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代理戦争
しおりを挟むやる気を起こさせる
やる気の神様はある若者をターゲットにした
「よし、あいつにしょう」
神様の目線の先にいる若者は
今日も7畳程度の部屋で
ソファーに寝転び
ゲームや本を読んでいる
ぐうたらとまでは行かないが
大学生で
勉学や
バイトに励まず
親の仕送りを頼りにしている
早速やる気を授かった若者は
動き出した
目はキラキラし希望をチラつかせ
四六時中寝転がるソファーから脱出し
ジャージに着替え
外に出る
左手には海があり
右手にはビルがある
その間にある散歩道を歩く
行き交う人々に元気な声で挨拶をし
ソファーで寝転がっていた時とは
様変わりな様子である
そう思っていたのも束の間
若者の目に希望はなく
あのソファーがひどく恋しくなったようで
急遽散歩道をリタイアすると
対向車線の奥にある
コンビニに向かう
歩道橋を足速に抜け
店内に入ると
悩む素振りも見せずに
商品を取っていく
清涼飲料水を手に取り
お菓子を取り
最後にジャンクフードを
店員に告げる
会計を終え
真っ先に家に帰る
部屋に入るなり
あのソファーに飛び込み
先程買ったコンビニ袋を開け
無我夢中で食べる
散歩道での運動の貯金はとっくに崩れてしまっており
今はぐうたら状態のようだ
散歩道の時の若者はもうここにはいないらしい
やる気の神様は悩んだ
この神様の能力をもってしても
解決できないこの若者
呆れる神様だったが
どうやらエンジンが付いたようで
若者にもっとやる気を与えようとした時
神様の肩に手を置くものがいた
神様は突然の出来事に後ろを振り向くと
そこには
ぐうたらの神様がいた
「あら、私のほうが先だったのに
あなたが勝手に来てこの子を奪わないで」
明るい口調でいっているが
ぐうたらの神様の目は真剣
それにもっと火がついたのか
やる気の神様も
ここでは退かないようだ
はぁ~
この若者は今後
やる気とぐうたらの両極端を行き来する
一体どうなる
この若者
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