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どんぐりの背比べ
しおりを挟む※これはフィクションです
僕は休日までのゴールに対してさっそく水曜日の時点でバテてしまった
朝教室にたどり着き、黒板に貼られている予定表を見る
1~4時間目までは耐えられる
しかし5~6時間目は苦手教科で
2時間連続だ
さすがにきつい
僕はホームルー厶を迎え
1時間目の勝負に挑む
1時間目は眠さが脳裏に侵食されつつも
ノートを取る
2時間目は主に先生の雑談で終わり
ある意味休憩時間となった
3時間目は案外きつかった2時間目の衝動が今僕に襲いかかり
随分と苦戦を強いられた
眠気は今僕の隣にいて僕に今でも話掛けてきそうだ
4時間目は体育の授業でこれは友人と
楽しくスポーツを終え
昼休みへと向かった
この午前中の授業はまさに緩急が中心の勝負であり
僕の体の細胞は
朝決起集会を行い
昼までの激戦を終え
今はゆっくり休んでいる
これで午後の勝負は無理だ
僕は5.6時間目の授業を乗り込める
とっておきの秘策を用意している
5時間目を迎えた
ドアを開けて気合いがこもった顔の
先生が教室に入ってきた
年齢は若いものの
新卒の時の初々しさよりも
既に社会人らしい顔立ちである
先生には申し訳ないが
用意している秘策は
そう
練り消しを作る
やり方はシンプル2時間で大きな消しカスを作る
勿論、授業にも参加するが
大半は練り消し作業である
先生が黒板に内容を記入している間は
僕はノートに消しゴムで消しての作業の繰り返しをした
先生が黒板での作業を終えた後
席の周りを歩き始めた時は
黒板の内容をノートに書き写す
僕の前を先生が通った時
手のひらを異様に擦っていた
少し疑問に思ったが乾燥の時期だし
搔いていたのだろう
席を離れたら
作業の続きを始める
そうして5時間目を終える
そして最終ラウンドの6時間目を迎えた
授業はテスト前という事もあり
自主になった
絶好のチャンスである
男性がみな夢に見た巨大練り消し
これを作るために僕は
この2時間を掛けて挑むのだ!
そうしてノートに
消す作業を続けに続け
ようやくゴールが見えたのである
ついに一定の目標に達したのである
大きさは手のひらサイズの丁度半分と言った感じである
一見すると話のスケールの割に
サイズがしょうもないと感じるかもしれないが、いざ作ってみると大きいものだ
あれ、だけど
先生は何しているのだ
目線を移すと
教卓に椅子を置き座っている
しかし何かメモしている風には
見えない
僕は体を少し寄せて先生の手元をみる
そこには
僕よりも一通り大きい
練り消しを作っていた
先生であろうが
いつまでも心には子供の時の記憶は
残っているのであろうか
僕は自分の行為が
恥ずかしくなり
作ったばかりの練り消しを手で潰し
未来の僕のため
テスト勉強を始めた
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