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5 ビクターの秘密
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体育教師にはローブとか杖なんてものは要らない。魔法なんて言うものは、体が軟弱なものが使う貧相なアイテムに過ぎない。それが、ビクターの信条だった。
ビクターは、代々歴史ある魔道師の家系に生まれた。親兄弟も親戚もみんな漆黒のローブを纏う。だが一人だけ例外があった。それは、祖母ゼロッテだった。
毎年親戚が集う祖霊会。
蝋燭一本の薄暗い部屋の中、祖母が背負う鮮やかなピンク色のローブは、蝋燭の光に明るく照らされていた。まだ幼いビクターには、とても強烈な印象だった。
「私ね、ある時に恋をしたの。それは、人間でね。でも、ゼロノト家では断固反対に遭って、それから私は誓ったの、『金輪際は魔法は封印する』と。でも、結局は結ばれる事なかったけど、でも私は今でも誇りに思っているわ。」
親戚はみんな、祖母を避けて通っていたが、ビクターはますます興味をそそられた。
魔法を使わず、自らの力で、土地を耕し、香草や薬草、野菜を育てている祖母を。
祖母の育てた野菜は、野菜嫌いのビクターにも甘くおいしく感じたのだ。
「このピンクのローブはね、その証なの。」
そう言って笑う祖母の顔が、ビクターの目には、とても190歳には見えないほど若々しく見えて、チャーミングで魅力的だった。ビクターの心の中には奥深く、祖母の言葉が残った。
ある時、幼いビクターは、樹海で迷子になった。友達とかくれんぼをしていて、奥深くまで入ってしまい、迷子になったのだ。
次第に暗くなっていく森の中、一人で細い道を杖の先についた小さな明かりだけを頼りに山道を降りていく。道を踏みしめる度にポキっと鳴る小枝の音が、次第に森の異界へと誘われているように聞こえていた。
「誰かいないの?ねえ、だれか、いるんだろ?」
ビクターはまだその時は知らなかった。その森は別名、『魔法使い喰いの森』と言われていることを。また魔力の高くない魔法使いを奥深くに誘い込み喰いながら、この森は長い時間、魔力を蓄えてきたのだった。
ホー……ホー……、
暗い森の中、フクロウの鳴き声が、静かに響きわたる。
涙をこらえながら歩くビクターは、森の魔獣によって自分が誘い込まれていることに、全く気づかなかった。
「坊や、こっちだよ……、真っ直ぐおいで……」
どこからか、懐かしい声が聞こえてきた。
「おばあちゃん?……ゼロッテおばあちゃんなの?」
「ああ、そうだよ。……もうすぐだよ……、いい子だね……」
幼いビクターは周りを見回しながら注意深く先を進んでいく。近くを歩く動物の音が聞こえていた。
パタ……パタ……
「でも、ここ、なんかおかしいよ。」
もう足元の道はなくなっていた。草葉が足元にあたり、皮膚からは血が滲んでいた。杖を握る指先は切れて強い痛みが走っていた。
「いいのよ。全然おかしくないわよ。それにしても、……いい匂いね…、珍しく強い魔力を感じるわ……、」
「なに?おばあちゃん、今なんて?……」
ジュルル……ジュルル……
「ああ、もう凄く美味しそうな子ね。もう待ちきれないわ……、迎えに行こうかしら……」
シュッ……
「えっ?なに?」
振り向くと、背後には真っ黒い底の知れない虚無の洞窟が広がっていた。
粘着質な液体が、ビクターの頬の上に落ちた。
シュルルル……
「何、この匂い、生臭い……、あれっ……」
その洞窟の奥から、真っ赤な粘着質な得体のしれないモノが、急に飛びかかってきた。
「うわあああー」
恐怖に駆られ、地面にうずくまる。ただ何もできずに、自分に襲いかかる何かを見て居るしかなかった。
ガターーン、ドシッ
「ビクター、しっかりしなさい。こんなものに負けてはいけないよ。」
耳元で大きな声がした。
顔をあげると、「本物のゼロットおばあちゃん」だった。
「お婆ちゃん、どうしてここに……」
「いいから、時間がない、早く、これに乗って……」
祖母は、今時どこにも売っていない、手作りの粗末な竹ぼうきにのってやってきていた。
「どうしてわかったの?」
「精霊が教えてくれたのよ。」
祖母は、右手と左足で箒を操作しながら、左手の杖を操作し魔人を撃退していた。祖母の周りは、なにかでキラキラと光っているように見えた。
「精霊?精霊だったら、僕も見たことがあるよ。いつも悪戯ばっかりしている黒いゴブリンでしょ。お父さんも、お母さんも、いつまでも、遊んでないで、精霊を早く手なづけなさいって言っていたよ。」
「ああ、あれは、本物の精霊じゃない。本物の高度な精霊はね、丹念に育てた草花からしか生まれないものよ。キラキラしていて修行を積まないと見えないものなのよ。」
家に着くと、近所の人や親戚の人たちが集まっていた。
「もう、心配してたのよ。どこに行ってたの。お婆ちゃんが、見つけたから良かったものの……、もう帰ってこないかもと思ってたわ……。」
父親は、目を伏せてソワソワし、母親は真っ赤な目で僕を叱りつけた。
「お父さん、お母さん、ごめんなさい。お婆ちゃんが助けてくれたんだよ。」
「おばあさまが……?」
みんな、不思議そうな顔でピンクのローブを纏う祖母を見ていた。
「なあに、森の入り口で迷っていたんだよ。私も、よく迷うから、もしかして、と思ってね。」
「本当にもう、おばあさま、ありがとうございます。何とお礼を言ったらいいか……」
「まあ、水臭い。お礼なんていいのよ。何より子供が無事でよかったよ。」
それから、みんな「良かった良かった」と言い、それぞれ瞬間移動で散っていった。
ビクターには、不思議なことがひとつあった。
祖母の周りに何体もの透き通った、キラキラと綺麗なちいさな精霊たちが見えたのだ。それは、ふだんビクター達が見るゴブリンたちとは違い、とても賢明に見えた。
「ビクター、お前にも見えるのかい?どうやら、気に入られたようだね。でもこれは、誰にも内緒だよ。」
と祖母は言った。だが、それ以来、2度とビクターはその精霊たちを見ることはなかった。そして祖母の魔法も。
だから、恐怖が見せた一時の幻だと、思っていた。
それ以来、ビクターは祖母のことを『偉大なるおばあさま』と呼んでいる。
つづく
ビクターは、代々歴史ある魔道師の家系に生まれた。親兄弟も親戚もみんな漆黒のローブを纏う。だが一人だけ例外があった。それは、祖母ゼロッテだった。
毎年親戚が集う祖霊会。
蝋燭一本の薄暗い部屋の中、祖母が背負う鮮やかなピンク色のローブは、蝋燭の光に明るく照らされていた。まだ幼いビクターには、とても強烈な印象だった。
「私ね、ある時に恋をしたの。それは、人間でね。でも、ゼロノト家では断固反対に遭って、それから私は誓ったの、『金輪際は魔法は封印する』と。でも、結局は結ばれる事なかったけど、でも私は今でも誇りに思っているわ。」
親戚はみんな、祖母を避けて通っていたが、ビクターはますます興味をそそられた。
魔法を使わず、自らの力で、土地を耕し、香草や薬草、野菜を育てている祖母を。
祖母の育てた野菜は、野菜嫌いのビクターにも甘くおいしく感じたのだ。
「このピンクのローブはね、その証なの。」
そう言って笑う祖母の顔が、ビクターの目には、とても190歳には見えないほど若々しく見えて、チャーミングで魅力的だった。ビクターの心の中には奥深く、祖母の言葉が残った。
ある時、幼いビクターは、樹海で迷子になった。友達とかくれんぼをしていて、奥深くまで入ってしまい、迷子になったのだ。
次第に暗くなっていく森の中、一人で細い道を杖の先についた小さな明かりだけを頼りに山道を降りていく。道を踏みしめる度にポキっと鳴る小枝の音が、次第に森の異界へと誘われているように聞こえていた。
「誰かいないの?ねえ、だれか、いるんだろ?」
ビクターはまだその時は知らなかった。その森は別名、『魔法使い喰いの森』と言われていることを。また魔力の高くない魔法使いを奥深くに誘い込み喰いながら、この森は長い時間、魔力を蓄えてきたのだった。
ホー……ホー……、
暗い森の中、フクロウの鳴き声が、静かに響きわたる。
