悪役転生したので元推しのお兄様と末長く幸せになります!

雨歌

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「それじゃあ準備はいいかい。シア」
「ええ、問題ありませんわお兄様。お兄様の妹として、恥ずかしくない振る舞いをして見せますわ。」
お嬢様言葉にもだいぶ慣れたなー。これで喋らないとお母様怒るんだもん。
「うん、それに関しては全く心配してないよ。それより僕との約束だよ」
「あーー!!もうわかってるよー!お兄ちゃんが話した相手以外の男の人からの話しかけは無視でしょ!しーつーこーい」
来るまでに3万回ぐらい聞いた気がする。ただでさえお兄ちゃんの過保護のせいで、遅い社交界デビューなのにー!
「もうひとつは?」
「お兄様の手を離しませんー」
はあ、ここまでの溺愛は望んでないよ。お兄ちゃん。
「よしじゃあ行こうか」
「はーい」


今日のお茶会は王様がいないから王妃様から挨拶。
「王妃殿下。本日はお招き頂きありがとうございます。私、シュタウノーゼン家が長女サイネリアと申します。このよき日にお目通り叶えたことを嬉しく思います。」
この長ったらしいセリフを言ったら、めっちゃ足がプルプルするお辞儀してお声がけがあるまで待たなきゃいけない。いじわるな人だとずっとお声がけしなかったりするんだって!!サイテー!!
「お顔を上げて。さすが淑女の鏡マリアの娘ですね。まあ、あなたは公爵様似なのね。可愛らしいわ。」
きゃー!王妃様良い人!そう!お兄ちゃんはお母様似で私はお父様似なんだー!クール系とカワイイ系なのだよ!!
「あ、そうだわ。ぜひうちの息子と遊んであげてちょうだい。ノイエいらっしゃい!」
え、王子?なんか嫌な予感するなー。主にお兄ちゃんで。
「失礼ながら王妃殿下。まだ殿下のお話相手には力量不足かと。」
「あら、心配なくてよ。貴方が私の娘との婚約を断ってまで自慢するその子を皆見たくてたまらないのよ。それにノイエは、少し失礼な所があったとしても怒ったりしませんよ。それは知っているでしょう?」
すごいよ。お兄ちゃん。1言ったら100で返ってきた感じだね。
「母上。なんでしょうか?」
あーあ来ちゃったよー
「ノイエ。シュタウノーゼン家の御息女です。挨拶なさい。」
「はい。ごきげんよう、私はルエノワール・ノイエ・シンシア・フォングラッゼンです。ご挨拶できとても嬉しく思います。」
きゃー!イケメン!!それに手にキスされちゃったよ!!これ王子推しの女の子なら卒倒しちゃうね。でも私はお兄ちゃん推しだから~!!それにお兄ちゃん、すぐほっぺとか額とかにキスするから慣れちゃったんだよね。にしてもお兄ちゃん顔が怖い...
「シア。挨拶」
あ、ぼーっとしてた。
「ご挨拶遅れて申し訳ありません。私サイネリア・フォン・シュタウノーゼンですわ。ごきげんよう」
なんで王子は、お兄ちゃんを見てニヤニヤしてるのでしょうか...怒ってんの見て楽しんでんのかな?
「立ったままでもあれですし、あちらの温室に行きませんか?アディも」
「え、ええ」
「...はい」
え、アディ...?!お兄ちゃんの愛称って本当はアディなの?!聞いてない!ゲームでアダムスくんだったじゃん!!
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