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21話
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「…てことがあって!ちょっと沙弓?」「…何か彼氏出来た」「えっ?」「だから彼氏出来たの!」「…おめべとう~」ギュッ!「な…夏希!?別に泣くこと…」「いやぁ~!そっか…何か寂しいけどおめでたいことだもんね…」「夏希…」「よし!結婚するなら絶対呼んでね!友人代表でスピーチするから!」「夏希…ありがとう私…っていないし!」ガチャ…「ただいま…」(知らない靴がある…)「よぉ!」「ちょ…何であんたが家に居るのよ!?」「俺達恋人だろう?」「だからって」(鍵は閉めた…まさか!?)「まさか!?」「合鍵作った!」「何勝手に作ってるの!?」「だって俺の荷物全部ここにあるぜ?」「はぁ!?」(蛍に連絡…助けて…変な奴が家に居て困ってる!っと!)♪~「もし…」『姉貴大丈夫!?』「う…うん」「取り敢えず簡単に荷物まとめて!」『分かった!』ピッ!「姉貴…」「どうしたの?」「実は…」ガッ!「おい!どこ行くんだよ!?」「友達の家」ガシッ!「待てよ!」「離して!」「嫌だ」「私はお前の行動にムカついてるんだよ!これ以上怒らせるな…じゃねーとどうなるか…ん!?」クチュッ…「んう!?やめて…」「…やめない」♪~「電話…」(蛍!?)ガッ!「もしもし!?」『大丈夫!?あ…』「姉貴って今は言わないで聞いてるから…」『う…うん!あのさ沙弓』「何…ん!?」『沙弓!』プツン…「…」「蛍ちゃん?」「…奏太君!私…」「なるほど…」(幸せなら止めないけどこれは姉貴が危険…)「奏太君あとどのぐらいで着く?」「あと4分」「4分…分かった」「姉貴!」一方夏希達は「このメンツでいるのも限界だねぇ…」「高田~!それは高田が私と新野と森岡とかんちゃん呼ぶからだよ!」「もうさぁ…限界だよ」「…眠い」「ここのところフラフラしてて…」「もぉー!しっかりして…メール?蛍ちゃん!?」『蛍ちゃん?』「沙弓の妹だよ!」「その子近くに住んでるの?」「さぁ?取り敢えず読むね…」ゴクリ…ピンポーン「沙弓!」ガチャ…「開いてる…?」「沙弓さん!」「えっ…居ない?」「蛍ちゃん!」「えっと…今から出掛けます。大丈夫…すぐ帰ってくるから」「…姉貴!これ頼める人…」『高田さん!』「姉の彼氏がヤバいらしいので様子見てもらえますか?だって…うーん…」「高田さん?」「何?」「大丈夫ですか?」「え…うん」「私、湯川さんの彼氏見てみたいです!」「ちょっと…それは!」「…あのさ」「何?」「いつまで悩んでたって仕方ないでしょ?だから真実をこの目でみよう!」「歌ちゃん…分かった!だけど1人じゃ怖い…付いて来てくれない?」『もちろん!』「私達は高田の味方だし」「困ったら助け合い!」「みんな…」「もちろん湯川のこともね!」「あはは…そうだね!」「ちなみにいつ見にいくの?」「それが…全然」ズコッ!『何じゃそりゃ!』「本当…はぁ~!」ピンポーン!ドンドン!「姉貴!」ガチャ…「蛍ちゃん…部屋空いてる」「えっ…」バタバタ…「姉貴っ!紙?えっと…探さないで今外にいるから!だから警察に言わないで大丈夫」「どういうこと…」「警察に言えないなんて…誰か頼りになる人って」「いるよ!姉貴を大事に思ってる親友が近くに!」「それって…?」『夏希さん!』「早速連絡してみるね!」「分かった!」14分後♪~「返信来た!」「何て?」「『詳しくは分からないけど真実をこの目でみたいから協力させて!』だって!」「おー!流石!」「よし!実行日が決まったら連絡!」(蛍ちゃん…夏希さん困惑すると思う)「ん!?」クチュッ…「ち…ちょっと…はぁ…はぁ」「沙弓可愛いよ」(頭の中がぐちゃぐちゃ…)「…た…なつ…あっ!」ここから全く記憶がない。3日後「姉貴!」「蛍~!」「!?」(姉貴の様子が変!)「ちょっと!しっかりして!姉貴!」「沙弓さん!」ふらっ…「姉貴!」(もう…こうなったらすぐさま決行しないと!)『もしもし蛍ちゃん?』「夏希さんこの間のあれ決行します!」『分かった!私の友達も…』「了解です。」ピッ!「姉貴…」「沙弓!」「あっ…夏希~!」ムニュ…「乳揉むな!」(仕事に影響しなきゃ良いんだけど…)「蛍ちゃん相手の名前って分かる?」「…」(なるほど分からないのね…)「うぅ…」「沙弓?」「助けて…もう一人じゃ何も…」「沙弓は一人じゃない!沙弓が困ったら助けるよ!」「夏希…」「姉貴!無理はダメだよ?取り敢えず今日は寝なよ?」「蛍…」ZZZ…「…沙弓私の膝で寝ないでよ…」「…」(眠い…から)「はぁ…蛍ちゃん私の家に沙弓連れていくね!」「ありがとうございます!」スタスタ…「重い…」(ごめん夏希私自力で歩くの無理…)1時間後「はぁ…着いた」バタン…「…あぁ…布団…沙弓…布団」「…うっ…あれ?ここって夏希の家?」「そうだよ!だって沙弓の家帰ったらまずいでしょ?」「うん…私ねアイツに喧嘩別れをお見舞いしてやろうと思ってるの!」「いやいや…」(どうか上手く…)ブーブー「沙弓」「無視!」「む…無視って…」プルル…「出ない!沙弓の奴連絡一切ないじゃないか!こうなったら…」『戦いをする』数日後「…ここでなら誰もいないし堂々と話せる」「…」「そうだな!お前どこ行ってた!?」「どこって教えるわけないでしょ!?」ギャーギャー!「…この変装大丈夫?」「うーん…私、歌ちゃん、阿木は見た目が違うから大丈夫…」バン!「ふ…ふざけるな!!!!!!!!!」『!?』「私は確かに彼氏を作る為に外に出てた!あんたが助けてくれたのも感謝してるけど…」「じゃあ…俺と仕事仲間どっちが大事なんだよ!」「仕事仲間に決まってるでしょ!」「俺達終わりだな」「そもそも始まってないし」バシャ!「さようなら」「…」『…』「…酷い」「高田どこ行くの?」「ちょっと外」カランコロン…「私達もお会計済ませて出ましょ!」「分かった!」「高田さん1人で大丈夫かな?湯川さんのこと好きだから行動するんだと思うけど」「大丈夫!高田は本気になれば…」「いやいや!たまちゃん男性相手には無理ですよ!」「あれ?みんな何してるの?」『湯川!』『湯川さん!』ダッダッタ…「ハァハァ…ち…ちょっと待ちな!」「君は確か…」「沙弓の一番の親友であり相棒の高田夏希よ!」「へぇー!別れたから僕には関係ない話だから?」「関係ない?じゃあ…沙弓の分の痛みを受けてもらおっか…」『高田!』「えっ」ガシッ!「私に手を出すのは別にやり返すのみだから…2度と現れないで」「それはこっちの…」「辞めた方がよろしいかと?」「えっ?」「私達めちゃくちゃ強いよ!ここにいるパイセンも力も権力も…」「森岡これ以上言わないで」「かんちゃん!湯川のこれ逃げた!」「これ言うな!」「放っておいた方がいいと思いますよ!」「阿木の言う通りあのタイプは関わらない方が一番」「そうだね」「…」「沙弓?」「何でもない!」ダッダッタ…「行っちゃったね…」「うん…」ずーん…「河野!?」「大丈夫!湯川は1人でも生きていけるから!」『いやいや!』「森岡…別に河野は…」「あのっ!眼鏡貸してください!」「えっ!?」バタバタ…「阿木!」「どこ行くの!?」「はぁー結局主人公の出番少ないよなぁ…」あの時も…「結局夏希に取られるし…てか夏希って真夏達と仲良すぎ~!何日一緒にいるのあいつら!逆に凄いわ…」「沙弓~!」「ええっ!?夏希の声がする…」「うにゃ!にゃー!」「!?」(夏…いや夏希にしては小さい…)「ギャー!」(ヤバい…もう)ギュッ…「お…重い」『阿木!』「あっ…皆さん!」「助けて…」「責任持って湯川さん連れて帰ってよ」「いや…えっと…彼氏…」「知るか!」「えっ…ちょっとまーちゃん~!」スタスタ…「阿木湯川の家分かる?」「分からない…」「そうだよね…行ったことないもんね」「パイセン優しいな…」「だって7つ下でしょ?」「まぁ…」「二紀より小さいし…」「かんちゃん私そこまで小さくないよ!真愛美さんより大きい!」『…』「お疲れ様~!」「バイバイ~!」「しばらく休みは家で過ごしたい…」「そーだね」「ちょっと待って下さ…」ブチッ!「ムシャー!」「阿木が壊れた~!」「待てや~!」『ギャー!』チュンチュン「…ヤバッ!外で寝て…あれ?家にいる?また夏希に…阿木?」グゥーグゥー「えっ…夏希、真愛、新野、河野、木瀬、森岡、伊知、市島!?何でいるの!?」「…それは湯川さんをお家まで連れて帰る為ですぅ…」「あのさ…帰ってくれない?」「無理です!彼氏に閉め出されたので」「あっそう…」(阿木って彼氏持ちなんだ)そう思いながら「しばらく今のままでいっか!」と思った沙弓である!
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