2 / 16
第2章
インコ生活が始まった
しおりを挟む
インコになった翌日、目が覚めてもやっぱりインコのままだった。
どうして私は、インコになる事態に陥ったのだろう? 睡眠用の布がかかって暗いかごの中、私はつらつら時間をつぶしていた。
整理してみよう、と私は思った。
私はセキセイインコの中に意識が「転移」したようだ。人間だったはずの私のからだが、今どうのような状態なのかは一切不明だ……。
自分のからだが非常に心配ではある。他人が「転移」して入っている可能性は? はたまた、意識がない状態で死んだと判断されて、もしかしたらもうこの世に体がないという可能性も……私はセキセイのからだで羽をブルブル振るった。考えれば考えるほど、悲惨な状況しか思い浮かばない。
昨日以前の私のことは一旦保留だ。一晩寝ても私はインコのままだ。まずは、このからだに慣れていくことを考えよう。
私は体はインコだが、思考は人間のままだ。人間だった時、インコの飼い主だった。ゆえに、インコになってしまったこの意味不明な状況において、インコという生き物の特性を多少人間視点で知っている。
なんとか、この鱗な脚や、羽がファサファサしている体に思考を順応させて今の状態を少しでもよりよくしていこうと、かなり建設的かつ前向きに決意した。
飼い主は二十代前半と思われる日本人女性。飼い主の言葉を理解できるというアドバンテージは私にとって非常に大きい。
飼い主はこちらが日本語を理解しているとは、夢にも思わないだろうがなw。
時代は私が人間だった時代とほぼ同じ。なぜかわからないが飼い主の住んでいるアパートの間取りは、私が人間の時住んでいた賃貸アパートの間取りに似ていた。
さすがに、同じアパートってことないよな? 一人暮らし用の間取りはだいたい似ているものだ。確かめる手立てはない。私はかごのインコだし、飼い主が自己紹介しないゆえ、ここの住所がわからないのだから!
そこまで考えた時、飼い主が「おはよう!」と言いながら、かごの布を取っ払ってくれた。起床時間になったようだ。昨日は気が付かなかったが、私のかごの他になんと二つも鳥かごが置いてあった。
大きい方のかごに、オカメとセキセイが一羽づつ入っていて、小ぶりのかごにはセキセイインコが一羽入っていた。
ほう、私を入れて4羽のインコがいるわけか。
一羽かごのインコはメスだ……。しかも、相当いばり散らしている様子が伺える。籠を独占している理由はすぐに察しがついた。大きいかごのオカメとセキセイは、メスセキセイが同居できないほど、痛めつけたのだろう。
大きなかごのオカメとセキセイは、いばったメスに蹴散らかされた負け組で、おとなしく同居かご入る結果になったのだろう。ほぼほぼ、この組み合わせになった経緯は想像がつく。
そのボスメスセキセイと視線が合ったので、思いっきり睨み返してやった。私もメスセキセイだ、気が強いのは人間だった時から変わっていない、こいつとは、いつか一戦交えることになると私は直感した。
オカメとセキセイが二羽入っているかごは、大きくてつくりもしっかりしていて、入れようと思えば、もう一羽ぐらい同居できる広さがありそうだ。
飼い主が考えることが手に取るようにわかる。これはまずい。協調性なんぞ見せようものなら、鳥かごの数は減らしたいから(しつこいが、人間だった時の私は、インコ飼いだった)、私を大きなかごにぶっこんで、様子を観察するに決まってる。
オカメメスで図体の割りにはへなちょこな性格のようだし、同居しているセキセイはオスで、セキセイのメスよりは気が弱いと思われる。どちらも、ちょっと威嚇してやれば、ビビるタイプだ。この二羽には徹底的にマウントをとって、飼い主の同居させようなんていう愚考を、速攻あきらさせなければならない。
せっかく今、一羽でブランコもついているこのかごを誰が明け渡すものか!
いきなりインコになって、精神的ダメージは計り知れないというのに、共同生活なんぞやってられるかよ!
そうだ、最初のインコ生活におけるミッションは。この鳥かごの死守だ!
……と一羽で盛り上っていたが、ふと気が付けば他のインコ達は、朝食やら身繕い(っていうか毛繕い)に余念がない。そうだ、インコになってしまったからには、インコとしての生活スタイルをきちんとこなしていかねばならぬ。
飼い主が用意した朝飯に駆け寄った。朝からしっかり食べてインコなからだづくりに励まねば!
で、私のお箸は? と一瞬あたりを見まわして自分の羽が目に入った。そうだ、お箸なんて羽なんだから持てないし必要ないんだ……、うなだれた頭をそのまま餌箱につっこみ、私は嘴で餌をつっつき始めた。
生まれて初めて食べた生のシードとペレットが混ざったインコの餌の味がほろ苦かった。
「それじゃ行ってくるからね、いいこで留守番していてね」
かごの横をせわしなく、バタバタ行き来して外出の準備をしていた飼い主がそう一声かけると、部屋から姿を消した。遠くでバタンとドアの閉まる音とガチャガチャ鍵をかける音がきこえた。
隣のインコ達が諦めたように寂しげに「きゅう~」と鳴いた。
どうやら飼い主は仕事に出かけたようだけど、いつ帰ってくるんだろう? 私は急に不安になってきた。あの飼い主はちゃんとここに戻ってくるんだろうか?
以前インコを飼っていた頃、あいつらも私が出かける度にこんな不安な気持ちで私を見送っていたのだろうか? ハハ、ハハハ、帰ってくるに決まっているじゃない、だってここは飼い主の部屋なのだから。
飼い主の彼女の帰る場所は、ここなのだから。
帰る場所……インコになる前の私にもあった帰る場所……また考え方が後ろ向きになってきた。
私は頭をブンブンとふって、もたげてかけてきたマイナス思考を振り払った。そういうことを思い出すのは、当分おあづけだ。今は、インコとしていかに快適な生活を勝ち取っていくかを考えよう。
朝食でお腹が心地よく膨れたらしい、隣のインコ達はウツラウツラ昼寝を始めるようである。飼い主が戻ってきた時に、遊んでもらえるように体力を温存させておくわけね。
私にとっても、本日初めて迎えるであろう放鳥タイムは、非常に重要である。隣のインコ達に絶対負けてはならないのだ、彼らとの力関係で上位にたつことが、今後のインコ生活を快適にする鍵であり、とにもかくにも「インコの力関係」は、最初が肝心だ(ほんとにしつこいが、私のインコ飼育経験に基づく経験則である)。
従って隣のインコ達が昼寝するなら、こちらも昼寝して、放鳥時間に備え充分に体力を蓄えておかなければならない。
特に一羽でかごを独占しているメスセキセイ、あの女には負けられない。女の意地だ。
意地……? そんなものが自分に残ってるなんてと、ちょっと驚いた。それなのに私はどうして、インコになってしまったんだろう? ふっと気が抜けるとまた考え始めてしまう……。
羽に顔をうずめ、私は昼寝を始めた。
(つづく)
どうして私は、インコになる事態に陥ったのだろう? 睡眠用の布がかかって暗いかごの中、私はつらつら時間をつぶしていた。
整理してみよう、と私は思った。
私はセキセイインコの中に意識が「転移」したようだ。人間だったはずの私のからだが、今どうのような状態なのかは一切不明だ……。
自分のからだが非常に心配ではある。他人が「転移」して入っている可能性は? はたまた、意識がない状態で死んだと判断されて、もしかしたらもうこの世に体がないという可能性も……私はセキセイのからだで羽をブルブル振るった。考えれば考えるほど、悲惨な状況しか思い浮かばない。
昨日以前の私のことは一旦保留だ。一晩寝ても私はインコのままだ。まずは、このからだに慣れていくことを考えよう。
私は体はインコだが、思考は人間のままだ。人間だった時、インコの飼い主だった。ゆえに、インコになってしまったこの意味不明な状況において、インコという生き物の特性を多少人間視点で知っている。
なんとか、この鱗な脚や、羽がファサファサしている体に思考を順応させて今の状態を少しでもよりよくしていこうと、かなり建設的かつ前向きに決意した。
飼い主は二十代前半と思われる日本人女性。飼い主の言葉を理解できるというアドバンテージは私にとって非常に大きい。
飼い主はこちらが日本語を理解しているとは、夢にも思わないだろうがなw。
時代は私が人間だった時代とほぼ同じ。なぜかわからないが飼い主の住んでいるアパートの間取りは、私が人間の時住んでいた賃貸アパートの間取りに似ていた。
さすがに、同じアパートってことないよな? 一人暮らし用の間取りはだいたい似ているものだ。確かめる手立てはない。私はかごのインコだし、飼い主が自己紹介しないゆえ、ここの住所がわからないのだから!
そこまで考えた時、飼い主が「おはよう!」と言いながら、かごの布を取っ払ってくれた。起床時間になったようだ。昨日は気が付かなかったが、私のかごの他になんと二つも鳥かごが置いてあった。
大きい方のかごに、オカメとセキセイが一羽づつ入っていて、小ぶりのかごにはセキセイインコが一羽入っていた。
ほう、私を入れて4羽のインコがいるわけか。
一羽かごのインコはメスだ……。しかも、相当いばり散らしている様子が伺える。籠を独占している理由はすぐに察しがついた。大きいかごのオカメとセキセイは、メスセキセイが同居できないほど、痛めつけたのだろう。
大きなかごのオカメとセキセイは、いばったメスに蹴散らかされた負け組で、おとなしく同居かご入る結果になったのだろう。ほぼほぼ、この組み合わせになった経緯は想像がつく。
そのボスメスセキセイと視線が合ったので、思いっきり睨み返してやった。私もメスセキセイだ、気が強いのは人間だった時から変わっていない、こいつとは、いつか一戦交えることになると私は直感した。
オカメとセキセイが二羽入っているかごは、大きくてつくりもしっかりしていて、入れようと思えば、もう一羽ぐらい同居できる広さがありそうだ。
飼い主が考えることが手に取るようにわかる。これはまずい。協調性なんぞ見せようものなら、鳥かごの数は減らしたいから(しつこいが、人間だった時の私は、インコ飼いだった)、私を大きなかごにぶっこんで、様子を観察するに決まってる。
オカメメスで図体の割りにはへなちょこな性格のようだし、同居しているセキセイはオスで、セキセイのメスよりは気が弱いと思われる。どちらも、ちょっと威嚇してやれば、ビビるタイプだ。この二羽には徹底的にマウントをとって、飼い主の同居させようなんていう愚考を、速攻あきらさせなければならない。
せっかく今、一羽でブランコもついているこのかごを誰が明け渡すものか!
いきなりインコになって、精神的ダメージは計り知れないというのに、共同生活なんぞやってられるかよ!
そうだ、最初のインコ生活におけるミッションは。この鳥かごの死守だ!
……と一羽で盛り上っていたが、ふと気が付けば他のインコ達は、朝食やら身繕い(っていうか毛繕い)に余念がない。そうだ、インコになってしまったからには、インコとしての生活スタイルをきちんとこなしていかねばならぬ。
飼い主が用意した朝飯に駆け寄った。朝からしっかり食べてインコなからだづくりに励まねば!
で、私のお箸は? と一瞬あたりを見まわして自分の羽が目に入った。そうだ、お箸なんて羽なんだから持てないし必要ないんだ……、うなだれた頭をそのまま餌箱につっこみ、私は嘴で餌をつっつき始めた。
生まれて初めて食べた生のシードとペレットが混ざったインコの餌の味がほろ苦かった。
「それじゃ行ってくるからね、いいこで留守番していてね」
かごの横をせわしなく、バタバタ行き来して外出の準備をしていた飼い主がそう一声かけると、部屋から姿を消した。遠くでバタンとドアの閉まる音とガチャガチャ鍵をかける音がきこえた。
隣のインコ達が諦めたように寂しげに「きゅう~」と鳴いた。
どうやら飼い主は仕事に出かけたようだけど、いつ帰ってくるんだろう? 私は急に不安になってきた。あの飼い主はちゃんとここに戻ってくるんだろうか?
以前インコを飼っていた頃、あいつらも私が出かける度にこんな不安な気持ちで私を見送っていたのだろうか? ハハ、ハハハ、帰ってくるに決まっているじゃない、だってここは飼い主の部屋なのだから。
飼い主の彼女の帰る場所は、ここなのだから。
帰る場所……インコになる前の私にもあった帰る場所……また考え方が後ろ向きになってきた。
私は頭をブンブンとふって、もたげてかけてきたマイナス思考を振り払った。そういうことを思い出すのは、当分おあづけだ。今は、インコとしていかに快適な生活を勝ち取っていくかを考えよう。
朝食でお腹が心地よく膨れたらしい、隣のインコ達はウツラウツラ昼寝を始めるようである。飼い主が戻ってきた時に、遊んでもらえるように体力を温存させておくわけね。
私にとっても、本日初めて迎えるであろう放鳥タイムは、非常に重要である。隣のインコ達に絶対負けてはならないのだ、彼らとの力関係で上位にたつことが、今後のインコ生活を快適にする鍵であり、とにもかくにも「インコの力関係」は、最初が肝心だ(ほんとにしつこいが、私のインコ飼育経験に基づく経験則である)。
従って隣のインコ達が昼寝するなら、こちらも昼寝して、放鳥時間に備え充分に体力を蓄えておかなければならない。
特に一羽でかごを独占しているメスセキセイ、あの女には負けられない。女の意地だ。
意地……? そんなものが自分に残ってるなんてと、ちょっと驚いた。それなのに私はどうして、インコになってしまったんだろう? ふっと気が抜けるとまた考え始めてしまう……。
羽に顔をうずめ、私は昼寝を始めた。
(つづく)
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる