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インディア~親蜜の香り~その二章 14
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リンゼイは貴族階級が応援するパブに出入りしており、ここで暴力沙汰が起きたことはなかった。贔屓のサッカーチームの応援と称して、とことんまで酒を飲み、国中を荒らし捲るフーリガンは労働階級の男は人間とは思えないし、社会的病弊だ、と貴族たちは思っている。
こういった連中は外国人以上に値打ちがない。とはいえ、リンゼイは貴族が自分の裕福さをひけらかすのも、家柄を偲ばせるよりは趣味の悪さを感じるが、やはり同じ階級は落ち着く。此処では大凡紳士的に喝采し、少額の非合法の賭けが交わされる程度である。一見の客は受け入れない老舗で、リンゼイは貴族社会の一員として父に連れられ、十八の時出入りを許された。こうしてサッカーがない時でも、英国紳士は社交場を持つのである。
「リンゼイ、お前新婚じゃないか、いいのかこんなところに来て」
「ああ、まあな」
「もう女房が嫌になったのか?」
彼が言葉に詰まって、スコッチを飲むとカウンターに御代わりが置かれた。
「意地悪いっちゃ可哀想だわ。奥さん、とっても可愛い人だって噂よ」
「そりゃあそうだ、何たってアジアのかわいこちゃんだもんな」
その男を無視してバーテンダーの女が、リンゼイを見る。リンゼイのほうはさっと視線を外して、テレビ画面の昨年のサッカー中継に興味を引かれた振りをする。バーテンダーの女の目が、はっきりそれと分かるような誘い掛けをしていたからだ。
後で裏口に来て、待ってるわ。行けば、フェラチオくらいはしてくれるだろう、もう二年以上もフェラしてもらっていない。食事をしないで栄養が摂れるようになったって、女の口は絶対に退化なんてしない、と言い切れるほど男はアレが好きだ。リンゼイもそうだ、あんなに好きだったのに。今まではフェラに不自由したことはない。目が合って性的な火花が散って、人気のないところ……貨物室や臨時のホテルでセックスだけ行なうそんな情事にも困らなかった。
「あんなに色男なのに、アジア女しか捕まえられないなんてねえ」
彼女はロシア人らしく、ロシア語で他の女と話していた。リンゼイは学校で少し習ったので、多少ならロシア語を解することができる。彼は大きく溜め息を吐き、また気持ちが萎んだ。
バーテンの娘たちは若過ぎはしないが、やはりぺちゃくちゃお喋りに花を咲かせることがある。かつて紳士たちが決して女をこういった場所に入れようとしなかったのは、こういった誘惑やお喋りを嫌ったからに違いない。
男だけの下らない話をしていて、リンゼイは故郷に還って来た気がした。そして心の中で考える。こうして友達とだけ過ごせたらどれだけ良いだろう、と。気兼ねのないお喋り、嫌な奴もいないわけではないが、女に対するときの緊迫感はなく構える必要もない。皆までいわずとも分かり合える、何と伸び伸びと自由でいられることか!
だが、数時間経つと、彼はわざわざ自分が自分でいられない場所に戻りたくなった。恋しいのだ、揺れるサリー、澄み渡った黒い瞳、コーヒー色の肌、バスルームで化粧を落としているアーシャをこっそり覗いた時のこと、その細首、快楽に歪んだ苦しそうな顔、甘い菫の香気……。会いたい、彼女は家にいる。家で夫を待っている。抱けなくても良い、抱き締めて眠れたらそれで。そうしてもらえるように、心を尽くそう。
彼は今がもう二十一時過ぎだと知ってショックを受け、現金で支払ってパブを出た。
骨まで凍りそうな寒さの中、車を運転して帰り、ベルを鳴らさずに鍵で入る。室内は新しい侵入者、新妻によって整理整頓され、埃を拭い去られ、磨き抜かれていた。家の中には、寝静まった後の冷え冷えとした空気が漂う。
キッチンにはナンとカレーが用意してあり、彼はパスタを作るという約束を破ってしまったことに気付く。再び深く後悔して、リンゼイはすっかり醒めてしまった酒を再三煽りたくなった。誰にでも分かることだが、もしも自分が身を持ち崩すとしたら女ではなく、まず間違いなく酒だろう。
彼は水に近いシャワーを浴びて、外の埃と穢れを洗い流し、白のコットンパンツとタンクトップを身に着けて寝室に向かった。ベッドにパジャマを着ていくなんて、何ヶ月振りだろうか。
まさか、夜が億劫になろうとは思わなかったな。
リンゼイは寝室のドアの前で一度深呼吸をし、扉を開いてそのドア枠に寄り掛かった。薄暗い寝室内には、サテンのベージュを基調として、寝具が整えられたキングサイズのベッドが浮かび上がっている。このベッドも、前からあるものではない。グレーを基にしていたが、彼女が結婚前に滞在した短期間にリンゼイは寝室を光沢のある白っぽい色で統一しようと決めて、実行したのだ。
思った通り、アーシャの珈琲色の肌にサテンの輝きと、ベージュのまろやかな白さが見事に融合し、彼女は機械的なグレーのベッドにいるよりもずっと生き生きと輝いて見えた。黒い肌が暗闇でも引き立つ白は、彼にとっても華やかで性的な快感を高めてくれた。男はそれしか大事ではないかのようだが、大切な要素ではある。
今も室温が一定に保たれた寝台の上、薄いベッドカバーが優美な曲線を描いている。細いつま先と脹脛、盛り上がった臀部、括れた腰、そして細い肩まで視線を上げていく。しかし、アーシャは此方を向かずに背を向け、ただ黒々とした髪が広がっていた。
彼がベッドに腰掛け、妻の肩に手を置いた。アーシャが振り向き、リンゼイを見つめる。訴え掛けるような瞳を見ていると胸が詰まって、彼はその耳に挨拶代わりの小さなキスを落とす。が、アーシャは首を竦めてしまった。視線を伏せる愛しい妻を凝視し、その瞳を見たいと渇望する。
「セックス……したくなくなったのかな、僕のせいで」
アーシャは顔を上げ、不思議そうな顔で瞳を瞬く。頬を撫で、今度はリンゼイが下を向いた。
「いいんだ、君がしたくなったら……その」
いってくれれば。
可笑しな物だ、もう結婚したというのにリンゼイは彼女に強く出ることができない。今でも機嫌を損ねたくない、と本心から思うのだ。こんなに恋焦がれていることを惨めとは思わなかったが、相手からの恭順を失ってしまうのではないかと思うと惨めだった。
どうして、あんなことをいってしまったのだろう。色々、妄想していたからだ。それで昂ぶったり、ときめいたりしているだけで満足していれば良かったのに。
「どうしてそんなに優しいのですか」
「アーシャ、愛してるんだ、君のこと……考えていると幸せになる。でも、同時に今は辛い、拒まれているから」
それを聞いて、彼女は起き上がった。座りながら、下からリンゼイの唇にキスをした。
「拒んでなんていません、ただ怖かったのです」
「怖がらせるつもりなんて」
「違うの、貴方は優しいもの、怖くはありません」
これまでに一回だけ、この男から、夢見心地の朝後ろから抱きすくめられ、背中に愛撫を受けたことがある。リンゼイは前に手を回して脚の間を弄ろうともした。彼女が振り向こうとしても羽交い絞められて動けず、アーシャがびくっと強張ると、彼は直ちに止め、もう抱こうともしなかった。
――夢かと思ったんだ、それで……びっくりさせてしまったかな、嫌だった?――
リンゼイのあそこは懐中電灯のように、かちかちだった。寝惚けていたせいで理性が吹っ飛んでいたと彼は弁解したが、今から考えれば誘いだったのかも知れない。裸で後ろから抱き付かれ、熱い肌を触れ合わされ、項や肩甲骨にきつく吸い付かれた。乳房を掴み上げられて仰け反ったのは、体の芯を奔流が走り抜けたから。男が耳を澄ましていれば、小さな嬌声を聞いただろう。「それ」が、何と怖かったことか。
こういった連中は外国人以上に値打ちがない。とはいえ、リンゼイは貴族が自分の裕福さをひけらかすのも、家柄を偲ばせるよりは趣味の悪さを感じるが、やはり同じ階級は落ち着く。此処では大凡紳士的に喝采し、少額の非合法の賭けが交わされる程度である。一見の客は受け入れない老舗で、リンゼイは貴族社会の一員として父に連れられ、十八の時出入りを許された。こうしてサッカーがない時でも、英国紳士は社交場を持つのである。
「リンゼイ、お前新婚じゃないか、いいのかこんなところに来て」
「ああ、まあな」
「もう女房が嫌になったのか?」
彼が言葉に詰まって、スコッチを飲むとカウンターに御代わりが置かれた。
「意地悪いっちゃ可哀想だわ。奥さん、とっても可愛い人だって噂よ」
「そりゃあそうだ、何たってアジアのかわいこちゃんだもんな」
その男を無視してバーテンダーの女が、リンゼイを見る。リンゼイのほうはさっと視線を外して、テレビ画面の昨年のサッカー中継に興味を引かれた振りをする。バーテンダーの女の目が、はっきりそれと分かるような誘い掛けをしていたからだ。
後で裏口に来て、待ってるわ。行けば、フェラチオくらいはしてくれるだろう、もう二年以上もフェラしてもらっていない。食事をしないで栄養が摂れるようになったって、女の口は絶対に退化なんてしない、と言い切れるほど男はアレが好きだ。リンゼイもそうだ、あんなに好きだったのに。今まではフェラに不自由したことはない。目が合って性的な火花が散って、人気のないところ……貨物室や臨時のホテルでセックスだけ行なうそんな情事にも困らなかった。
「あんなに色男なのに、アジア女しか捕まえられないなんてねえ」
彼女はロシア人らしく、ロシア語で他の女と話していた。リンゼイは学校で少し習ったので、多少ならロシア語を解することができる。彼は大きく溜め息を吐き、また気持ちが萎んだ。
バーテンの娘たちは若過ぎはしないが、やはりぺちゃくちゃお喋りに花を咲かせることがある。かつて紳士たちが決して女をこういった場所に入れようとしなかったのは、こういった誘惑やお喋りを嫌ったからに違いない。
男だけの下らない話をしていて、リンゼイは故郷に還って来た気がした。そして心の中で考える。こうして友達とだけ過ごせたらどれだけ良いだろう、と。気兼ねのないお喋り、嫌な奴もいないわけではないが、女に対するときの緊迫感はなく構える必要もない。皆までいわずとも分かり合える、何と伸び伸びと自由でいられることか!
だが、数時間経つと、彼はわざわざ自分が自分でいられない場所に戻りたくなった。恋しいのだ、揺れるサリー、澄み渡った黒い瞳、コーヒー色の肌、バスルームで化粧を落としているアーシャをこっそり覗いた時のこと、その細首、快楽に歪んだ苦しそうな顔、甘い菫の香気……。会いたい、彼女は家にいる。家で夫を待っている。抱けなくても良い、抱き締めて眠れたらそれで。そうしてもらえるように、心を尽くそう。
彼は今がもう二十一時過ぎだと知ってショックを受け、現金で支払ってパブを出た。
骨まで凍りそうな寒さの中、車を運転して帰り、ベルを鳴らさずに鍵で入る。室内は新しい侵入者、新妻によって整理整頓され、埃を拭い去られ、磨き抜かれていた。家の中には、寝静まった後の冷え冷えとした空気が漂う。
キッチンにはナンとカレーが用意してあり、彼はパスタを作るという約束を破ってしまったことに気付く。再び深く後悔して、リンゼイはすっかり醒めてしまった酒を再三煽りたくなった。誰にでも分かることだが、もしも自分が身を持ち崩すとしたら女ではなく、まず間違いなく酒だろう。
彼は水に近いシャワーを浴びて、外の埃と穢れを洗い流し、白のコットンパンツとタンクトップを身に着けて寝室に向かった。ベッドにパジャマを着ていくなんて、何ヶ月振りだろうか。
まさか、夜が億劫になろうとは思わなかったな。
リンゼイは寝室のドアの前で一度深呼吸をし、扉を開いてそのドア枠に寄り掛かった。薄暗い寝室内には、サテンのベージュを基調として、寝具が整えられたキングサイズのベッドが浮かび上がっている。このベッドも、前からあるものではない。グレーを基にしていたが、彼女が結婚前に滞在した短期間にリンゼイは寝室を光沢のある白っぽい色で統一しようと決めて、実行したのだ。
思った通り、アーシャの珈琲色の肌にサテンの輝きと、ベージュのまろやかな白さが見事に融合し、彼女は機械的なグレーのベッドにいるよりもずっと生き生きと輝いて見えた。黒い肌が暗闇でも引き立つ白は、彼にとっても華やかで性的な快感を高めてくれた。男はそれしか大事ではないかのようだが、大切な要素ではある。
今も室温が一定に保たれた寝台の上、薄いベッドカバーが優美な曲線を描いている。細いつま先と脹脛、盛り上がった臀部、括れた腰、そして細い肩まで視線を上げていく。しかし、アーシャは此方を向かずに背を向け、ただ黒々とした髪が広がっていた。
彼がベッドに腰掛け、妻の肩に手を置いた。アーシャが振り向き、リンゼイを見つめる。訴え掛けるような瞳を見ていると胸が詰まって、彼はその耳に挨拶代わりの小さなキスを落とす。が、アーシャは首を竦めてしまった。視線を伏せる愛しい妻を凝視し、その瞳を見たいと渇望する。
「セックス……したくなくなったのかな、僕のせいで」
アーシャは顔を上げ、不思議そうな顔で瞳を瞬く。頬を撫で、今度はリンゼイが下を向いた。
「いいんだ、君がしたくなったら……その」
いってくれれば。
可笑しな物だ、もう結婚したというのにリンゼイは彼女に強く出ることができない。今でも機嫌を損ねたくない、と本心から思うのだ。こんなに恋焦がれていることを惨めとは思わなかったが、相手からの恭順を失ってしまうのではないかと思うと惨めだった。
どうして、あんなことをいってしまったのだろう。色々、妄想していたからだ。それで昂ぶったり、ときめいたりしているだけで満足していれば良かったのに。
「どうしてそんなに優しいのですか」
「アーシャ、愛してるんだ、君のこと……考えていると幸せになる。でも、同時に今は辛い、拒まれているから」
それを聞いて、彼女は起き上がった。座りながら、下からリンゼイの唇にキスをした。
「拒んでなんていません、ただ怖かったのです」
「怖がらせるつもりなんて」
「違うの、貴方は優しいもの、怖くはありません」
これまでに一回だけ、この男から、夢見心地の朝後ろから抱きすくめられ、背中に愛撫を受けたことがある。リンゼイは前に手を回して脚の間を弄ろうともした。彼女が振り向こうとしても羽交い絞められて動けず、アーシャがびくっと強張ると、彼は直ちに止め、もう抱こうともしなかった。
――夢かと思ったんだ、それで……びっくりさせてしまったかな、嫌だった?――
リンゼイのあそこは懐中電灯のように、かちかちだった。寝惚けていたせいで理性が吹っ飛んでいたと彼は弁解したが、今から考えれば誘いだったのかも知れない。裸で後ろから抱き付かれ、熱い肌を触れ合わされ、項や肩甲骨にきつく吸い付かれた。乳房を掴み上げられて仰け反ったのは、体の芯を奔流が走り抜けたから。男が耳を澄ましていれば、小さな嬌声を聞いただろう。「それ」が、何と怖かったことか。
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