85 / 239
第一章 (仮)
第八十五話 暁闇
しおりを挟む
「シェイラリオ様、いかがされました」
薄闇の中で気づかわし気なダフィットと目が合う。
「すみません、寝過ごしましたか」
あわてて身を起こすが、辺りは静かである。
「いえ、まだ時間ではありませんが、だいぶうなされていらっしゃいましたので」
ダフィットは慣れた手つきでシェイルの額の汗をぬぐってくれる。
「ええ、もう大丈夫です」
呼吸を整えるように大きく息を吐く。ダフィットのいう通りうなされていたようで眠ったはずなのに体が重い。しかもだいぶ汗をかいていた。
「夢を――見ていたかもしれません」
夢の内容は思い出せないが、予想はつく。レジスに逃れつく前から何度も同じ場面を繰り返し思い出しているのだから夢にでも出よう。
最後に見たガルフィリオ様の後ろ姿――。
昨日から胸の底に重しのようなものが居座っている感覚から抜け出せない。気を抜くと今さらどうしようもないことをつい考えてしまう。
「何か飲まれますか」
ダフィットにはすべて気づかれている。気を遣わせてしまって申し訳ない。申し訳ないついでにブランデーが欲しいと言いたいところだが、これは叱られるだろう。
「いえ、兵たちを起こしてはいけませんから」
もう一度寝られるような気がしないのでシェイルはそのまま起きあがった。いつまでも過去のことにとらわれている余裕はない。まだ戦場である。ガルフィリオ様の件は昨夜エリッツに助けてもらったのであれで仕舞である。
「兵たちのことは気にしなくとも大丈夫でしょう。まもなく斥候を出す時間ですから」
術兵というのはとにかく集中力や気力がものをいう。十分な休息をとらなければ十全の能力を発揮できない。シェイルは空を見渡した。位置的に太陽は見えないが空全体がうっすらと明るんできている。
しかしこの戦、なかなか分が悪い。はじめはまさか戦場に出向くまでの大事になるとは思わなかった。いや、そもそも出向く必要があったのか。主であるラヴォート殿下が陛下から軍を預かったのだから無視するわけにはいかないのか。だが当初の予定と大幅に変わり陛下の軍を指揮するわけではないうえにラヴォート殿下とは別行動である。しかもどさくさに紛れて術士たちの軍だ。何だかまたうまく利用されているような気がしてくる。
アイザック・デルゴヴァがコルトニエスごと帝国に寝返るという件に関してどれほど下準備をしていたのかわからない。抜け目ない人物である。すでにかの土地は制圧されている可能性すらある。何しろ斥候の戻りを待つしかない。
シェイルが考えごとをしているうちにダフィットは斥候に指名された三人の兵に声をかけ、湯を沸かしていた。エリッツの隣から抜け起きて来たアルヴィンもきちんとそこにいる。年齢のわりにしっかりとした少年だ。
しかも術士としての能力が高い。ロイの出身者に力が強い人間は多くいるが、軍の訓練を受けてもいないのに力をきちんとコントロールできている者はまれである。それは町内会の様子をみれば明らかだ。ロイの人間のようにもとから大きな力がそなわっている者にとってそれを力まかせに発動させることは実はさほど難しいことではない。逆に力をしぼって小さな的に当てる方が難しい。焚きつけにそっと火をうつすような。
先ほどわざわざアルヴィンを呼んで火を入れさせたのもそれが気になったからだ。術士としての能力がそなわっていないことに引け目を感じているダフィットをフォローする意味もあったが、行動をともにするのではればアルヴィンがどれほど力をコントロールできているのか確かめておきたかった。
結果は見事なものだった。ただエリッツがもう一度見せて欲しいとせがんだのを露骨に嫌がっていたのはやはり神経をつかうからだろう。もしも従軍するつもりであればまだまだ訓練は必要だ。
「あれは起こさなくてもいいんでしょうか」
ダフィットはカップに紅茶をそそぎながらシェイルを見る。あれというのはエリッツのことだろう。ゼインといいダフィットといい、甘ったれた印象があるためかエリッツのことをあまりよく思っていないようだ。見ればアルヴィンが抜けた空洞の隣で起きる様子もなく寝息を立てている。両手をきれいにそろえて妙に姿勢いいのが何だかおもしろい。思わず笑いそうになる。
しかし昨日は期待以上の働きぶりを見せた。
本当にブレイデン・グーデンバルドはエリッツを家にとじこめてどうするつもりだったのだろうか。一般教養や筆記だけではなく軍人としてもきちんと教育されていたことは昨日の様子を見れば明らかである。ときおり口をあけてぼんやりしているところは考え物だが、見方を変えれば肝が据わっているといえなくもない。初めての戦場にしてはかなり落ち着いていた。
