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第二章 学園の章
4ページ目 捻じれる歴史
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あれから一週間後
シャル達は無事、学園に入学することが出来た。
「ふむ、学園か少し心が躍るな!シャルよ!」
「まぁ、俺も学園に入学する事態が初めてだしな、どういう物か知りたいのもある」
そう言って、シャルは分厚い本を取り出し、白紙のページに書き始める。
「お?また何か書いておるのだな」
「あぁ、学園も中々と良い建物だからな・・・書いておこうと思って」
この建物の特徴や、そこから見える景色など書き込んでいた。
そんな二人は現在、学園の寮で二人で暮らしていた。
そして、今日は入学式だった。
二人は普段は黒色の服と違って、制服はズボンは黒で上着が白色が目立っていた。
「どうだ?我も中々似合うだろう?」
そう言って、スピカはクルクル回りシャルに見せる。
短いスカートが見えそなる、そんな姿を見たシャルは言う。
「あまり回らないでくれ、パンツが見えそうになっているから」
「おや、シャルはそんなの興味が無いと思えたが?」
「まぁ、俺も男だってことだよ」
そんなスピカはニマニマしながら、再びクルクルと回って、シャルの反応を楽しんでいた。
実際、昔のシャルだったら興味はなかっただろう。
しかし、今のシャルは前世と現世の心と記憶が、入り交じって複雑な感じになってしまっていた。
その為、少し感情が豊かになっている。
それはスピカも同じだろう、何たって魔人から人間になったのだから
そう言って、二人は学園へと向かう。
道中、周りの視線がスピカに集まっていた、
スピカの容姿は12歳にも関わらず、何処か大人っぽさ感じさせるからだ。
すると、遠くから話声が聞こえる。
「うわぁー、噂の大賢者様らしいよ!」
「めっちゃ美人じゃねぇか・・・!」
「しかし、隣の子は誰だろう?見た感じ弱そうなんだが・・・」
「大賢者様がお慈悲で連れて行ってるんじゃないか?」
「ウケル」
そんな、高評価と低評価の感想が交わって聞こえていた。
しかし、二人はそんなもの気にせず学園へと向かって行く。
シャルに対する蔑むような目をしている人がいるが、スピカがその度に睨んで黙らしていた。
「スピカ、そこまでしなくてもいいんだぞ?」
「何を言う、我の恋人ではないか。当たり前の行動でしょ?」
「恋人になった覚えは無いが、ありがとうな」
「む、相変わらずお堅いな」
そんなやり取りを続けていた。
そして、学園前には今日入学するであろう生徒達が歩いていたり、教師が入学式の場所を誘導をしていた。
二人は誘導されるがままに連れていかれたのだった。
誘導された場所に着くと生徒達が集まっていた、上級生であろうか?
制服の色が違う生徒達もいたのだ。
「また、後でね」
「あぁ」
短い挨拶をして別れた、二人はお互い離れた場所に指定された席に座る。
シャルは慣れない人混みで少し疲れて腰かけていると隣にいる生徒が話しかけてくる。
「あ!君は・・・!」
「ん、だれだ?」
「えええええー!忘れちゃったんですかぁ!?」
シャルは隣にいた女生徒をよく見ていた。
金髪の髪に青い瞳、聞き覚えが騒がしいこの声は何処か聞いたことあった。
そこでシャルは思い出した、1週間前に慌てて走っていた子だった。
というよりもあの一瞬で良く覚えていたんだとシャルは思った。
「ああ、君は何か嵐のように謝罪して、それ以降謝罪しなかった子だ」
「えぇ!?そんな覚え方されてたんですか!?」
「それもそうだろう?名乗って貰っていないし」
その女の子は、「あっ」と言って自己紹介を始めた。
「私の名前はニーア!ニーア=アヴェルモンド!よろしくね!」
「アヴェルモンド?あぁー、勇者の家系の者か」
「勇者?なんの事なんです?」
ニーアと名乗る少女は何だかわかっていないようだった。
シャルは前世の記憶を持っていた為、レイルの名前を知っていた。
レイルの名前はレイル=アヴェルモンドだった筈なのだが、ニーアはおかしそうな顔で言う。
「勇者様の家系って、ニルヴァナフの筈じゃないんですか?レイル様もニルヴァナフだった気がしますけど・・・」
「は?何を言って・・・」
シャルはニルヴァナフの名前を何処か聞いたことあるような気がした。
前世の記憶を頼りに思い出そうとした。
しばらく考えていると、一人の人物の名前を思い出す。
それはかつで戦ったいた十二魔将軍の一人のニルヴァナフと同じ名前が一致していた。
彼はシャルの手で葬られた筈、何故、その名前があるのか。
何らかの方法で生き残ったことを予想した。
同じ名前だけかもしれないが、前世では、
「所で君の名前は!!」
「あぁ、シャル=クロエだが・・・」
「シャルくんだね!よろしく!」
ニーアは手を出して握手をしようとした。
シャルは気づく、ニーアの手に無数の豆があった。
その手を見ると、かつての友を思い出し、その豆を懐かしそうに見ていた。
「(そういや、あいつも結構努力家だったんだよな、やっぱりアイツらしい家系だよ)」
シャルはニーアの手を握り返して握手をした。
ニーアの顔は何処となく満足そうにしていた。
女の子らしくないその手は、とてもゴツゴツしていた。
此処まで豆ができるのに、どれぐらい剣を振っていたのかが想像できた。
それは、何万何千万回という数で振っていたのだろう。
「あ、そろそろ始まるよ」
ニーアはそう言って前を向いて、それに続けて前を向いた。
舞台に現れたのはハグルマだった。
「皆さんご入学おめでとうございます」
ハグルマは一言挨拶をして長い話を始めた。
すると、隣にいたニーアが話しかける。
「ハグルマ学園長って、すごいんですよ!この世界で、珍しい時空術士なんですよ」
「へぇー」
その事を聞いたシャルは、あんな頑固者でも、腐っても実力者なんだなと思った。
あの時、一瞬で場所を移動させたのもハグルマの能力なんだと理解する。
そんなこんなでハグルマの長い話は終わり、それぞれの教室に移動する。
自分の教室に戻ると、スピカがつまらなそうに席に座っていた。
シャルに気づくとパァッと笑顔になり立ち上がって近づいてくる。
「おお!シャルよ、我は待っていたぞ!」
「ああ、はいはい・・・」
「あれ?シャルくんは大賢者様の知り合いなんですか?」
すると、スピカは後ろにいた、ニーアに気づくと物珍しげに見つめて話はじめる。
「ほぉ・・・勇者の家系の者か」
「あぁ、スピカは分かるのか?」
「あぁ勿論だよ、我を誰だと思っている?」
スピカはニーアの事をすぐに勇者の家系だと気づいた。
元魔王だからというのもあるかもしれない
しかし、ニーアはスピカの発言を否定した。
「いえ、私は普通に村育ちの人なんですけど・・・、それに勇者の家系はニルヴァフ家だったと思うんですが・・・」
「は?ニルヴァフ?」
「だよなぁ、そんな反応するよなぁ」
スピカは、その事実に驚いていた。そんな反応するのも無理もなかった。
なんせ、元々魔人の家系が、勇者の家系となっているのだから
この2000年間の間に何かあったのは違いないようだ。
「ふぅむ・・・、思っていた以上に深刻化しているのか?」
「スピカ?」
「いや、何でもないよ、シャル」
スピカは何かブツブツ言いながら考え込んでいた。
彼女は何かを知っているようだった、後でスピカに聞く必要だあるようだ。
すると、ニーアは話を戻そうと再び話はじめる。
「所で!シャルさんは、大賢者様とどんなご関係なんですか!」
そう、興味津々に聞いてくる、シャルが答えようとするとスピカが話を遮り言う。
「っふ・・・我の恋人よ・・・」
「えっ!?」
ニーアは口を押えて、目を丸くして驚いた。
その瞬間、周りの人たちが一斉にシャルに視線があつまる。
シャルは内心、毎回こいつは俺の味方なのか敵なのか分からなくなってくる。
そう思いつつ、突き刺さる視線をどうにかする為にシャルは落ち着いた声で訂正するように話す。
「こらこら、こいつは旅の仲間だ、恋人ではないが、友だと思ってるよ」
「なによー、シャルはつれないなあ、そろそろ我の愛を受け取ってもいいのではないか?」
スピカは一方的に求愛をするが、シャルは断り続けた。
その話を聞いた、周りの人たちは
やっぱりそうか、だよねーとの話が聞こえてくる。
若干失礼な事を言われたような気がする。だが、シャルは聞こえない振りをした。
入学式は何事もなく終わったのだった。
シャル達は無事、学園に入学することが出来た。
「ふむ、学園か少し心が躍るな!シャルよ!」
「まぁ、俺も学園に入学する事態が初めてだしな、どういう物か知りたいのもある」
そう言って、シャルは分厚い本を取り出し、白紙のページに書き始める。
「お?また何か書いておるのだな」
「あぁ、学園も中々と良い建物だからな・・・書いておこうと思って」
この建物の特徴や、そこから見える景色など書き込んでいた。
そんな二人は現在、学園の寮で二人で暮らしていた。
そして、今日は入学式だった。
二人は普段は黒色の服と違って、制服はズボンは黒で上着が白色が目立っていた。
「どうだ?我も中々似合うだろう?」
そう言って、スピカはクルクル回りシャルに見せる。
短いスカートが見えそなる、そんな姿を見たシャルは言う。
「あまり回らないでくれ、パンツが見えそうになっているから」
「おや、シャルはそんなの興味が無いと思えたが?」
「まぁ、俺も男だってことだよ」
そんなスピカはニマニマしながら、再びクルクルと回って、シャルの反応を楽しんでいた。
実際、昔のシャルだったら興味はなかっただろう。
しかし、今のシャルは前世と現世の心と記憶が、入り交じって複雑な感じになってしまっていた。
その為、少し感情が豊かになっている。
それはスピカも同じだろう、何たって魔人から人間になったのだから
そう言って、二人は学園へと向かう。
道中、周りの視線がスピカに集まっていた、
スピカの容姿は12歳にも関わらず、何処か大人っぽさ感じさせるからだ。
すると、遠くから話声が聞こえる。
「うわぁー、噂の大賢者様らしいよ!」
「めっちゃ美人じゃねぇか・・・!」
「しかし、隣の子は誰だろう?見た感じ弱そうなんだが・・・」
「大賢者様がお慈悲で連れて行ってるんじゃないか?」
「ウケル」
そんな、高評価と低評価の感想が交わって聞こえていた。
しかし、二人はそんなもの気にせず学園へと向かって行く。
シャルに対する蔑むような目をしている人がいるが、スピカがその度に睨んで黙らしていた。
「スピカ、そこまでしなくてもいいんだぞ?」
「何を言う、我の恋人ではないか。当たり前の行動でしょ?」
「恋人になった覚えは無いが、ありがとうな」
「む、相変わらずお堅いな」
そんなやり取りを続けていた。
そして、学園前には今日入学するであろう生徒達が歩いていたり、教師が入学式の場所を誘導をしていた。
二人は誘導されるがままに連れていかれたのだった。
誘導された場所に着くと生徒達が集まっていた、上級生であろうか?
制服の色が違う生徒達もいたのだ。
「また、後でね」
「あぁ」
短い挨拶をして別れた、二人はお互い離れた場所に指定された席に座る。
シャルは慣れない人混みで少し疲れて腰かけていると隣にいる生徒が話しかけてくる。
「あ!君は・・・!」
「ん、だれだ?」
「えええええー!忘れちゃったんですかぁ!?」
シャルは隣にいた女生徒をよく見ていた。
金髪の髪に青い瞳、聞き覚えが騒がしいこの声は何処か聞いたことあった。
そこでシャルは思い出した、1週間前に慌てて走っていた子だった。
というよりもあの一瞬で良く覚えていたんだとシャルは思った。
「ああ、君は何か嵐のように謝罪して、それ以降謝罪しなかった子だ」
「えぇ!?そんな覚え方されてたんですか!?」
「それもそうだろう?名乗って貰っていないし」
その女の子は、「あっ」と言って自己紹介を始めた。
「私の名前はニーア!ニーア=アヴェルモンド!よろしくね!」
「アヴェルモンド?あぁー、勇者の家系の者か」
「勇者?なんの事なんです?」
ニーアと名乗る少女は何だかわかっていないようだった。
シャルは前世の記憶を持っていた為、レイルの名前を知っていた。
レイルの名前はレイル=アヴェルモンドだった筈なのだが、ニーアはおかしそうな顔で言う。
「勇者様の家系って、ニルヴァナフの筈じゃないんですか?レイル様もニルヴァナフだった気がしますけど・・・」
「は?何を言って・・・」
シャルはニルヴァナフの名前を何処か聞いたことあるような気がした。
前世の記憶を頼りに思い出そうとした。
しばらく考えていると、一人の人物の名前を思い出す。
それはかつで戦ったいた十二魔将軍の一人のニルヴァナフと同じ名前が一致していた。
彼はシャルの手で葬られた筈、何故、その名前があるのか。
何らかの方法で生き残ったことを予想した。
同じ名前だけかもしれないが、前世では、
「所で君の名前は!!」
「あぁ、シャル=クロエだが・・・」
「シャルくんだね!よろしく!」
ニーアは手を出して握手をしようとした。
シャルは気づく、ニーアの手に無数の豆があった。
その手を見ると、かつての友を思い出し、その豆を懐かしそうに見ていた。
「(そういや、あいつも結構努力家だったんだよな、やっぱりアイツらしい家系だよ)」
シャルはニーアの手を握り返して握手をした。
ニーアの顔は何処となく満足そうにしていた。
女の子らしくないその手は、とてもゴツゴツしていた。
此処まで豆ができるのに、どれぐらい剣を振っていたのかが想像できた。
それは、何万何千万回という数で振っていたのだろう。
「あ、そろそろ始まるよ」
ニーアはそう言って前を向いて、それに続けて前を向いた。
舞台に現れたのはハグルマだった。
「皆さんご入学おめでとうございます」
ハグルマは一言挨拶をして長い話を始めた。
すると、隣にいたニーアが話しかける。
「ハグルマ学園長って、すごいんですよ!この世界で、珍しい時空術士なんですよ」
「へぇー」
その事を聞いたシャルは、あんな頑固者でも、腐っても実力者なんだなと思った。
あの時、一瞬で場所を移動させたのもハグルマの能力なんだと理解する。
そんなこんなでハグルマの長い話は終わり、それぞれの教室に移動する。
自分の教室に戻ると、スピカがつまらなそうに席に座っていた。
シャルに気づくとパァッと笑顔になり立ち上がって近づいてくる。
「おお!シャルよ、我は待っていたぞ!」
「ああ、はいはい・・・」
「あれ?シャルくんは大賢者様の知り合いなんですか?」
すると、スピカは後ろにいた、ニーアに気づくと物珍しげに見つめて話はじめる。
「ほぉ・・・勇者の家系の者か」
「あぁ、スピカは分かるのか?」
「あぁ勿論だよ、我を誰だと思っている?」
スピカはニーアの事をすぐに勇者の家系だと気づいた。
元魔王だからというのもあるかもしれない
しかし、ニーアはスピカの発言を否定した。
「いえ、私は普通に村育ちの人なんですけど・・・、それに勇者の家系はニルヴァフ家だったと思うんですが・・・」
「は?ニルヴァフ?」
「だよなぁ、そんな反応するよなぁ」
スピカは、その事実に驚いていた。そんな反応するのも無理もなかった。
なんせ、元々魔人の家系が、勇者の家系となっているのだから
この2000年間の間に何かあったのは違いないようだ。
「ふぅむ・・・、思っていた以上に深刻化しているのか?」
「スピカ?」
「いや、何でもないよ、シャル」
スピカは何かブツブツ言いながら考え込んでいた。
彼女は何かを知っているようだった、後でスピカに聞く必要だあるようだ。
すると、ニーアは話を戻そうと再び話はじめる。
「所で!シャルさんは、大賢者様とどんなご関係なんですか!」
そう、興味津々に聞いてくる、シャルが答えようとするとスピカが話を遮り言う。
「っふ・・・我の恋人よ・・・」
「えっ!?」
ニーアは口を押えて、目を丸くして驚いた。
その瞬間、周りの人たちが一斉にシャルに視線があつまる。
シャルは内心、毎回こいつは俺の味方なのか敵なのか分からなくなってくる。
そう思いつつ、突き刺さる視線をどうにかする為にシャルは落ち着いた声で訂正するように話す。
「こらこら、こいつは旅の仲間だ、恋人ではないが、友だと思ってるよ」
「なによー、シャルはつれないなあ、そろそろ我の愛を受け取ってもいいのではないか?」
スピカは一方的に求愛をするが、シャルは断り続けた。
その話を聞いた、周りの人たちは
やっぱりそうか、だよねーとの話が聞こえてくる。
若干失礼な事を言われたような気がする。だが、シャルは聞こえない振りをした。
入学式は何事もなく終わったのだった。
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