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side 健介
僕の今
しおりを挟む僕はこの春、大学一年生になった。
兄ちゃんが、『新婚夫婦なら新居でしょ』と家を買ったので、高校3年生半ばで引っ越した。
しかもタワーマンションの上層階だ。
兄ちゃん、そんなに高給取りだったの?
すごい!
住んでた元実家は、父さん達が売っちゃったらしい。
田舎のスローライフ、ハッスルしてるもんねぇ。
こないだ新しい実家(伊豆)に行ったら、庭にピザ釜があった。
父さん、卵焼き焼けないのにピザ焼けるの?
すごい・・・のかな?
引っ越してすぐに、新居のタワマンをルンルンで探検してたら、住民専用ジムに友人のりょーちんを見つけてビックリした。
まさかの1階層上にりょーちんち!
通りで何か見たことあるエントランスだと思った!
大学は、行きたい学部をアチコチ受験して、国立も私立もソコソコ受かったから、最終的に家から一番近い所にした。
りょーちんも同じ大学だったから、学部は違うけど大体一緒に通学している。
高校の先生方には、「今年は首席も次席も日本最難関を受かってるのに行かない?!何故!?」
と言われたが、残念でした。
僕の最優先は兄ちゃんなのだ。
受かったから高校の受験合格者数には残るし、イイじゃん。
父さんも母さんも兄ちゃんも、
「健介の人生だからね。健介の行きたいところにしなさい。」
と言ってくれた。
ソレより、その友人(りょーちん)が、ここ1年で20cm近く身長が伸びた。
高校時代、成績はりょーちんの方が良かったケド、身長はちょっとだけ僕が高かったのに~。
高校3年生から大学生で成長期を迎えたりょーちんを見上げながら思う。
僕も成長期、ワンチャンあんじゃね?
僕が兄ちゃんをアンアン啼かせちゃう日も近い。
(↑希望的観測)
僕は兄ちゃん最優先だからサークルとかバイトとかはあんまり興味ない。
そんな事するなら、兄ちゃんのために家で家事してたい。
りょーちんもサークル入ってないしイイよね。
でもバイトに関しては、親に養われている手前、何もしない申し訳なさがある。
りょーちん誘ってバイトとかしてみようかな。
りょーちんのお父さんが9月に誕生日らしく、りょーちん、自分で稼いだお金でプレゼントをあげたいって言ってた。
りょーちん偉いねぇ。
僕もバイトしたお給料で兄ちゃんに何かあげよう。
と言うわけで、「短期バイトして、家族にサプライズプレゼントしようよ。」って、りょーちんを誘ってバイトデビューした。
りょーちんが
「イチケン(僕のあだ名)、俺、居酒屋や個室のある所は無理。」
と言うので、2人で検討会をして、個人商店とか家庭教師は却下した。
そして最終的に、有名な進学塾の3ヶ月間の短期講師にしようって事になった。
塾講師は、日本最難関に受かった実績が役に立って即採用してくれた。
学校の授業と、塾の授業(教える側)と、家事全般で、バイトを始めて3ヶ月間はあっという間だった。
「教え方が上手いし、生徒からの評判もいいから、もう3ヶ月間契約を延長しませんか?」
と塾の事務方に引き留められたけど、りょーちんが
「ありがとうございます。そうしたいのは山々ですが、大学が忙しくなるので無理そうです。またの機会に。」
って断ってくれた。
りょーちん格好いい。
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