今さらグーデンバルド家が返してくれといってきたら本人次第とはいえ正直なところ断りたい。
確かにまだいろいろと覚えてもらう必要があり、それには時間がかかるのだろうが、書記官見習いとしても軍人見習いとしても申し分ないうえ、ボードゲームの相手にもなってくれる。何より素直なところが好ましい。若干いやらしい目でこちらを見てくるのが問題といえば問題だが、一から信用できそうな人間をさがすことを考えればささいなことだ。
公には帝国の捕虜としてこの国にいる立場だ。実際に帝国軍の奴隷、後には術兵として従軍していたのでこれは訂正しようにも難しい。それでも何度か仕事を手伝ってくれる者をつけてもらったことがあるが、長く続かなかった。敵国から来たいわくつきの人間に深くかかわりたくないというのは至極まっとうな感情だ。
「エリッツはぎりぎりまで寝かせておいてあげてください」
いいながら湯気の立つ紅茶で満たされたカップを受けとる。ダフィットは軽く顔をしかめた。反応がゼインと同じだ。シェイルがエリッツを甘やかしていると思って気に入らないのかもしれない。だが特に用事もないのにわざわざ起こす必要もないだろう。
「アルヴィン、大丈夫ですか」
アルヴィンはエリッツと話をしているときは子供らしい表情を見せるが、大人の一員として兵たちに混じっていると気の毒なくらいに大人びた表情をつくる。よく気のつく聡い少年だが、そんな様子は長い間大人の顔色をうかがいながら暮らしてきたことを想像させた。
「大丈夫です。きちんと役目を果たします」
火を見つめたままでやはり表情はかたい。緊張しているようだ。同行する他の二人の術兵はリデロがかなりのベテランだといっていたので問題なさそうだが、アルヴィンには荷が勝つ役目だったか。
「アルヴィン」
シェイルはアルヴィンの注意をひくとその頬をぐいっと引っ張った。白蒸しパンのようにやわらかい。
「力が入りすぎています。もし危なくなったらここに戻る必要はありません。そのまま下山して南に逃げなさい。生き残ることが一番です。全部終わったら袖に刺繍を入れないといけませんね」
なぜかアルヴィンは老人たちが着ているようなロイの伝統的な衣服を着ている。その長い袖には本来刺繍をほどこすのが習わしだが、アルヴィンの袖はかつての小さな子供たちが着るような無地の状態である。シェイルが身に着けている北の王の衣装にも銀糸と金糸を使用した王家伝統の刺繍が入っていた。本来刺繍は家に伝わるものであるが、アルヴィンは両親を亡くしている。
「好きな柄を入れてあげましょう。アルヴィンなら草原のモチーフに鷲か、風のモチーフに鼬もいいですね。花は好きですか。あ、それともご両親の刺繍を覚えていれば可能な限り再現してみましょう」
アルヴィンの緊張をほぐしたかっただけだが、慣れないことをするものではない。アルヴィンは泣き出す直前のように大きく顔をゆがめた。シェイルはあわててその白くやわらかな頰から手をはなす。
「――出過ぎたことをいってすみません」
エリッツを起こして話し相手になってもらえばよかった。
「いえ、気にしないでください。うれしかっただけなんです。あまりやさしい言葉をかけてくれる大人はいないので。ただ、案外――迂闊ですよね」
シェイルはアルヴィンのいうことの意味をとりかねて黙る。
「役目はきちんと果たしてここに戻ってきます」
薄闇の中で気づかわし気なダフィットと目が合う。
「すみません、寝過ごしましたか」
あわてて身を起こすが、辺りは静かである。
「いえ、まだ時間ではありませんが、だいぶうなされていらっしゃいましたので」
ダフィットは慣れた手つきでシェイルの額の汗をぬぐってくれる。
「ええ、もう大丈夫です」
呼吸を整えるように大きく息を吐く。ダフィットのいう通りうなされていたようで眠ったはずなのに体が重い。しかもだいぶ汗をかいていた。
「夢を――見ていたかもしれません」
夢の内容は思い出せないが、予想はつく。レジスに逃れつく前から何度も同じ場面を繰り返し思い出しているのだから夢にでも出よう。
最後に見たガルフィリオ様の後ろ姿――。
昨日から胸の底に重しのようなものが居座っている感覚から抜け出せない。気を抜くと今さらどうしようもないことをつい考えてしまう。
「何か飲まれますか」
ダフィットにはすべて気づかれている。気を遣わせてしまって申し訳ない。申し訳ないついでにブランデーが欲しいと言いたいところだが、これは叱られるだろう。
「いえ、兵たちを起こしてはいけませんから」
もう一度寝られるような気がしないのでシェイルはそのまま起きあがった。いつまでも過去のことにとらわれている余裕はない。まだ戦場である。ガルフィリオ様の件は昨夜エリッツに助けてもらったのであれで仕舞である。
「兵たちのことは気にしなくとも大丈夫でしょう。まもなく斥候を出す時間ですから」
術兵というのはとにかく集中力や気力がものをいう。十分な休息をとらなければ十全の能力を発揮できない。シェイルは空を見渡した。位置的に太陽は見えないが空全体がうっすらと明るんできている。
しかしこの戦、なかなか分が悪い。はじめはまさか戦場に出向くまでの大事になるとは思わなかった。いや、そもそも出向く必要があったのか。主であるラヴォート殿下が陛下から軍を預かったのだから無視するわけにはいかないのか。だが当初の予定と大幅に変わり陛下の軍を指揮するわけではないうえにラヴォート殿下とは別行動である。しかもどさくさに紛れて術士たちの軍だ。何だかまたうまく利用されているような気がしてくる。
アイザック・デルゴヴァがコルトニエスごと帝国に寝返るという件に関してどれほど下準備をしていたのかわからない。抜け目ない人物である。すでにかの土地は制圧されている可能性すらある。何しろ斥候の戻りを待つしかない。
シェイルが考えごとをしているうちにダフィットは斥候に指名された三人の兵に声をかけ、湯を沸かしていた。エリッツの隣から抜け起きて来たアルヴィンもきちんとそこにいる。年齢のわりにしっかりとした少年だ。
しかも術士としての能力が高い。ロイの出身者に力が強い人間は多くいるが、軍の訓練を受けてもいないのに力をきちんとコントロールできている者はまれである。それは町内会の様子をみれば明らかだ。ロイの人間のようにもとから大きな力がそなわっている者にとってそれを力まかせに発動させることは実はさほど難しいことではない。逆に力をしぼって小さな的に当てる方が難しい。焚きつけにそっと火をうつすような。
先ほどわざわざアルヴィンを呼んで火を入れさせたのもそれが気になったからだ。術士としての能力がそなわっていないことに引け目を感じているダフィットをフォローする意味もあったが、行動をともにするのではればアルヴィンがどれほど力をコントロールできているのか確かめておきたかった。
結果は見事なものだった。ただエリッツがもう一度見せて欲しいとせがんだのを露骨に嫌がっていたのはやはり神経をつかうからだろう。もしも従軍するつもりであればまだまだ訓練は必要だ。
「あれは起こさなくてもいいんでしょうか」
ダフィットはカップに紅茶をそそぎながらシェイルを見る。あれというのはエリッツのことだろう。ゼインといいダフィットといい、甘ったれた印象があるためかエリッツのことをあまりよく思っていないようだ。見ればアルヴィンが抜けた空洞の隣で起きる様子もなく寝息を立てている。両手をきれいにそろえて妙に姿勢いいのが何だかおもしろい。思わず笑いそうになる。
しかし昨日は期待以上の働きぶりを見せた。
本当にブレイデン・グーデンバルドはエリッツを家にとじこめてどうするつもりだったのだろうか。一般教養や筆記だけではなく軍人としてもきちんと教育されていたことは昨日の様子を見れば明らかである。ときおり口をあけてぼんやりしているところは考え物だが、見方を変えれば肝が据わっているといえなくもない。初めての戦場にしてはかなり落ち着いていた。
今さらグーデンバルド家が返してくれといってきたら本人次第とはいえ正直なところ断りたい。
確かにまだいろいろと覚えてもらう必要があり、それには時間がかかるのだろうが、書記官見習いとしても軍人見習いとしても申し分ないうえ、ボードゲームの相手にもなってくれる。何より素直なところが好ましい。若干いやらしい目でこちらを見てくるのが問題といえば問題だが、一から信用できそうな人間をさがすことを考えればささいなことだ。
公には帝国の捕虜としてこの国にいる立場だ。実際に帝国軍の奴隷、後には術兵として従軍していたのでこれは訂正しようにも難しい。それでも何度か仕事を手伝ってくれる者をつけてもらったことがあるが、長く続かなかった。敵国から来たいわくつきの人間に深くかかわりたくないというのは至極まっとうな感情だ。
「エリッツはぎりぎりまで寝かせておいてあげてください」
いいながら湯気の立つ紅茶で満たされたカップを受けとる。ダフィットは軽く顔をしかめた。反応がゼインと同じだ。シェイルがエリッツを甘やかしていると思って気に入らないのかもしれない。だが特に用事もないのにわざわざ起こす必要もないだろう。
「アルヴィン、大丈夫ですか」
アルヴィンはエリッツと話をしているときは子供らしい表情を見せるが、大人の一員として兵たちに混じっていると気の毒なくらいに大人びた表情をつくる。よく気のつく聡い少年だが、そんな様子は長い間大人の顔色をうかがいながら暮らしてきたことを想像させた。
「大丈夫です。きちんと役目を果たします」
火を見つめたままでやはり表情はかたい。緊張しているようだ。同行する他の二人の術兵はリデロがかなりのベテランだといっていたので問題なさそうだが、アルヴィンには荷が勝つ役目だったか。
「アルヴィン」
シェイルはアルヴィンの注意をひくとその頬をぐいっと引っ張った。白蒸しパンのようにやわらかい。
「力が入りすぎています。もし危なくなったらここに戻る必要はありません。そのまま下山して南に逃げなさい。生き残ることが一番です。全部終わったら袖に刺繍を入れないといけませんね」
なぜかアルヴィンは老人たちが着ているようなロイの伝統的な衣服を着ている。その長い袖には本来刺繍をほどこすのが習わしだが、アルヴィンの袖はかつての小さな子供たちが着るような無地の状態である。シェイルが身に着けている北の王の衣装にも銀糸と金糸を使用した王家伝統の刺繍が入っていた。本来刺繍は家に伝わるものであるが、アルヴィンは両親を亡くしている。
「好きな柄を入れてあげましょう。アルヴィンなら草原のモチーフに鷲か、風のモチーフに鼬もいいですね。花は好きですか。あ、それともご両親の刺繍を覚えていれば可能な限り再現してみましょう」
アルヴィンの緊張をほぐしたかっただけだが、慣れないことをするものではない。アルヴィンは泣き出す直前のように大きく顔をゆがめた。シェイルはあわててその白くやわらかな頰から手をはなす。
「――出過ぎたことをいってすみません」
エリッツを起こして話し相手になってもらえばよかった。
「いえ、気にしないでください。うれしかっただけなんです。あまりやさしい言葉をかけてくれる大人はいないので。ただ、案外――迂闊ですよね」
シェイルはアルヴィンのいうことの意味をとりかねて黙る。
「役目はきちんと果たしてここに戻ってきます」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
いじめられっ子異世界にて、最強の仲間を引き寄せて勝利する!
はじめアキラ@テンセイゲーム発売中
ファンタジー
逃げることと隠れることだけが得意な男子中学生、園部優理。
従来のお節介な性格で、いじめられっ子を助けては自分がいじめの標的にされるということを繰り返していた。
ある日、自分をいじめた不良達と一緒に事故に遭い、異世界転生させられてしまうことに。
帰るためには、異世界を荒らす魔女を倒さなければいけない。しかし与えられたのは“引き寄せ”というよくわからないスキルで……
いじめられっ子だけれど、心の強さなら誰にも負けない!
これはそんな少年が、最強の仲間を引き寄せて異世界で成り上がる物語である。
※表紙絵は汐茜りはゆさんに描いて頂きました。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
嘘つきな君の世界一優しい断罪計画
空色蜻蛉
ファンタジー
誰も傷つけないよう付いた嘘が暴かれる時、誰よりも優しい青年の真実が明らかになる。
悪逆非道な侯爵家に生まれたリトスは、王太子妃を狙っている妹の野望を阻止し、実家を良い感じに没落させて、自分は国外追放されたいな~と考えていた。
軟派で無能な侯爵令息を装い、妹の対抗馬である庶民出身のテレサ嬢を支援したり、裏でいろいろ画策していた。
しかし、リトスの完璧な計画は、国外から招聘された有名な魔術師レイヴンによって徐々に暴かれていく。
リトスとレイヴン、二人の【星瞳の魔術師】が織りなす、オリジナル世界観の異世界ファンタジー物語。
※女性向けハイファンタジー&ブロマンス作品です
恋愛がメインではないので既存の女性向けカテゴリに分類できず・・主役二人の関係性はBLに近いです。
主人公最強、かつ相方も最強で、対等に戦うライバル&相棒です。
主役二人が水戸黄門よろしく事件を恰好よく解決していくお話になります。いっそ文芸の方がいいのかも?
※カクヨム、エブリスタ、Talesで連載中。掲載サイトによって進行がちがいます。
また、番外編の掲載の仕方も各サイトの仕様に合わせて変えています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる