イサギくんは絞られたい

朝陽ヨル(月嶺)

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イサギくんは絞られたい

 ここはプレミアム牛人ファーム。牛人の中でも希少価値の高い牛人を扱っている。
 牛人は大柄で温厚、従順であることが多い。しかしここで飼育されている牛人は、身体は白く華奢、性格は我儘で業突く張りなきらいがある。

「はいはい、そろそろお仕事の時間ですよ」
「チッ」

 手を二回叩き小気味のいい音を立てながら牛舎に入ってきた白衣の男。眼鏡を掛けており髪は無造作に散らばっている、いかにも研究者のような出で立ちだ。
 牛舎には裸で手首、足首、首が鉄製の拘束具で身動きが制限されたまま立っている牛人【イサギ】が、男を見て舌打ちをして睨みつけ、忌まわしいといった態度をとっている。眉間にしわが刻まれても、綺麗な顔立ちは崩れない。

「なんですか、その態度は。まだ躾が足りないようですねえ。優しく甘やかしすぎましたか」

 バシッ!

「っ……! ブッ!」
「……」

 男がイサギの頬に平手打ちをかましたが、そのお返しとばかりにイサギは唾を吐いた。男の頬と眼鏡は唾で曇る。
 男は慣れたように白衣のポケットからハンカチを取り出して眼鏡を拭きながら、うっすらと笑みを浮かべて喉の奥底からクックッと笑いを零した。

「今日からは少しハードに躾ましょう」

 ガコンッ

「やめろ! 離しやがれ!」

 動きが制限されているとはいえ、先程は立ったり座ったりする余地はあった。しかし今は完全に手足を固定され、ストレッチャーに大の字に張り付けにされて仰向けになっている。

「まずは下準備をしましょう」

 ライトに照らされ、まるでこれから手術でも始まるような雰囲気。天井から二本のノズルが伸び、先端にお椀型のカップが付いている。そのカップをイサギの両乳首を覆うように取り付けスイッチを入れた。するとカップから細い筆が出てきて自動的に回転し、乳輪を撫で始めた。

「何だこりゃ。バカじゃねえの」
「ではそのまま三十分待ちなさい」
「はあ? いつもみてえに手っ取り早く搾乳してとっとと終わらせろよ! おい!」

 男は耳を貸さず、牛舎から出ていった。
 イサギは抵抗することが出来ず、ただ筆に乳輪を撫でられるがまま。
 十分が経過すると変化が起こる。くすぐったさがムズムズと痒みに。そして乳輪の中央にある乳首はくっきりと立ち上がっている。
 三十分が経過して男が戻ってくると、装置のスイッチを切り替えた。すると刷毛が出てくる。刷毛には蛍光ピンクの怪しげな薬液が染み込んでいる。刷毛は柔らかく、動きは筆と違い、乳輪と乳首を同時に優しく撫でて薬液を塗り込んでいく。

「なんだ、コレ……! 痒い、乳首痒い!」
「はい、それで一時間しっかり消毒しましょう ね」
「はぁ!? バカッ! これで一時間.......! 痒い、痒い、痒い!」
「頼みごとをしたいのならその口をどうにかしないといけませんね。では」
「待てよ! ………………痒い、本当に痒い! お前がやってみろ、本当に痒いんだぞ!? ……おい行くな、行くなって!」

 男がいなくなり、思い通りにならない イサギは頭に血が上る。その興奮が裏目に出 る。血行が良くなり更に痒みが増す。

「痒い痒い痒い――――ッ!」

 そう叫んでも意味がなく牛舎の中で空しく響くだけ。刷毛の動きはゆっくりとしていて刺激が弱い。胸を刷毛の動きとは逆方向に動かして少しでも刺激し、痒みに抵抗している。
 一時間経ったが男はやって来ず、自動的に刷毛が切り替わって筆に戻った。そして動きも同じく、回転して乳輪だけを撫でる。

「ふああっ、乳首........痒いのにっ….....乳首、あ、あ、あ、なんだ……熱い……じんじんする」

 痒みが次第に熱となり、乳首から全身へと伝播していく。じんわりと汗をかき、小さい性器はぷるぷると上下に震えながら勃起している。

「はあっ、はあっ、乳首、ちんちん、どっちも触りたい、 触って出したい、早く、はやく触りたいっ」

 イサギの脳内までも熱に侵され、射精欲が高まっている。乳首と性器を触りたくて、張り出した胸と腰をくねくねと動かして我慢するしかなかった。
 また三十分が経過した頃、男はやって来た。
 イサギの性器からは我慢汁が溢れており股間をベタベタにしている。乳首からは乳が溢れ、カップの中を白く染めて乳首を覆い隠している。

「やっと来た! 早く触れよ!」
「学習しない牛ですね。その言葉遣いや態度を改めない限りは一生そのままですよ」
「はっ!? あ、ま、待て! いやっ待って! 待ってってば!」

 制止する言葉も虚しく、男はまた牛舎を出ていった。
 イサギはどうすることも出来ず、張り付けにされたままただ我慢汁と乳を垂れ流すことしか出来ない。



 ニ時間後に男は戻ってきた。
 やっと触れられるのだと歓喜し、媚びるような笑顔を向けた。しかし思った結果にはならなかった。カップ装置が外れると別の機械が伸びてきて、そこには小型ブラシが装着されている。

「消毒が終わったので、次はマッサージをしましょう。そうすれば乳の出が良くなりますから」
「ま、マッサージ………………? い、いらない! そんなことしなくてもちゃんと出る! 乳首触れば出るから!」
「ただ出ればいいわけではないんですよ」
「ひっ、あぁ......ソコじゃない、乳首擦って欲しいのにっ」

 柔らかいブラシは乳首のギリギリ届かない範囲で乳輪を擦る。痒みから熱に変わり、イサギの乳首と性器は期待で完全に勃起しており、乳首からは乳が、性器からは我慢汁が滲んでいる。

「早く……乳首触ってよ!」
「ああ忘れていました。穴もケアしなくては」
「 そんなところどうでもいい! 早く乳首を」
「ご自身の立場がまるでわかってませんねえ」
「ひっ」

 眼鏡から透けた奥に冷ややかな眼差しを向けながら、冷たい棒でイサギの性器を撫で上げる。あの蛍光ピンク色をした棒で。

「な、なに………………痒い、また痒いっ…………ちんちん痒いっ!」
「乳首に塗った液と同じものを固めたものですからね。これを」
「や、やだ、嫌だ! それを触れさせるな!」
「キミの意見なんて聞いてないんですよ」

 固定された身体では逃げることは叶わず、白衣の男が蛍光ピンクの薬棒をイサギの後孔にぐりぐりと塗り付ける。

「あーっあーっ! かゆいかゆいかゆいッ!」
「はあ.......うるさい牛ですね。これでもしゃぶってなさい」 
「ひぃんっ」

 薬棒をイサギの後孔へ挿入させた。細い薬棒はすんなりと入って挿さったままになっている。

「痒いかゆいかゆいいいいいいああああああ熱くなってきたあああああ」
「そうしていれば次第に溶けていきます。しばらくそうして直腸内で馴染むまで待ちましょ う」
「もうやだッ! 待つのやだァッ! ああっ、待って、行かないでっ!」
「待ってる間、退屈なんですよねえ」

 叫ぶが無視され、男の言葉には何の感情も無く再び牛舎から姿を消した。



 そして――――三時間後。
 ブラシは止まっており、薬は溶け、残った棒は床に落ちている。
 イサギはというと、目は虚ろで全身が小刻みに震えている。くっきり立ち上がった乳首からは乳が滴り、びくつきながら完勃ちした性器から垂れた我慢汁で股間がびしょ濡れになっている。後孔はひくつきながら中が見える程にくぱくぱと開閉させている。

「しっかり薬が馴染んだようですね。気分は如何です?」
「お……お、ねが……い……、搾乳、して……」
「そうですね、そろそろ出していただきましょうか」

 仰向けだったストレッチャーを起こし立位にする。布で乳首を軽く拭き、それから瓶に繋がるノズルを引っ張り、その先に付いている吸引カップを乳首に装着させた。そして性器用の吸引カップも嵌める。しかし起動はさせない。
 期待感で震えて焦れったそうに涙を浮かべるイサギ。

「お、お願い、お願いしますっ......早く.......スイッチを......押してっ、あちこち熱くておかしくなりそう」
「ええ。出していいですよ」
「へ………………?」
「準備は出来ました。あとは自然に出るのを待つだけです。刺激を与えると雑味が混じってしまいますから」
「そんなっ……」
「しかし始めは刺激を与えなくては出るものも出ませんか。ではこうしましょう」
「ひぃっ」

 細い薬棒とは比べ物にならない程の極太薬棒がイサギの目の前をちらつき悲鳴を上げた。
 その極太薬棒がイサギの背後へ回る。ストレッチャーは尻の部分だけ円形にくり抜かれており、そこから覗くイサギのいやらしい後孔へ極太薬棒が容赦なく突き刺さる。

「ひぃぃいいいいんッ!」

 奥まで挿入した途端、小さな性器を震わせ精液を吐き出した。
 取り付けられた吸引機はすかさず感知し、精液を吸い取る。
 あまりの急激な快感に身体は大きく跳ね、乳首からも乳をぴゅっぴゅっと溢れさせている。

「……はぁ、はぁ、はぁ……出た……ほら、ちゃんと出た……! だから、もう……っ」
「はい。一度刺激を与えたのですからあとは自力で出してくださいね。刺激を与えない方が高品質の乳が出るんですから。これくらいわかりますよね?」
「っ……! ぼ、ボクがいないと、その貴重な乳だって手に入らないんだぞ……!」
「まだそんな生意気な口が聞けるんですか。勘違いしないください。代わりなんて山程いるんですよ」
「だったらその代わりにやらせろよ」
「ハァ……頭の悪い牛はこれだから嫌ですね……無駄口を叩く暇なんてありません」

 バシンッ!

「痛っ! い、痛いぃっ! ごめっ、ごめん、ごめんなさいいぃぃ」

 ぷるぷると震える尻を鞭で叩く。謝っても男の鞭は容赦なく振り下ろされる。
 白い肌は叩かれ赤く腫れている。それと同時に乳首も性器も赤くなり、乳と精液を溢れさせた。

「代わりがいるということは、用済みになったキミは、処分されるんですよ」
「あうっ、ああんっ! しょ、ぶんって……?」
「切り刻まれ食用とされるんですよ」
「ひっ! そそ、そんなのやだぁ!」
「だったら大人しく乳を垂れ流していなさい」
「ひんっ、いぃ、痛いの、も、やだぁ……」

 とうとう泣き出したイサギ。乳首からは乳、性器から我慢汁と精液を垂れ流しながら、大きな瞳からは涙を零している。
 男は慰めでもなんでもなく、ただ商品の質を心配した。鞭で叩くのを止め、腫れた尻をふわふわの柔らかい手袋越しに撫でる。

「……んあっ、はぁん……、お尻、ひりひりするよぉ……」
「薬棒も馴染んできたようですね」
「あっあっアッ、掻き回すなぁッ」

 極太薬棒をぐりぐりと上下左右に回してやる。だが決して抽挿するわけではない。あくまで馴染み具合を確認しただけだった。
 イサギは刺激を欲し、後孔を引くつかせて極太薬棒に吸い付いている。

「ねえっ……、これ、いつまでやるのっ」
「乳が瓶いっぱいになるまでですよ。なにせキミは射精はするくせに乳は全然出さないんですから時間がやたらかかります」
「そんな簡単に出せない……吸ったり、搾ってくれないと……」
「甘えないでください。また鞭で叩きますよ」
「やだっ! 鞭だけはもうイヤだ!」
「ではつべこべ言ってないで出しなさい」
「うぅ……」

 男は腕時計に視線を移す。勤務時間内に終わらせたいからと貧乏ゆすりが止まらない。
 そんなイラつきを見せてもイサギの乳は思うように出てこない。寧ろ処分される可能性を考え、震え上がり逆効果となっている。

「……仕方がありませんね。今日のところは別の方法にしましょう」
「別の……方法……?」

 カチッ

「ふぁっ、あんん……すっ吸われてるっ」
「結局はいつも通りです。自力で出せるようにするには長い目で見ないといけないようですね」

 男のぼやきなど気にすることなく、乳首の吸引に集中している。吸引カップの中は真空になり、乳首を適度に圧し潰し乳を放出させている。

「んあああっちくびっすわれてっんっんんっ、ちくびきもちぃよぉ! もっと、もっとすってぇ!」
「いやらしい雌牛ですね。これからは自力で出す努力をなさい」

 バシンッバシンッバシンッ

「はひぃっ、ひいぃいん! 痛いっ痛いいたいぃぃッ! 痛いのやだあああぁッ!」

 鞭ほどの鋭い痛みではないが、赤く腫れた尻を手で叩くだけで全身を跳ねさせ、涙と鼻水を垂れ流す。性器は萎えてしまい、我慢汁だけが少量溢れているだけだった。

「こちらももう良いでしょう」
「ひんっ! ……はぁ、はぁん……なに……つぎ……、あアッああアンッ!」

 溶けて細くなった、薬棒を引き抜き、代わりに牛の性器を象ったディルドを用意する。そのディルドには別の薬品を塗り、イサギの後孔に先端を押し挿れる。ぽっかり空いた後孔は巨大なディルドをすんなりと受け入れていく。そして自動挿入スイッチをオンにするとディルドは抽挿を開始した。

「んあっんっああっ、熱いっ、アッアッアッきもちっきもちぃっ、あんっアンッ出る、でるぅうっ!」

 びゅっびゅるるるるっ

「薬品同士を化学反応させ、熱で滑りを良くし、媚薬としての効果も期待できます」
「んああああクルッきちゃううううっ! しゃせいするぅぅううっうああああしゃせいきもちぃいい!」

 びゅーっびゅるっびゅびゅーーっ
 カチッ

「はぁ、はぁ、はひっ……、……? うご、かない……?」

 カチッ

「はぁんっ、アンッ、キタァ……! あっあっあっ! ちんちんきもちぃっ、ズボズボきもちいいのぉお……!」

 ディルドの抽挿スイッチを切り替え、動かしたり止めたりする。それだけだがその快感の抑揚がイサギには効果抜群だった。
 とめどなく流れる乳、萎えていた性器は再び勃起している。

「おっおっおぉっ……しゅごいの、クルッ! きちゃううううう!」

 ぷしゅっぷしゃああああ

「出てるの、にっ、もっ、止めて、また出るっでちゃううっ、うああああッ」

 全身をがくがくと震わせながら潮吹きし、性器用の吸引カップが自動的に吸い、吸えば吸うほど連続絶頂を繰り返している。

「ふっ、やればできるじゃないですか」

 暫くディルドの抽挿は続いたが、突然スイッチを切ってもイサギの乳は止まらず溢れてくるようになった。虚ろな目をして「ほあ……、あ……あ……」と呟きながら乳を垂れ流している。

「ふふ……この調子で次もお願いしますよ」

 取り付けた瓶の中はいっぱいになり、勤務時間内に業務を終えたことを喜び笑みを浮かべた男。
 ディルドを抜き、吸引カップを外して乳首を消毒し、最低限の拘束具のみになると、イサギはへなへなと力が抜けてその場で気絶したのだった。

 END
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