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三十二章 新作コルセットのフィッティングと揺れる感情
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社内の特別な試着室。
新作コルセットのフィッティングのため、陸と優斗が揃って呼ばれていた。
柔らかな光の中で、二人はそれぞれ選んだデザインのコルセットに身を包む。
陸はいつものように締め付け感にこだわり、胸元からウエストまでぴったりと体を包み込む黒いレースのコルセットを選んだ。
スタッフが丁寧に紐を締めていくと、陸の身体は自然と反応し、頬が紅潮する。
「……やっぱり、これが好きなんだな、俺」
陸は自分の感覚に戸惑いながらも、目を伏せた。
その様子に優斗も気づき、ちらりと陸の顔を見つめる。
「陸、顔赤いよ。大丈夫?」
優斗の声に、陸は一瞬びくっとし、さらに意識が高まる。
優斗自身も新作の淡いピンクのコルセットを身につけており、締め付けが徐々に心地よく感じられ始めていた。
二人は鏡の前で、ぎこちなくもどこか甘い緊張感を共有し合った。
「これって、ただの服じゃなくて……体の中まで響く何かがあるんだな」
陸が小さく呟くと、優斗もそれに応えるように微笑んだ。
その日、二人の間には言葉にできない、けれど確かな感情の交流が生まれていた。
新作コルセットのフィッティングのため、陸と優斗が揃って呼ばれていた。
柔らかな光の中で、二人はそれぞれ選んだデザインのコルセットに身を包む。
陸はいつものように締め付け感にこだわり、胸元からウエストまでぴったりと体を包み込む黒いレースのコルセットを選んだ。
スタッフが丁寧に紐を締めていくと、陸の身体は自然と反応し、頬が紅潮する。
「……やっぱり、これが好きなんだな、俺」
陸は自分の感覚に戸惑いながらも、目を伏せた。
その様子に優斗も気づき、ちらりと陸の顔を見つめる。
「陸、顔赤いよ。大丈夫?」
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「これって、ただの服じゃなくて……体の中まで響く何かがあるんだな」
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