10 / 36
7.5話(沙弓の場合)
しおりを挟む
「ママンの味方…契約終了まで5ヶ月かぁ…」ピンポーン「はーい!どちら…蛍!?」「姉貴!遊びに来た!」「ええっ!?」(前に妙ちゃんが来たときと全く同じ…)「蛍何でここにいるの!?母さんは!?」「母さんには言ってるから大丈夫!取り合えず説明すると…はい!」「何これ?」「姉貴が最近出てるママンの味方!家で録画したやつをDVDに写し変えたんだよ!」「凄い…誰がやったの!?」「私と母さん2人でだけど…」「蛍って機械得意だっけ?」「普通だよ…姉貴が機械音痴過ぎるだけ!」「うぅ…でもDVDに印刷されてるやつ…これ私のファッションじゃん!」「そう!姉貴の部屋借りていい?」「何するつもり?」「そうだなぁ…ポップな感じにしよう!」ごそごそ…「よし…姉貴!早速始めるよ!とりあえずそれに着替えて」「分かった」5分後「着替えたよ!」(相変わらず着替えるの遅っ!)「次は…メイク!」「メイク!?ちょっと蛍!」パタパタ…「よし!姉貴スマイル!」「こう?」「そうそう!」パシャ!「よし!この調子で~!」「まだやるの!?」「そりゃDVDの表紙するんだから…」「ちなみにママンの味方あと5ヶ月あるからね!?」「うーん…残りは外で撮ろう!」「外!?恥ずかしいんだけど…」「うーん…何処にしよう…あっ!有名な場所あるじゃん!」「有名な場所?」「そう!ドリームマウス!」「楽しそうだけど…人多くない?しかも自腹でしょ…」「チケット買ってあるから大丈夫!私の奢り~!」「ありがとう蛍!」(明日土曜か…)「早速行きますか!」「準備まだなんだけど…」「姉貴準備遅いから私がやる!」「蛍やらなくていいよ!」(早いなぁ…)7分後「はい!出来た!」「早っ!私だったら4時間かかるのに…」「それかかりすぎ…」スタスタ…「いやぁ~!遊園地行ったの高校の修学旅行以来かも…」「私は去年行ったから何も思わないけど!」「それは言わないで…」(そう言えば蛍と2人きりで出掛けるの初めてかも…)「姉貴!見て建物が綺麗!」「そうだね…」(蛍楽しそうだなぁ~!)「私ね奏太君と結婚して子供が出来たら連れていきたいな…って!」「奏太君と続いてるんだ!じゃあ蛍に奏太君以外に好きな人が出来たら?」「それは絶対ない!奏太君以外に好きになるのは家族ぐらい!」「凄い説得力…」30分後「着いた~!」「広いなぁ!」「本当本当!早速ホテル入ろう!」「予約してあるよね?」「うん、大丈夫!」ウィーン…「いらっしゃいませ…」「予約してた湯川です」カチカチ…「…こちらへどうぞ」スタスタ…「ごゆっくりお過ごしください」スタスタ…ガチャ!「…イラッてきたの私だけ?」「うん、別にもう少し笑顔だったら良かったのにぐらいだよ?」「蛍心広いね~!」「姉貴が狭いだけ!まぁ…休もう!」「もう少し喋ろうよ!」「分かったよ!」スタスタ…ガチャ「あれ?」5分後「長かったね~!」「お風呂入ってきたから!」「5分で早っ!」「シャワーだけだから!早いに決まってるでしょ?…そう言えば夏希さんとどう?」「夏希とは普通だよ!時間とかめちゃくちゃ厳しいし遅れたら逆ギレするなとか…自分だってあるくせに!」(ただの悪口…しかも夏希さんの言う通りだよ!)「でも助けてもらってる部分もあるでしょ?」「うーん」「夏希さん、姉貴が遅刻するたんびに平謝りなんじゃない?」「マジで!?」「絶対そうだよ!夏希さんに感謝しないと!」「そ…そうだね!蛍は奏太君とは上手くいってる?」「もちろん!お互いの感覚で!」「幸せそうでなりより…お風呂入ってくる」「分かった!」ガチャ…「姉貴だって夏希さん達に囲まれて楽しいくせに!意地張って~!」翌朝「姉貴!朝だよ!」「うん?もう少し寝かせ…」「その分寝ると遊ぶ時間減るから起きろ沙弓」「蛍…今起きました」「そしたら10分以内に準備すること!」「わ…分かった!」(夏希も蛍も私に対して時間厳しいなぁ…)10分後「出来た!?」「出来た…」(ギリギリ…)「お疲れ様!じゃあ行こう!」「う…うん」キャー!「わぁ~!凄い!広い!」「本当!流石人気のスポット!人が多い!」「姉貴これ乗ろう~!」「うん!」20分経過「全然進まないね…」「それは仕方ないよ!」更に35分経過「まだ~?早く乗りたい!」「もうすぐ乗れそうだよ!」「えっ!?本当!?」「うん!」「次の方どうぞ!」「遂に乗れる~!」「待ったかいあった~!」