天国での1日(短編集)

遊び人

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ある時代

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 20◯◯年
この世界は監視社会と言う悪魔が
住み着いてた
この時代になると監視役は人に代わり
監視カメラが主役になり
外や家に至る所に設置された
政府の思想統制により過去の歴史は
抹消され
ほとんどの者は過去の歴史を知らない

今回はその世界で生きる15歳の青年の
日記を覗いてみよう






寝る時間が来たというのに
車は空を行き交い
街は暗闇を見せない
こんなに光で溢れていて
空を突っ切るビルに映る広告の女性は
あんなに笑顔なのに
外にいる大勢の人達は笑顔の作り方を
もう忘れたみたい

口を開けて素直に笑える人は
この世界には生まれたての赤子だけだろう
生まれた瞬間に専用のセンターに運ばれ
両親の顔も知らぬまま大人になる
10歳になったタイミングで
それぞれ自分用の部屋が与えられ
部屋には監視カメラがあり
それと隣の部屋の監視カメラを
監視できるモニターがある
これでそれぞれを監視し合う

もしモニターで不審の行為が見つけ
報告すれば
毎月支給される額が増える
去年報告をしたら
隣の人はすぐ部屋の家具ごと無くなったけどね

もう少し歳を取れば国から仕事が与えられそれに従い働く
どんな仕事に就くのか少し楽しみではあるけど
それも働いたらすぐ嫌になるだろう

今部屋にある監視カメラは映像を記録するだけでなく
音声も記録している

外を歩けば1メートル間隔でカメラがある
ずっと見られたままなんだけど
なんでだろう
なんでお互いを監視し合うだろう

最近カメラに背中を向けて日記を書くけどカメラが日記を書く時赤く反応する
何か怪しんでるのかな
日記も今日で最後にしょう
今僕を監視している人は僕の行為をどう思っているんだろう


もう寝よう

最後に昔の人達は
何に笑い
何に憧れ
どんな夢を見て毎日を生きているのかな?



    
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感想 1

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