巷で噂の冷血令嬢と狂犬騎士

みくり

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小さなワンコは主人(?)をお探しのようです。

リコレット.2

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あの少女を守りたいと思った
それからリコレットは必死に努力した。騎士になるために
強い騎士になればヴァイオレットを守れると思ったのだ。もちろん勉強もした。ヴァイオレットを守る騎士たるもの馬鹿では困る

父がアレン・ループ侯爵のもとへ行こうものなら意地でもついていった。だが侯爵は全く家に寄り付かないらしくついて行っても侯爵家ではなく辺境の地や王城ばかりであった
しょんぼりするリコレットを見かねた父はたまにループ侯爵家に寄ってくれるようになり、リコレットはヴァイオレットと度々会えるようになった。今では愛称で呼ぶようにまでこじつけ、公爵家らしくしていた喋りもくだけてしまった

「レティ!!レティ久しぶりだな!!」
「リコ様、そんなに走っては転んでしまいますわ...」
「ぶふっ」

...ヴァイオレットを守る立派な騎士への道はまだまだ険しそうである。派手に転んだリコレットを父は指さしながら必死に笑い転げそうなのを我慢している。絶対に許さない

そんなリコレットをヴァイオレットが起こすのを手伝い、擦りむけてしまった手のひらを治癒魔法で治療した

「...ありがとう、レティ...」
「リコ様は今日も元気でいらっしゃいますね。子犬のようで可愛らしいです」

にっこりと笑ったヴァイオレットにリコレットは見とれた
無表情だ何だと言われるヴァイオレットはリコレットにはそうは思えなかった。初めてあった時から表情豊かとは言えないがちゃんと表情の変化はあるのだ

「レティは今日も可愛らしいね、天使そのものだよ。ところで最近誰と話した??まさかとは思うけど俺以外の男となんて話してないよね」

リコレット・エヴァージェンは7歳にして見事なヤンデレ属性を開花させていた。
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