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三十一章 縄の跡と秘密の告白
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翌朝、陸が出社すると、
市川と沙織が彼のデスク近くで待ち構えていた。
「おはよう、陸くん。ちょっと見せてほしいものがあるの」
市川が声をかけ、手のひらを差し出す。
陸がぎこちなく腕をまくると、そこには昨日の緊縛の跡がくっきりと残っていた。
「わあ……これ、縄の跡だよね?」
沙織が興味深そうに覗き込みながら言った。
(なんでわかったんだろう)
陸は顔を真っ赤にして、言葉を詰まらせた。
「そ、それは……ちょっと、趣味みたいなもので……」
市川は優しく微笑みながら、
「趣味?そうなんだ。でも隠さなくていいよ。私たちも興味あるし、教えてほしいな」
沙織もにっこりと頷いた。
「陸くんがそんなことに興味を持っているなんて、素敵だと思うよ」
戸惑いながらも、陸は少しずつ心を開き始めた。
「実は、締め付けられる感覚がすごく心地よくて……女装の時だけじゃなくて、もっと深いところで惹かれてしまって」
三人はその場で話し込んで、陸の新しい一面を受け入れていった。
「これからも無理せず、楽しんでね」
市川の言葉に、陸は胸の奥が温かくなるのを感じた。
市川と沙織が彼のデスク近くで待ち構えていた。
「おはよう、陸くん。ちょっと見せてほしいものがあるの」
市川が声をかけ、手のひらを差し出す。
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「わあ……これ、縄の跡だよね?」
沙織が興味深そうに覗き込みながら言った。
(なんでわかったんだろう)
陸は顔を真っ赤にして、言葉を詰まらせた。
「そ、それは……ちょっと、趣味みたいなもので……」
市川は優しく微笑みながら、
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