涙をこらえながら歩くビクターは、森の魔獣によって自分が誘い込まれていることに、全く気づかなかった。
「坊や、こっちだよ……、真っ直ぐおいで……」
どこからか、懐かしい声が聞こえてきた。
「おばあちゃん?……ゼロッテおばあちゃんなの?」
「ああ、そうだよ。……もうすぐだよ……、いい子だね……」
幼いビクターは周りを見回しながら注意深く先を進んでいく。近くを歩く動物の音が聞こえていた。
パタ……パタ……
「でも、ここ、なんかおかしいよ。」
もう足元の道はなくなっていた。草葉が足元にあたり、皮膚からは血が滲んでいた。杖を握る指先は切れて強い痛みが走っていた。
「いいのよ。全然おかしくないわよ。それにしても、……いい匂いね…、珍しく強い魔力を感じるわ……、」
「なに?おばあちゃん、今なんて?……」
ジュルル……ジュルル……
「ああ、もう凄く美味しそうな子ね。もう待ちきれないわ……、迎えに行こうかしら……」
シュッ……
「えっ?なに?」
振り向くと、背後には真っ黒い底の知れない虚無の洞窟が広がっていた。
粘着質な液体が、ビクターの頬の上に落ちた。
シュルルル……
「何、この匂い、生臭い……、あれっ……」
その洞窟の奥から、真っ赤な粘着質な得体のしれないモノが、急に飛びかかってきた。
「うわあああー」
恐怖に駆られ、地面にうずくまる。ただ何もできずに、自分に襲いかかる何かを見て居るしかなかった。
ガターーン、ドシッ
「ビクター、しっかりしなさい。こんなものに負けてはいけないよ。」
耳元で大きな声がした。
顔をあげると、「本物のゼロットおばあちゃん」だった。
「お婆ちゃん、どうしてここに……」
「いいから、時間がない、早く、これに乗って……」
祖母は、今時どこにも売っていない、手作りの粗末な竹ぼうきにのってやってきていた。
「どうしてわかったの?」
「精霊が教えてくれたのよ。」
祖母は、右手と左足で箒を操作しながら、左手の杖を操作し魔人を撃退していた。祖母の周りは、なにかでキラキラと光っているように見えた。
「精霊?精霊だったら、僕も見たことがあるよ。いつも悪戯ばっかりしている黒いゴブリンでしょ。お父さんも、お母さんも、いつまでも、遊んでないで、精霊を早く手なづけなさいって言っていたよ。」
「ああ、あれは、本物の精霊じゃない。本物の高度な精霊はね、丹念に育てた草花からしか生まれないものよ。キラキラしていて修行を積まないと見えないものなのよ。」
家に着くと、近所の人や親戚の人たちが集まっていた。
「もう、心配してたのよ。どこに行ってたの。お婆ちゃんが、見つけたから良かったものの……、もう帰ってこないかもと思ってたわ……。」
父親は、目を伏せてソワソワし、母親は真っ赤な目で僕を叱りつけた。
「お父さん、お母さん、ごめんなさい。お婆ちゃんが助けてくれたんだよ。」
「おばあさまが……?」
みんな、不思議そうな顔でピンクのローブを纏う祖母を見ていた。
「なあに、森の入り口で迷っていたんだよ。私も、よく迷うから、もしかして、と思ってね。」
「本当にもう、おばあさま、ありがとうございます。何とお礼を言ったらいいか……」
「まあ、水臭い。お礼なんていいのよ。何より子供が無事でよかったよ。」
それから、みんな「良かった良かった」と言い、それぞれ瞬間移動で散っていった。
ビクターには、不思議なことがひとつあった。
祖母の周りに何体もの透き通った、キラキラと綺麗なちいさな精霊たちが見えたのだ。それは、ふだんビクター達が見るゴブリンたちとは違い、とても賢明に見えた。
「ビクター、お前にも見えるのかい?どうやら、気に入られたようだね。でもこれは、誰にも内緒だよ。」
と祖母は言った。だが、それ以来、2度とビクターはその精霊たちを見ることはなかった。そして祖母の魔法も。
だから、恐怖が見せた一時の幻だと、思っていた。
それ以来、ビクターは祖母のことを『偉大なるおばあさま』と呼んでいる。
つづく
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