5 / 28
side 健介
りょーちんにも恋人?
しおりを挟む『でも・・・』『だって・・・』と、ウダウダしてたらりょーちんがキレた。
「市井さんに直で言えないなら、取り合えず父さんに真偽を聞いてから、どうするか考えろ!」
と、言うわけで。
引き続きりょーちんちで所長さん待ちをしています。
だって兄ちゃんに聞く勇気が無いんだもん!
でも不安が少しずつ大きくなる。
不安すぎて発想が徐々にあさっての方向へズレていった事に僕は気付かなかった。
兄ちゃんが僕を置いていく。
↓
・・・僕つまんない?
↓
・・・僕に飽きた?
↓
・・・僕とのエッチに飽きた?
(イチケン・・・思考が脱線してるって顔してんな・・・現実逃避か?)
「ねぇりょーちん。
・・・兄ちゃんが僕のエッチに飽きたんだったらどうしよう!」
「んぇ?」
りょーちんの間抜けな声なんて初めて聞いたけど、僕はソレ所じゃない。
「全身敏感でどこも感じるくせに、毎度すぐ動けなくなりやがって。
マグロが可愛いのは初めてだけなんだよ!とか思われてたら・・・」
「おぉお落ち着け、イチケン、ツレの性生活情報とかいらん。
・・・じゃない。
いくら何でも、市井さんそんな事で移籍決めないって。」
「でも僕エッチに自信ない・・・。
兄ちゃんのおちんちんを下のお口で気持ちよくしてるつもりだけど、いつも僕が先に気持ちよくなっちゃうんだ。一昨日も・・・」
「うぉぉぃ、イチケン!まて!待て!
深呼吸!深呼吸しろ!
おまえ今、結構凄い事言ってる。凄い事言ってるぞ!
俺その情報、特にいらない!」
「兄ちゃんのおちんちん、上のお口でもモグモグしたいのにさせてくれない・・・。
僕ってエッチ下手くそなのかなぁ?」
「知らんわ!・・・そ、そうだ!
今日買ったプレゼントだ!
プレゼント渡しがてら、聞いてみればいいじゃねぇか!」
「僕のエッチに不満ある?って?」
「ちげー。移籍の話だよ。思考迷子になってんぞ、帰って来いイチケン。」
「うあッだー!!」
ズビシッとりょーちんが僕にデコピンした。
脳が揺れて、やや冷静さを取り戻す。
今でも健在の空手黒帯のデコピンはマジキツい。
世界の終わりがちょっとだけ見えた。
「そっか。それいいね~。」
(良かった。イチケンが普通の喋り方に戻った。)
・・・りょーちん、あからさまにホッとしたのは何で?
「そう言えばりょーちん、俺が兄さんと恋人だって言ってもビックリしなかったね~。
男同士、しかも兄弟でなんて気持ち悪い~って思わない~?」
「思わない。俺も似たようなもんだしな。」
即レスのりょーちん格好いい。
・・・あれ?
「え?りょーちん恋人居るの~!?しかも男の人~?」
綺麗になったから彼女できたのかと思ってたら。
彼氏だったよ!
ソレより衝撃なのは、タワマン引きこもり派(失礼)のりょーちんに恋人!
「恋人じゃない。でも父さん。父さんが俺の全て。内緒な。」
「俺も兄さんが恋人っての内緒にして~って、ええ!りょーちんのオンリーワンって所長さん!?」
「ああ。」
所長さんは、りょーちんの全て。
ソレって恋人じゃないの?
「りょーちんの恋人さんが、所長さん?」
恋人と“全て”は違うの?
「何で2回も聞くんだよ。」
りょーちんが幸せそうに笑ってるからいいか。
「知ってる人でビックリした!でも同棲いいよね~。」
ニヤリとりょーちんが笑う。
「誰にも言うなよ。」
「言わないよ!俺の恋人が兄さんだって事も他の人には内緒にしてね~。」
「言わねぇよ。」
僕らは笑ってがっちり握手を交わした。
0
あなたにおすすめの小説
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
僕の恋人は、超イケメン!!
刃
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる