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17. イシュアクアの懺悔
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「海王星(ネプチューン)は魔術師、天王星(ウラノス)は神秘をもたらす者と呼ばれる。この二つの名前をあわせ持つ天海王こそ、天空の主から子供たちを救う役目を正式に任じられた〈水の送りべ〉だ」
イシュアクアの目が半月のようになり、まぶたが重く垂れる。いつもなら、とっくに床に就いている時間だ。
「子供には、死ななければならない理由は何一つない。子供が十代までで一生を終えるのは、とても不自然で不幸なことだ。そして、それは避けることのできない病気の場合もあるが、ほとんどが大人の不注意、無関心、身勝手のせいで起こる。地球には戦争、飢餓、子供を巻きこむ事故があるばかりではない。あの星に暮らす人間は、真綿でじわじわ自分の首を絞めながら、自然界のあらゆるものを滅ぼしつつある。そんなところへ舞い戻って、子供たちが幸せに暮らせると思うか?」
イクテュースは答えることができなかった。イシュアクアはかまわず、言葉を次いだ。
「『天海王の宮殿』をとりまく岩山の砦。あのてっぺんにはそれぞれ、地球の生物の進化の過程が刻まれている。人間の彫刻の次にあるのが、炎を上げる球体だ。あれが何を意味するのか、私は知らなかった。というより、これまでたいして気にもとめていなかった。今日、天海王の手の星形分身たちが奏でる曲によってそれがわかった。人間たちが争いと憎しみとエゴの果てに地球の全てを燃やしつくしてしまうことを意味しているのだ。そして、岩山の彫刻は一周して原初の生物に戻る。あの星の文明が燃え尽きて、原初の姿に戻ることを意味している。人間の営みは何もかも幻と消え、何もかもが元の木阿弥になると…」
イシュアクアの細い体がふらつき始めた。
「この世界の月は地球のごく一部の、幸せそうな子供たちが暮らす地域だけを見て、不幸な子供たちの魂が飛び立った同じ星とは気づかず、そこが理想の惑星でそこに住むのが別の新しい人類だと思った」
イシュアクアが言葉を切るたびに、イクテュースはもう何も言わないでほしいと心に願った。
「姉のコアトリクエとその仲間たちを、私は悪く言っていた。私は彼女に詫びなければならない。彼女のしていたことは、私に比べたら罪のないことだ。儀式を受けた子供たちは、私たちが『約束の天体』と呼んでいる場所へ行ったのではない。位置は同じでもまったく違う、大昔の地球へ行って、森の中や草の葉の陰などで暮らす小さな生き物になったのだ。現在の地球でキャット・シー、ノーム、コボルト、妖精などと呼ばれて伝説が残っている生き物だ。身勝手な大人のせいで不幸な死をむかえる子供になるよりずっとましではないか?私にはそう思える」
イシュアクアは眠らないためにしゃべり、しゃべるために無理に目覚めていようとしていた。イクテュースは、なんとかして彼女の言葉を止めたかった。なのに、言うべき言葉がみつからない。
「『天海王の宮殿』の『食の部屋』に集められた子供たちの行き先は、地球にとてもよく似た惑星で、そこに住む生命体は人間そっくりだが、もう一段階進化している。精神的な進化だ。だから、お互い同士や自分たちの住む世界を滅ぼしたりしない。そこが本当の、新しい地球だ。『食の部屋』の『食』は子供たちを食らうことではない。『天海王の宮殿』で儀式を受けた子供たちの魂は、天王星と海王星の裏側を通って、いわば、それらの星に太陽の光をさえぎられる『食』の状態を経て、太陽系の外にあるその惑星へ行く。この『食』が元になってあの宮殿は、いけにえの子供を食らう者の住み家だという噂が立ってしまったのだ」
イクテュースは『天海王の宮殿』がある方向をにらみつけた。
宵の明星のように小さく、青い炎が見えた。
「元からある地球とは別の新しい地球は、そこの言葉で『ラビエネ』と呼ばれている。〈生命の奇跡〉という意味だ。そこで子供たちは、新しい人類となって出発する。母なる大地を痛めつけたり、生命の故郷である海を毒で汚したりせず」
イシュアクアは夢みるような目をして星空を見上げた。まるで、その中から子供たちが送られていった星を見きわめようとするように。
「『食の部屋』で儀式を受けている間、子供たちは耳をすませばいつだって、天海王に手の星形分身たちが奏でる曲のコーラス部分の歌詞によって、この事実を知ることができる。自分たちの泣きわめく声でそれをかき消しているだけだ。でも、怖いのも悲しいのもわずかの間。彼らは地球のことも、『天海王の宮殿』での儀式のことも忘れ、別の太陽系にある『ラビエネ』に生まれ変われるのだから」
そう言った後、首をうなだれて前に倒れかかるイシュアクアを、イクテュースが抱え起こす。
「もう、おやすみにならないと」
イクテュースは間が抜けていると思ったが、ほかに言葉が出てこない。
「いいや。起きている、二度と眠らない。私が眠れば、水球時計の中のイルカ針はきっと、新しい一日を始める。それは儀式へ向かって流れ出す時間かもしれない。月はお告げを用意して、新しい〈旅立つ子供〉の元々の姿を『太陰石』の水鏡の中に用意しているかもしれない。もう、儀式を行うのはいやだ。二度と地球へなど、子供を送り出さない」
「けれども、そこで誰もが不幸になるわけではない。多くの子供たちはそこで、愛情に満ちた人々に囲まれて幸せに育っているのでしょう」
「誰かの代わりに誰かが幸せ。そなたはそれでいいと言うのか。それでは、はじめの誰かが生まれてきた意味はどこにある?努力したり怠けたりした結果でもないのに、幸せな子供になったり不幸な子供になったりしていいと言うのか?みんながみんな、幸せでなければ。そうだ。これからは、〈旅立つ子供〉が『太陰石』に降り立ったら、『天海王の宮殿』へ行けと言ってやれ。あそこへ行けば、美しい天体『ラビエネ』へ完璧な人間として生れ出ることができる。生まれたての赤ん坊以外は、一滴の涙も流さずに育っていける」
閉じそうになる目を必死で開けて、イシュアクアはまた倒れそうになる体をなんとか自分で起こした。
「それより何より、このことが大切なのだ。地球は滅びに向かって真っ逆さまに転がり落ちてゆく星。私は、そんなところへ子供たちを追い立ててきた。そして、天海王や祈りの鳥を悪者呼ばわりしてきた。お笑いぐさだ」
イシュアクアは眠気に抵抗しきれない前かがみの姿勢で半分目を閉じ、自嘲の笑いを浮かべた。イクテュースは、少しでも彼女の心を軽くするみちはないものかと言葉を探した。それは、すぐに見つかった。
「だとしても、この世界にある月が地球を『約束の天体』と信じて命じたこと。あなたに非はありません」
「多分、昨夜、夜明け前までの間に月は地球の別の面を見たのだろう。そして、何かがおかしいと感じ、お告げの時間に私に助けを求めたのだ。私にどうしようがある。あいあわれむのがせいいっぱいだ。さいわい、そなたたちにはまだ、望みがある。早く『天海王の宮殿』へ行き、儀式を受けて『ラビエネ』へ送り出してもらえ。コネホもロボも連れて。塔の中に押しかけてきた者たちにも教えてやれ。コアトリクエは〈旅立つ子供〉ではないが、天海王は儀式を授けてくれるかもしれない。彼女とその仲間たちも、いや、『いのちの島』に残っている者全員だ。そなたが導いてゆけ。選別なしの、ノアの方舟だ」
「私が、ですか?」
「ほかに適任の者がいるか?」
「あなたは?」
「私か?私も月も同じように罪深い。天空の主の怒りの鉄槌がほかの者たちにまで及ばないよう、月とともにここに残る」
イクテュースはしばらく黙っていたが、やがて、胸に提げた水球時計を手のひらに載せて見つめながらぽつりと言った。
「私もここに残ります」
イシュアクアの目が大きく見開かれる。眠気など吹き飛んだという顔だ。それを見て、イクテュースはあわててつけ足した。
「朝までは…。それから、皆を連れて『天海王の宮殿』へ行きます」
「そうか。安心…した」
言い終わるか終らないうちに、イシュアクアの目がみるみる細くなり、まぶたがぴったりと閉じた。
彼女は力を抜いてイクテュースの肩にもたれかかり、寝息をたて始めた。
ふだんは、お告げの有無のおうかがいをたてる時に、その日初めてイシュアクアの顔を見る。
だから、イクテュースにとって、これが始めて見る彼女の寝顔だった。
まぶたの隙間にうっすらとにじむ光に胸の痛みを感じながら、彼はひとり言を言った。
「そんなことはみんな、風変わりな夢。目覚めた時には忘れています。真実であろうがなかろうが、そんなことはどうでもいい」
イクテュースはイシュアクアの頭を膝に横たえ、おだやかな寝息に耳をすました。
ふと目を上げた彼は、祈りの鳥がこちらに向かって飛んでくるのを目にした。背には大きな体の男が乗っている。
彼はとっさに、イシュアクアをかばうように彼女の上に身を伏せた。
イシュアクアの目が半月のようになり、まぶたが重く垂れる。いつもなら、とっくに床に就いている時間だ。
「子供には、死ななければならない理由は何一つない。子供が十代までで一生を終えるのは、とても不自然で不幸なことだ。そして、それは避けることのできない病気の場合もあるが、ほとんどが大人の不注意、無関心、身勝手のせいで起こる。地球には戦争、飢餓、子供を巻きこむ事故があるばかりではない。あの星に暮らす人間は、真綿でじわじわ自分の首を絞めながら、自然界のあらゆるものを滅ぼしつつある。そんなところへ舞い戻って、子供たちが幸せに暮らせると思うか?」
イクテュースは答えることができなかった。イシュアクアはかまわず、言葉を次いだ。
「『天海王の宮殿』をとりまく岩山の砦。あのてっぺんにはそれぞれ、地球の生物の進化の過程が刻まれている。人間の彫刻の次にあるのが、炎を上げる球体だ。あれが何を意味するのか、私は知らなかった。というより、これまでたいして気にもとめていなかった。今日、天海王の手の星形分身たちが奏でる曲によってそれがわかった。人間たちが争いと憎しみとエゴの果てに地球の全てを燃やしつくしてしまうことを意味しているのだ。そして、岩山の彫刻は一周して原初の生物に戻る。あの星の文明が燃え尽きて、原初の姿に戻ることを意味している。人間の営みは何もかも幻と消え、何もかもが元の木阿弥になると…」
イシュアクアの細い体がふらつき始めた。
「この世界の月は地球のごく一部の、幸せそうな子供たちが暮らす地域だけを見て、不幸な子供たちの魂が飛び立った同じ星とは気づかず、そこが理想の惑星でそこに住むのが別の新しい人類だと思った」
イシュアクアが言葉を切るたびに、イクテュースはもう何も言わないでほしいと心に願った。
「姉のコアトリクエとその仲間たちを、私は悪く言っていた。私は彼女に詫びなければならない。彼女のしていたことは、私に比べたら罪のないことだ。儀式を受けた子供たちは、私たちが『約束の天体』と呼んでいる場所へ行ったのではない。位置は同じでもまったく違う、大昔の地球へ行って、森の中や草の葉の陰などで暮らす小さな生き物になったのだ。現在の地球でキャット・シー、ノーム、コボルト、妖精などと呼ばれて伝説が残っている生き物だ。身勝手な大人のせいで不幸な死をむかえる子供になるよりずっとましではないか?私にはそう思える」
イシュアクアは眠らないためにしゃべり、しゃべるために無理に目覚めていようとしていた。イクテュースは、なんとかして彼女の言葉を止めたかった。なのに、言うべき言葉がみつからない。
「『天海王の宮殿』の『食の部屋』に集められた子供たちの行き先は、地球にとてもよく似た惑星で、そこに住む生命体は人間そっくりだが、もう一段階進化している。精神的な進化だ。だから、お互い同士や自分たちの住む世界を滅ぼしたりしない。そこが本当の、新しい地球だ。『食の部屋』の『食』は子供たちを食らうことではない。『天海王の宮殿』で儀式を受けた子供たちの魂は、天王星と海王星の裏側を通って、いわば、それらの星に太陽の光をさえぎられる『食』の状態を経て、太陽系の外にあるその惑星へ行く。この『食』が元になってあの宮殿は、いけにえの子供を食らう者の住み家だという噂が立ってしまったのだ」
イクテュースは『天海王の宮殿』がある方向をにらみつけた。
宵の明星のように小さく、青い炎が見えた。
「元からある地球とは別の新しい地球は、そこの言葉で『ラビエネ』と呼ばれている。〈生命の奇跡〉という意味だ。そこで子供たちは、新しい人類となって出発する。母なる大地を痛めつけたり、生命の故郷である海を毒で汚したりせず」
イシュアクアは夢みるような目をして星空を見上げた。まるで、その中から子供たちが送られていった星を見きわめようとするように。
「『食の部屋』で儀式を受けている間、子供たちは耳をすませばいつだって、天海王に手の星形分身たちが奏でる曲のコーラス部分の歌詞によって、この事実を知ることができる。自分たちの泣きわめく声でそれをかき消しているだけだ。でも、怖いのも悲しいのもわずかの間。彼らは地球のことも、『天海王の宮殿』での儀式のことも忘れ、別の太陽系にある『ラビエネ』に生まれ変われるのだから」
そう言った後、首をうなだれて前に倒れかかるイシュアクアを、イクテュースが抱え起こす。
「もう、おやすみにならないと」
イクテュースは間が抜けていると思ったが、ほかに言葉が出てこない。
「いいや。起きている、二度と眠らない。私が眠れば、水球時計の中のイルカ針はきっと、新しい一日を始める。それは儀式へ向かって流れ出す時間かもしれない。月はお告げを用意して、新しい〈旅立つ子供〉の元々の姿を『太陰石』の水鏡の中に用意しているかもしれない。もう、儀式を行うのはいやだ。二度と地球へなど、子供を送り出さない」
「けれども、そこで誰もが不幸になるわけではない。多くの子供たちはそこで、愛情に満ちた人々に囲まれて幸せに育っているのでしょう」
「誰かの代わりに誰かが幸せ。そなたはそれでいいと言うのか。それでは、はじめの誰かが生まれてきた意味はどこにある?努力したり怠けたりした結果でもないのに、幸せな子供になったり不幸な子供になったりしていいと言うのか?みんながみんな、幸せでなければ。そうだ。これからは、〈旅立つ子供〉が『太陰石』に降り立ったら、『天海王の宮殿』へ行けと言ってやれ。あそこへ行けば、美しい天体『ラビエネ』へ完璧な人間として生れ出ることができる。生まれたての赤ん坊以外は、一滴の涙も流さずに育っていける」
閉じそうになる目を必死で開けて、イシュアクアはまた倒れそうになる体をなんとか自分で起こした。
「それより何より、このことが大切なのだ。地球は滅びに向かって真っ逆さまに転がり落ちてゆく星。私は、そんなところへ子供たちを追い立ててきた。そして、天海王や祈りの鳥を悪者呼ばわりしてきた。お笑いぐさだ」
イシュアクアは眠気に抵抗しきれない前かがみの姿勢で半分目を閉じ、自嘲の笑いを浮かべた。イクテュースは、少しでも彼女の心を軽くするみちはないものかと言葉を探した。それは、すぐに見つかった。
「だとしても、この世界にある月が地球を『約束の天体』と信じて命じたこと。あなたに非はありません」
「多分、昨夜、夜明け前までの間に月は地球の別の面を見たのだろう。そして、何かがおかしいと感じ、お告げの時間に私に助けを求めたのだ。私にどうしようがある。あいあわれむのがせいいっぱいだ。さいわい、そなたたちにはまだ、望みがある。早く『天海王の宮殿』へ行き、儀式を受けて『ラビエネ』へ送り出してもらえ。コネホもロボも連れて。塔の中に押しかけてきた者たちにも教えてやれ。コアトリクエは〈旅立つ子供〉ではないが、天海王は儀式を授けてくれるかもしれない。彼女とその仲間たちも、いや、『いのちの島』に残っている者全員だ。そなたが導いてゆけ。選別なしの、ノアの方舟だ」
「私が、ですか?」
「ほかに適任の者がいるか?」
「あなたは?」
「私か?私も月も同じように罪深い。天空の主の怒りの鉄槌がほかの者たちにまで及ばないよう、月とともにここに残る」
イクテュースはしばらく黙っていたが、やがて、胸に提げた水球時計を手のひらに載せて見つめながらぽつりと言った。
「私もここに残ります」
イシュアクアの目が大きく見開かれる。眠気など吹き飛んだという顔だ。それを見て、イクテュースはあわててつけ足した。
「朝までは…。それから、皆を連れて『天海王の宮殿』へ行きます」
「そうか。安心…した」
言い終わるか終らないうちに、イシュアクアの目がみるみる細くなり、まぶたがぴったりと閉じた。
彼女は力を抜いてイクテュースの肩にもたれかかり、寝息をたて始めた。
ふだんは、お告げの有無のおうかがいをたてる時に、その日初めてイシュアクアの顔を見る。
だから、イクテュースにとって、これが始めて見る彼女の寝顔だった。
まぶたの隙間にうっすらとにじむ光に胸の痛みを感じながら、彼はひとり言を言った。
「そんなことはみんな、風変わりな夢。目覚めた時には忘れています。真実であろうがなかろうが、そんなことはどうでもいい」
イクテュースはイシュアクアの頭を膝に横たえ、おだやかな寝息に耳をすました。
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