名乗るのが恥ずかしいのか」
フランス人たちが、独特の鼻息を荒くして言い争う。
また別の一隅ではピンク・フロイドのロジャー・ウォータースとかつての残留組3人が、生前と全く変わらぬ名称権争いを繰り広げていた。彼らは3対1で綱引きをして、“PINK FLOYD”のスペルを奪い合っている。
ロジャーの綱を引く時の掛け声は「死ぬほどびっくり、死ぬほどびっくり」というもので、これは相手の気勢をそぐのにかなり役立っていた。側で初期メンバーだったシド・バレットが「リーダーだけじゃなく分裂病まで引き継いでくれてありがとう。ロジャー」と薄ら笑いを浮かべ、その隣でジェフ・ベックが応援のギター・ソロを披露する。少し離れたところではロジャーの妻が、我関せずで趣味の陶芸のろくろを回していた。
あまりの混乱ぶりに絶句する天使たちをよそに、あらぬ方向を向いていたヒュリエルが突然大声をあげた。
「あっ。あれ」
彼の指差す湖面に、土気色をしたいびつな楕円形の何かが浮かんでいた。たゆたいながら近づいてきて、ようやくその正体がわかった。それは老人の顔だった。ただ、さざ波にデフォルメされて、とても人間の顔とは思えない。
だが、そこに展開されている光景は、飛び移って行きたいと思わせる類のものではなかった。一目で亡霊とわかる面々が楽器やマイクを持ってひしめいている。“アンジュ”“ファウスト”“モナ・リザ””イ・プー“”アトール“”コンツェッルト・グロッソ“”オザンナ“”ニュー・トロルス“”フォルムラ・トレ“”スラップ・ハッピー“”センス・オブ・ワンダー“”マグマ“”ポポル・ヴー“”デュッセルドルフ“ ”AREA“”グルグル“”PFM“”ルネッサンス“。
いずれも‘70年代後半から’80年代にかけて活躍したユーロ・ロックの旗手たちである。彼らはそれぞれバンドが実際に活動していたときのコスチュームか、活躍していた地域や時代がありありとわかるコスチュームを着て演奏していた。
彼らの間を縫うようにして、一続きになったアーティスト名やバンド名が漂っている。”KAN“程度の短いものなら動きも滑らかだが、”ELECTRIC FRANKENSTEIN“などの長いものはうねりながら人や物にぶつかり、”RICK VAN DER DEN LINDEN“といった細切れのものは互いにはぐれまいと必死だ。
「♪エソスガス、エソスガス」
「ボンボロロロン」
「ダンダンダンダン、ダンダンダンダン、ダダン、ダダン、ダダン、ダダン」
島全体に響き渡る演奏には想像を絶するものがあった。
リズムもキーも各人ばらばらである。他人に合わせようという気はまるでない。誰もが勝手な音楽を奏で、己の出す音のみが存在する、外界とは隔絶された自分だけの世界で自分に酔っているのだ。
吹き荒れる譜面の紙吹雪を双眼鏡でウォッチしていたかと思えばシンバルを打ち鳴らし、さらには片足で立ってフルートを振りまわす怪しげな船長姿の老人がいた。40年にわたって地道に活動し続けた“ジェスロ・タル”のリーダー、イアン・アンダーソンである。
音符や歌詞のスペルがノイズに合わせて痙攣まがいのダンスをする中、東の空に昇った本物の太陽とは別に“アート・ベアーズ”の『ウィンター・ソング』のジャケットに描かれていた太陽が島の上空に輝き、その時々で気の向いたリズムに合わせて陰影のついた顔を揺らしている。
「あれが〈プログレ浄土〉か」
と、ゼピエル。
「浮いてきたのか。それとも、底から隆起したのか」
と、ナイジェル。
「しかし、ひどい不協和音。ノイズの洪水だ」
と、ギヒテル。
「あいつら、平気なのか」
と、ロドフェル。
「あんな所へ行かなくてすむ、天使バンドでよかった」
と、ラウエル。
「落ちぶれたら行くことになっていたかもしれない。ミュージック・シーンに生き残っててよかった」
テュリクセルが続ける。
「やっぱり、〈前衛天球派〉が一番」
ヒュリエルが意志に反してこうしめくくると、申し合わせたように笑いが起こり、握手交換が始まった。
天使たちはまたしても、家族的な雰囲気になだれこもうとしていた。
元プログレのなれの果てを見て、ああはなりたくないという自衛本能のスイッチが入ったのだ。彼らは手に力をこめて握手し、嬉しくもないのに顔の筋肉に力を入れて笑っていた。
さっき沈んだ流線型の船も、せり上げられて島も片隅にのっていた。〈さまよえるユーロ・ロックの亡霊たち〉はまだその甲板にいた。氷塊立体パズルの組み立てに夢中になっていて、自分たちが再び浮上したことにも気づいていない。
突然、怒鳴り声が聞こえた。
「こら、”コンフント・マチュピチュ“。空気漏れすかすかのパンパイプとか不穏な土民太鼓とか、どうも耳障りな音がすると思ったらやっぱりおまえらか」
「おまえら、フォルクローレだろ。しっ、しっ」
「ここにはエスニック指向のバンドがいっぱいいるじゃないか」
「生の民族音楽の音は、ここには持ち込めないんだよ。“クスコ”みたいにシンセサイザーでソフィスティケイトしてからもってこい」
アルバム・ジャケットと同じに中世の騎士に扮した“イ・プー”のメンバーたちが口々に声を荒げ、彼らによってじりじりと片隅に追いやられながら極彩色の貫頭衣を着た一団が哀願する。
「ヒッピー・ムーブメントとともにブームが過ぎ去って以来、見向きもされなくて寂しかったんだ。頼むから仲間にいれてくれ」
それを聞いて“クラウディオ・ロッキ”のアルベルト・カメリーニがギターを振り回しながらわめく。
「俺たち、存続はともかく、出端は自国では売れてたんだ。隣の国のムジーク・ハレ(野外音楽堂)をいっぱいにしたことだってある。おまえらどマイナーと一緒にするな」
「どマイナーじゃない。全盛期には“ペルーのフォルクローレ使節団”よりは名前が知られてたんだ」
「おい。こんな連中がいるってことは泥臭いブルーズの連中も来てるかもしれない。ガーフィールド・エイカースやブラインド・レモンがいないか、誰か偵察に行って来い」
「いかに人類文明末期には忘れられていたとはいえ、ブルースの巨人と呼ばれ伝説にまでなった亡霊たちならプライドがあるだろう」
その時、二つの黒い人影が慌てて湖に飛びこんだのだが、喧騒にまぎれて誰もそれを目撃していなかった。
「エディット・ピアフやミレーユ・マチューがいないか探して来い」
「追い出すのか?」
「いや、連れて来て欲しいんだ。オレ、実はファンなんだ」
「<黒衣の未亡人>ママ・ベア・テキエルスキーならいたぞ」
「たたき出せ」
「なんだと。オレは彼女の隠れファンなんだ」
「なんで隠れるんだ。堂々と名乗るのが恥ずかしいのか」
フランス人たちが、独特の鼻息を荒くして言い争う。
また別の一隅ではピンク・フロイドのロジャー・ウォータースとかつての残留組3人が、生前と全く変わらぬ名称権争いを繰り広げていた。彼らは3対1で綱引きをして、“PINK FLOYD”のスペルを奪い合っている。
ロジャーの綱を引く時の掛け声は「死ぬほどびっくり、死ぬほどびっくり」というもので、これは相手の気勢をそぐのにかなり役立っていた。側で初期メンバーだったシド・バレットが「リーダーだけじゃなく分裂病まで引き継いでくれてありがとう。ロジャー」と薄ら笑いを浮かべ、その隣でジェフ・ベックが応援のギター・ソロを披露する。少し離れたところではロジャーの妻が、我関せずで趣味の陶芸のろくろを回していた。
あまりの混乱ぶりに絶句する天使たちをよそに、あらぬ方向を向いていたヒュリエルが突然大声をあげた。
「あっ。あれ」
彼の指差す湖面に、土気色をしたいびつな楕円形の何かが浮かんでいた。たゆたいながら近づいてきて、ようやくその正体がわかった。それは老人の顔だった。ただ、さざ波にデフォルメされて、とても人間の顔とは思えない。
0
あなたにおすすめの小説
花鳥見聞録
木野もくば
ファンタジー
花の妖精のルイは、メジロのモクの背中に乗って旅をしています。ルイは記憶喪失でした。自分が花の妖精だったことしか思い出せません。失くした記憶を探すため、さまざまな世界を冒険します。
記憶を取り戻して真実を知った時、ルイとモクの選ぶ道は?
レオナルド先生創世記
ポルネス・フリューゲル
ファンタジー
ビッグバーンを皮切りに宇宙が誕生し、やがて展開された宇宙の背景をユーモアたっぷりにとてもこっけいなジャック・レオナルド氏のサプライズの幕開け、幕開け!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ベテラン精霊王、虐げられ皇子の子育てに励みます
はんね
ファンタジー
大陸で最も広大な領土と栄華を誇るアストラニア帝国。
その歴史は、初代皇帝ニコラスと精霊王バーティミアスが“疫病王ヴォラク”を討ち倒したことから始まった。ニコラスとバーティミアスは深い友情を結び、その魂を受け継ぐ皇子たちを永遠に見守り、守護する盟約を交わした。
バーティミアスは幾代もの皇帝を支え、帝国は長き繁栄を享受してきた。しかし、150年の眠りから目覚めた彼の前に現れた“次の皇帝候補”は、生まれたばかりの赤ん坊。しかもよりにもよって、十三番目の“虐げられ皇子”だった!
皮肉屋で老獪なベテラン精霊王と、世話焼きで過保護な月の精霊による、皇帝育成(?)奮闘記が、いま始まる——!
人物紹介
◼︎バーティミアス
疫病王ヴォラクを倒し初代皇帝ニコラスと建国初期からアストラニア帝国に使える精霊。牡鹿の角をもつ。初代皇帝ニコラスの魂を受け継ぐ皇子を守護する契約をしている。
◼︎ユミル
月の精霊。苦労人。バーティミアスとの勝負に負け、1000年間従属する契約を結びこき使われている。普段は使用人の姿に化けている。
◼︎アルテミス
アストラニア帝国の第13皇子。北方の辺境男爵家の娘と皇帝の息子。離宮に幽閉されている。
◼︎ウィリアム・グレイ
第3皇子直属の白鷲騎士団で問題をおこし左遷されてきた騎士。堅物で真面目な性格。代々騎士を輩出するグレイ家の次男。
◼︎アリス
平民出身の侍女。控えめで心優しいが、アルテミスのためなら大胆な行動に出る一面も持つ。
異世界転生した元開発担当、チート農業スキルで最高級米を作って「恵方巻」を流行らせます!没落令嬢と組んでライバル商会をざまぁする
黒崎隼人
ファンタジー
コンビニ弁当の開発担当だった俺は、過労の果てに異世界へ転生した。
手に入れたのは、触れるだけで作物を育て、品種改良までできる農業チートスキル『豊穣の指先』。
でも、俺が作りたいのは普通の野菜じゃない。
前世で最後に食べ損ねた、あの「恵方巻」だ!
流れ着いた先は、パンとスープが主食の田舎町。
そこで出会ったのは、経営難で倒産寸前の商会を切り盛りする、腹ペコお嬢様のリリアナだった。
「黒くて太い棒を、無言で丸かじりするんですか……? そんな野蛮な料理、売れるわけがありません!」
最初はドン引きしていた彼女も、一口食べればその美味さに陥落寸前?
異世界の住人に「今年の吉方位を向いて無言で願い事をする」という謎の風習を定着させろ!
米作りから海苔の養殖、さらにはライバル商会とのバトルまで。
チート農家と没落令嬢がタッグを組んで挑む、おいしくておかしなグルメ・サクセスストーリー、開店!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる