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第二章 学園の章
3ページ目 入学する為に
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キィン!!
お互いの武器がぶつかり合い、金属音が耳に響く。
「随分と珍しい武器を使っていますね」
「まぁ、これは父さんの形見だけどな、どこで見つけたかは知らないな」
シャルの持っているナイフは、前世で使っていたナイフの物だった。
2000年も経って、錆びずに黒く鈍く光る。
流石、名匠に作ってもらっただけはある。
ナイフを逆手に持ち、斬りかかる。
素早い攻撃でメリエを攻撃するがメリエには当たらなかった、だがシャルはここで終わらせず格闘術を交えながら攻撃をする。
切りかかった後に、肘を曲げ一歩前へ出て顔面に向けて攻撃する。
「っな・・・!?」
その攻撃を予測してなかったのか、咄嗟に後ろに逸れる。
その隙を見逃さず、足払いをして体勢を崩した。
しかし、体勢を崩すがそのままバク転したまま後ろに下がる
「貴方・・・本当にシーフ?」
「まぁ、シーフだけど・・・」
「にしては、シーフらしくない動きをするんですね」
本来シーフはナイフ技がメインの筈がメリエは巧みな格闘術を使うシーフなんて聞いたことが無かった。
メリエはシーフ相手ならどうにかなるだろうという油断をしていた。
改め相手を油断できない敵だと認識した。
「なら、これはどうですかね・・・『斧作成』」
メリエの手から斧をが出てくる、メリエのスキル『斧作成』を発動させた。
メリエはその重そうな斧をシャルに目掛けて投げた。
「うぉ!?」
シャルは思わずの事で慌てて避ける。
その無数の斧がシャルの周りを溜まっていく。
そして、逃げる場所が徐々になくなっていき、そのまま斧が顔面に目掛けて飛んでくる、そのままシャルはナイフで防御をするが、幼いシャルは力が足りず斧にあたったナイフは吹き飛ばされる。
「さぁ、あなたの武器はなくなりました、ここで降参してもいいですよ?」
メリエは斧を構えて言う
「ふん、所詮シーフはシーフだったか、実力が無い者には価値がない」
「ふーん・・・」
学園長はシャルを完全に見下していた、大口を叩いておいてその程度だったかと言わんばかりに。
シャルは昔と違ってレベルも力も殆ど無くした状態だった、力の差は歴然周りの人たちはやはり所詮この程度だったかと鼻で笑う。
だがシャルは顔は
───笑っていた。
その不気味な笑顔はメリエの背中をゾッとさせる。
何故、この状況になってもあの不気味に笑えるのか、見つめる紅い瞳がメリエを防衛本能が働き、構える。
すると、外野にいたスピカがシャルに向けて話しかけた。
「シャルー!いつまで待たせる気だあ!我は飽きたぞ!!」
「もう少しまってろ」
そう言って、さっきまで不気味な笑顔はなく、優しく微笑んでいた。
気のせいだったのだろうか?
メリエはそう思って、瞬きをした時だった。
目の前に"斧"を持った、シャルが振り上げていたのだった。
「いつの間に!?」
シャルは、そのまま斧を振り下げて攻撃をする。
メリエは思わずの事で反応に遅れ、肩に掠れて血が噴き出す。
そのまま、肩を抑えて後退した。
そして、メリエは気づいた、今までの嫌な予感と背中にゾッとする寒気さの正体を分かった。
彼は私を殺しに来てる。
幼い見た目の裏腹に、すさまじい殺意に怖じ気つく。
その年で、平気で人を殺そうとしていたのだから、メリエの顔は徐々に蒼くなってくる。
このまま、戦闘を続けてしまえば・・・。
「(私は殺される・・・!)」
たった一度、その攻撃が当たっただけなのに、彼に恐怖していくのが分かる。
さっきまで整っていた呼吸が、乱れていき苦しくなっていく。
遠くで見ていた、学園長はメリエの様子がおかしい事に気づく
「どうしたのかね?メリエくんが圧倒してる思うんだが・・・様子がおかしい、何があったんだ?」
「恐怖支配ね」
「何?なんだねそのスキルは」
「スキルなんかじゃないわ、あれはシャルの技術、そのままの意味よ。今、彼女はシャル対して恐怖を抱いているわ」
その事を聞いたハグルマは「バカな!?彼女は名のある有名な戦士なんだぞ!?」と言う。
どんなに強くても、一度恐怖を植え付ければ、その恐怖を刺激させれば増幅させることができる。
それは人間の心理学においても、証明される事だった。
子供らしからぬ、不気味な笑みと殺気を浮かべれば誰しも背筋が凍るだろう、それが第一段階だ。
次に恐怖を体験させる事だ。具体的に五感に該当する恐怖を与える。視覚と聴覚では、音もたてずにいつの間にか目の前にシャルが現れたり、触覚では痛みを与え、嗅覚では血の臭いを嗅がせる。
それらの恐怖が重なり合わされ恐怖が増幅される。
それが第二段階だ。
そして、シャルは最後の段階突入しようとした。
シャルは不気味な笑顔でゆっくり近づく
「ハハ・・・クハハッ!!」
「ひっ・・・!?」
メリエは声も出せなくなっていた、足は震えて立つだけで精いっぱいになっていた。
シャルは紅く光る瞳がメリエを捉える、ゆっくりまたゆっくりと一歩ずつ歩いて近づく。
その小さい足音さえが、メリエにとっては、死のカウントダウンしか聞こえなくなる。
「こ、来ないで・・・」
メリエはその場にへたり込む。
笑いながら、手に持った血の付いた斧をちらつかせる。
それを見たメリエは涙を浮かべ懇願し始める。
「やめて・・・!殺さないで・・・!!」
そして、シャルは目の前に立ち、手に持った斧を振り上げる。
メリエは叫んだ、助けを呼んだ。
「助けて!私の負けで良いから!!!だから・・・だからっ!!」
第三段階、それは恐怖を思い出させる。
既に恐怖というのは、記憶に固定化されるものだ。その恐怖を想起させ、記憶を刺激させる事により完成させる。
それがシャルの【恐怖支配(ティモラ・ドミネイト)】の効果だ。
シャルは斧を振るがメリエの顔面ギリギリで寸止めさせる。
メリエは恐怖に耐えきれず、アンモニアみたいな匂いをした水をスカートから漏れ出しそのまま気絶した。
「少しやり過ぎたかな・・・?」
それを見た、ハグルマは絶句する。
あのメリエが、恐怖だけで気絶させるという事実に、信じられなかったようだ。
何故なら、傍から見たら何が起きたか分からなかった。
「シャル・・・流石に女の子にあそこまではないわ・・・」
「ごめん。流石に、俺もやり過ぎたと思ってる」
そう言って気だるそうな男は気絶した、メリエをいつの間に担いでいた。
「んじゃ、勝者はそこの少年で、コイツは俺が保健室まで連れていくんでー、学園長は後は頼むわあー」
男はそのまま何処か行ってしまった。
きっと、介抱する場所に行ったのだろう。
「じゃあ、勝負は勝ったのでいいですよね?」
「うううむ・・・・」
未だにハグルマは現実を受け入れていないようだ。
しかし、スピカは、その頑固さに苛立ったのか、きつめの口調で言う。
「全く、シャルが勝ったと言ったのにまだ認めぬというのか、なら此処にいる価値はないね、シャル行きましょ」
「ま、待ってくれ!!」
すると、その言葉を聞いてハグルマは慌ててスピカを止めようとした。
「わ、わかった!今回は私が節穴だった!認めようシャルくんの入学を!」
かくして、シャルとスピカは無事学園に入学することが出来たのだった。
そして、二人は新たな学園生活を始めるのであった。
お互いの武器がぶつかり合い、金属音が耳に響く。
「随分と珍しい武器を使っていますね」
「まぁ、これは父さんの形見だけどな、どこで見つけたかは知らないな」
シャルの持っているナイフは、前世で使っていたナイフの物だった。
2000年も経って、錆びずに黒く鈍く光る。
流石、名匠に作ってもらっただけはある。
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切りかかった後に、肘を曲げ一歩前へ出て顔面に向けて攻撃する。
「っな・・・!?」
その攻撃を予測してなかったのか、咄嗟に後ろに逸れる。
その隙を見逃さず、足払いをして体勢を崩した。
しかし、体勢を崩すがそのままバク転したまま後ろに下がる
「貴方・・・本当にシーフ?」
「まぁ、シーフだけど・・・」
「にしては、シーフらしくない動きをするんですね」
本来シーフはナイフ技がメインの筈がメリエは巧みな格闘術を使うシーフなんて聞いたことが無かった。
メリエはシーフ相手ならどうにかなるだろうという油断をしていた。
改め相手を油断できない敵だと認識した。
「なら、これはどうですかね・・・『斧作成』」
メリエの手から斧をが出てくる、メリエのスキル『斧作成』を発動させた。
メリエはその重そうな斧をシャルに目掛けて投げた。
「うぉ!?」
シャルは思わずの事で慌てて避ける。
その無数の斧がシャルの周りを溜まっていく。
そして、逃げる場所が徐々になくなっていき、そのまま斧が顔面に目掛けて飛んでくる、そのままシャルはナイフで防御をするが、幼いシャルは力が足りず斧にあたったナイフは吹き飛ばされる。
「さぁ、あなたの武器はなくなりました、ここで降参してもいいですよ?」
メリエは斧を構えて言う
「ふん、所詮シーフはシーフだったか、実力が無い者には価値がない」
「ふーん・・・」
学園長はシャルを完全に見下していた、大口を叩いておいてその程度だったかと言わんばかりに。
シャルは昔と違ってレベルも力も殆ど無くした状態だった、力の差は歴然周りの人たちはやはり所詮この程度だったかと鼻で笑う。
だがシャルは顔は
───笑っていた。
その不気味な笑顔はメリエの背中をゾッとさせる。
何故、この状況になってもあの不気味に笑えるのか、見つめる紅い瞳がメリエを防衛本能が働き、構える。
すると、外野にいたスピカがシャルに向けて話しかけた。
「シャルー!いつまで待たせる気だあ!我は飽きたぞ!!」
「もう少しまってろ」
そう言って、さっきまで不気味な笑顔はなく、優しく微笑んでいた。
気のせいだったのだろうか?
メリエはそう思って、瞬きをした時だった。
目の前に"斧"を持った、シャルが振り上げていたのだった。
「いつの間に!?」
シャルは、そのまま斧を振り下げて攻撃をする。
メリエは思わずの事で反応に遅れ、肩に掠れて血が噴き出す。
そのまま、肩を抑えて後退した。
そして、メリエは気づいた、今までの嫌な予感と背中にゾッとする寒気さの正体を分かった。
彼は私を殺しに来てる。
幼い見た目の裏腹に、すさまじい殺意に怖じ気つく。
その年で、平気で人を殺そうとしていたのだから、メリエの顔は徐々に蒼くなってくる。
このまま、戦闘を続けてしまえば・・・。
「(私は殺される・・・!)」
たった一度、その攻撃が当たっただけなのに、彼に恐怖していくのが分かる。
さっきまで整っていた呼吸が、乱れていき苦しくなっていく。
遠くで見ていた、学園長はメリエの様子がおかしい事に気づく
「どうしたのかね?メリエくんが圧倒してる思うんだが・・・様子がおかしい、何があったんだ?」
「恐怖支配ね」
「何?なんだねそのスキルは」
「スキルなんかじゃないわ、あれはシャルの技術、そのままの意味よ。今、彼女はシャル対して恐怖を抱いているわ」
その事を聞いたハグルマは「バカな!?彼女は名のある有名な戦士なんだぞ!?」と言う。
どんなに強くても、一度恐怖を植え付ければ、その恐怖を刺激させれば増幅させることができる。
それは人間の心理学においても、証明される事だった。
子供らしからぬ、不気味な笑みと殺気を浮かべれば誰しも背筋が凍るだろう、それが第一段階だ。
次に恐怖を体験させる事だ。具体的に五感に該当する恐怖を与える。視覚と聴覚では、音もたてずにいつの間にか目の前にシャルが現れたり、触覚では痛みを与え、嗅覚では血の臭いを嗅がせる。
それらの恐怖が重なり合わされ恐怖が増幅される。
それが第二段階だ。
そして、シャルは最後の段階突入しようとした。
シャルは不気味な笑顔でゆっくり近づく
「ハハ・・・クハハッ!!」
「ひっ・・・!?」
メリエは声も出せなくなっていた、足は震えて立つだけで精いっぱいになっていた。
シャルは紅く光る瞳がメリエを捉える、ゆっくりまたゆっくりと一歩ずつ歩いて近づく。
その小さい足音さえが、メリエにとっては、死のカウントダウンしか聞こえなくなる。
「こ、来ないで・・・」
メリエはその場にへたり込む。
笑いながら、手に持った血の付いた斧をちらつかせる。
それを見たメリエは涙を浮かべ懇願し始める。
「やめて・・・!殺さないで・・・!!」
そして、シャルは目の前に立ち、手に持った斧を振り上げる。
メリエは叫んだ、助けを呼んだ。
「助けて!私の負けで良いから!!!だから・・・だからっ!!」
第三段階、それは恐怖を思い出させる。
既に恐怖というのは、記憶に固定化されるものだ。その恐怖を想起させ、記憶を刺激させる事により完成させる。
それがシャルの【恐怖支配(ティモラ・ドミネイト)】の効果だ。
シャルは斧を振るがメリエの顔面ギリギリで寸止めさせる。
メリエは恐怖に耐えきれず、アンモニアみたいな匂いをした水をスカートから漏れ出しそのまま気絶した。
「少しやり過ぎたかな・・・?」
それを見た、ハグルマは絶句する。
あのメリエが、恐怖だけで気絶させるという事実に、信じられなかったようだ。
何故なら、傍から見たら何が起きたか分からなかった。
「シャル・・・流石に女の子にあそこまではないわ・・・」
「ごめん。流石に、俺もやり過ぎたと思ってる」
そう言って気だるそうな男は気絶した、メリエをいつの間に担いでいた。
「んじゃ、勝者はそこの少年で、コイツは俺が保健室まで連れていくんでー、学園長は後は頼むわあー」
男はそのまま何処か行ってしまった。
きっと、介抱する場所に行ったのだろう。
「じゃあ、勝負は勝ったのでいいですよね?」
「うううむ・・・・」
未だにハグルマは現実を受け入れていないようだ。
しかし、スピカは、その頑固さに苛立ったのか、きつめの口調で言う。
「全く、シャルが勝ったと言ったのにまだ認めぬというのか、なら此処にいる価値はないね、シャル行きましょ」
「ま、待ってくれ!!」
すると、その言葉を聞いてハグルマは慌ててスピカを止めようとした。
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