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「はい。詳しいことは未だに不明なのですが、条約を破ったのはムーン王国という別名、光の国が他の四つの国を次々と襲い始めました」
「今でも理由が分からないの?」
「はい、そうです。なぜ、平和協定がありながらコトハが生まれた国が大変な目にあったのか、今でも理由を探っているところです」
「そもそもなぜ、コトハが生まれた国を始め他の国も? それになんでコトハがこちらに来たんだい? コトハだってまだ幼い子供だったはずだろう?」
「順を追って説明致します」
「先程お話した通り私達もまだ幼い子供でした。なぜ、条約を破ったのかは分かりません。けど、ある仮説があると言われています。あくまで仮説ですがお話します。ミサキ」
「はい。光の国は何か振れてはいけない物に触れたか、誰かに操られているのではという二つの仮説があります」
「今はどうなっているのですか?」
不安に感じた私はリョウさんとミサキ君に聞いてみた。
「残念ながら今でも続いております。その証拠にコトハ姫が狙われました」
「えっ、じゃあ私を襲った人は!」
「光の国の者だと私とミサキはそう、思っております」
「……」
なんだか怖いと思った、正直に。
「光の国が何をしょうとしているのかは、分かりません。けど、他の四ヵ国は今でも平和協定の元、同盟を固く結んで助け合っています」
「僕と兄さんがここに来たのは、コトハ姫を守る為と一緒に国に来てほしいからです」
「私が生まれた国……ですか」
「はい。コトハ姫は我々、風の国の第一姫様なのです」
「コ、コトハがお姫様……」
「けど、お話を聞く限り今は大変なのでしょう? そこにコトハさんを……」
「京香の言う通りだなぁ……」
二人が私の事を思って心配だという表情で私を見つめて来る。
もちろん、私もどう話したらいいのか自分の気持がうまく伝えられない、心の中で色んな感情が渦を巻いている、そんな気持ちだ。
「本来なら平和な時に一度、陛下つまりコトハ姫の父君にお会いし、少しの間だけでも父君と過ごし最終的にコトハ姫にこれからの事を決めていただく事を陛下は望んでおりました。けどそれが出来なくなっている今、私とミサキが陛下の代わりにコトハ姫の前に現れました」
「出来なくなったとはなんですか?」
「光の国の行動です。今までは落ち着いていたのが急に動きが活発的に動いているそうです」
「先ほどお話をした仮説のうち、一つだけ当てはまっているのが光の国が何かにあるいは、何者かに操られているなら、四ヵ国のそれぞれの力つまりは、強い力を持っている方で封印をしないといけません。逆に光の国にいる者達は封印をされないよう、強い力を持っている方を遅くとも力を奪う操るなど色々な方法で仕掛けてくるかもしれません。そして今、風の国で一番力が強いのはコトハ姫です」
「えっ、私……が」
「はい。我々の国、風の国では代々、女性の方が力が強いと伺っております。実際、コトハ姫のお母様であられる女王陛下が一番力が強かったと聞いております」
「私のお母さんが……?」
「はい。代々フィール国は女性の方が主に強いお力を受け継ぐ事が多いと聞きます。コトハ姫にも女王陛下からお力を受け継いでおられると思います」
「私に……」
「今でも理由が分からないの?」
「はい、そうです。なぜ、平和協定がありながらコトハが生まれた国が大変な目にあったのか、今でも理由を探っているところです」
「そもそもなぜ、コトハが生まれた国を始め他の国も? それになんでコトハがこちらに来たんだい? コトハだってまだ幼い子供だったはずだろう?」
「順を追って説明致します」
「先程お話した通り私達もまだ幼い子供でした。なぜ、条約を破ったのかは分かりません。けど、ある仮説があると言われています。あくまで仮説ですがお話します。ミサキ」
「はい。光の国は何か振れてはいけない物に触れたか、誰かに操られているのではという二つの仮説があります」
「今はどうなっているのですか?」
不安に感じた私はリョウさんとミサキ君に聞いてみた。
「残念ながら今でも続いております。その証拠にコトハ姫が狙われました」
「えっ、じゃあ私を襲った人は!」
「光の国の者だと私とミサキはそう、思っております」
「……」
なんだか怖いと思った、正直に。
「光の国が何をしょうとしているのかは、分かりません。けど、他の四ヵ国は今でも平和協定の元、同盟を固く結んで助け合っています」
「僕と兄さんがここに来たのは、コトハ姫を守る為と一緒に国に来てほしいからです」
「私が生まれた国……ですか」
「はい。コトハ姫は我々、風の国の第一姫様なのです」
「コ、コトハがお姫様……」
「けど、お話を聞く限り今は大変なのでしょう? そこにコトハさんを……」
「京香の言う通りだなぁ……」
二人が私の事を思って心配だという表情で私を見つめて来る。
もちろん、私もどう話したらいいのか自分の気持がうまく伝えられない、心の中で色んな感情が渦を巻いている、そんな気持ちだ。
「本来なら平和な時に一度、陛下つまりコトハ姫の父君にお会いし、少しの間だけでも父君と過ごし最終的にコトハ姫にこれからの事を決めていただく事を陛下は望んでおりました。けどそれが出来なくなっている今、私とミサキが陛下の代わりにコトハ姫の前に現れました」
「出来なくなったとはなんですか?」
「光の国の行動です。今までは落ち着いていたのが急に動きが活発的に動いているそうです」
「先ほどお話をした仮説のうち、一つだけ当てはまっているのが光の国が何かにあるいは、何者かに操られているなら、四ヵ国のそれぞれの力つまりは、強い力を持っている方で封印をしないといけません。逆に光の国にいる者達は封印をされないよう、強い力を持っている方を遅くとも力を奪う操るなど色々な方法で仕掛けてくるかもしれません。そして今、風の国で一番力が強いのはコトハ姫です」
「えっ、私……が」
「はい。我々の国、風の国では代々、女性の方が力が強いと伺っております。実際、コトハ姫のお母様であられる女王陛下が一番力が強かったと聞いております」
「私のお母さんが……?」
「はい。代々フィール国は女性の方が主に強いお力を受け継ぐ事が多いと聞きます。コトハ姫にも女王陛下からお力を受け継いでおられると思います」
「私に……」
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