スタスタ…「あの美人姉妹テンション高いね…」「うん、きっと何かあるのよ!」ビューン!「わぁあはは~!」「蛍~!ドリームマウス全体的に綺麗だよ~!」「本当~!いやっほーい!」「ご乗車ありがとうございました」「楽しかったね~!」「うん!次乗ろう~!」「えっと…待つ時間短縮出来るのは…あれか!蛍!」「何?」「メリーメリーマリーって言う乗り物は待ち時間5分だって!」「早速行こう!」バタバタ…「ようこそ!メリーメリーマリーへ!」「そもそも…メリーメリーマリーって何?」「メリーメリーマリーは…人気バンドLEAVEのボーカルの元奥さん歌った映画のやつだよ!」(えっ…元奥さん!?)「そっか…初めて聞いた」5分後「ゆっくり~!」「本当ゆっくり~!流石メリーゴ…うわぁ~!いきなり早くなった~!」 「目が回る~!」「ギャー!」「姉貴~!しっかり捕まって~!」「つ…捕まってるよ~!」そこから15分間ずっと回り続けた「目が回るうっ~!」「ねぇ…休憩…しよう…」「そ…そうだね」「メリーメリーマリー恐ろしい…」ウィーン「美味しそう…いただきます!美味しい~!」「マジ!?うん…うん!中身がぎっしり入ってて腹持ちがいい~!」「姉貴食レポみたいなことプライベートで言わないで…」「ごめんごめん!テレビで言うから癖になって…」「容姿は良いもんね…私より若く見えるし!」「そんなことないよ!ほらっ!蛍の方がピチピチだし…」「姉貴もそうじゃん!」「そう?」「そうだよ!」「…蛍!次ここに乗りたい!」「?今度はえっと…カップゴー?」「コーヒーカップだよ~!」「それなら安心だね!」スタスタ…「すぐ行けた!しかも空いてる!」「やったー!」「カップゴーですね?どうぞ!」「コーヒーカップなら安心だね~!」「うん!」「間もなくスタートです!」♪~「ゆっくり~!」「風邪気持ち~!」「目があまり回ら…る~!」「姉貴~!早いって~!」「私そんな回してない~!」「止めて~!」「ハァハァ…疲れた~!」「もう…ダメ~!」「ね…ねぇ…お土産コーナー行こう!」「そ…そうだね」「うわぁ~!母さんと友達!そして奏太君にお土産買っていこう~!」「テンション高いなぁ~!私は…」「夏希さん達には買ってあげなよ?」「わ…分かってるよ!何にしよう…これでいっか~!」「早い…決まったんだ!」「うん!これ!」「い…一番安いお菓子?姉貴…いっぱい入ってるやつここにあるから!それ買った方が得だよ!」「でもそんなに持ってない…」(まさか所持金1000円以下!?)「私が姉貴の分も買うからあとでちゃんと返して!私の買う分持ってて…」「えっ!?私の分も買ってくれるの?ありがとう!蛍…払ってる!?」スタスタ…「はい!」「ありがとう…」「まぁ…私に付き合ってくれたお礼!けど…」「家帰ったら返すよ!」「あはは~!」その後お土産巡りをして…「もう暗くなったね…」「うん…しかも肌寒い!」「本当ね…帰ろっか~!」スタスタ…「ふぅ…」「ゆっくり休みたい~!」「うん!」その後私は蛍と電車を乗り継ぎ家に帰った「た…ただいま~!」「姉貴!ここで寝ないで!」「運んで…」「自分で歩け…って足つかむな!はぁー分かったよ!布団敷くから待ってて!」「ありがとう蛍~!助かるよ~!流石我が妹~!」「はい!立って!」「うん!」「おやすみ姉貴!」バタン!「全く…」♪~「もしもし?」『蛍?いつ帰る?』「明日には帰るよ!姉貴も仕事じゃろうと思うし…」『分かった!気をつけて帰るのよ?』「うん」ピッ!「メールだ!えっ!?奏太君!『お義母さんから聞いたよ!お土産待ってるよ!』ってもう!買ってきてるって~!」「蛍うるさい!」バン!「もう!さて…蛍に返す金額は1153円…貯金箱に5000円しかないから1150円でいっか!」翌日「姉貴!私帰るね?」「えっ!?早くない?」「ちょっと寄って行きたい場所があるから!じゃあね!」「そっ…じゃあね蛍!」バタン!「さてと…明日は仕事!疲れるよ…」翌日「おはようございます!」「湯川君!楽しそうだね?休日楽しいことでもあったのかね?」「はい!妹が来まして、旅行しました!」「旅行ですか?それは楽しいことで…」「本当ですね!妹さんとは仲が良いですか?」「はい!自慢の妹です!」『あはは~!』「何言ってんだこいつ…」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる