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私達は皆に嫌われている…?/誰が言った
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早朝5時に起き、朝食の用意をする。
食堂を飾り、皆の好物を用意する。
トルネードポテトや、コーンフレーク、チーズやサラミ
統一感を出す為、3班はラベンダーのシャツに黒のスカートを着た。
絵の才能を買われメニュー表を飾った。
またベルギーの子やキルギスの子に協力してもらいその国の挨拶を書いた。
私も日本語とママの国の挨拶を書いた。
準備万端。全生徒を起こしに向かう。
「生徒のみなさーん起きてくださーい!」
「3班が皆さんを食堂に招待しまーす!」
興味を注がれ向かうもの、ただ食べたくて向かうもの、起こされたことに愚痴を言うもの、様々だ。
私達は食べ終わりこういうイベント恒例の感謝を待った。
〇班の皆さんありがとう~。的なやつだ。
いくら待っても何も起こらない。先生が授業に移るように合図した。
私達は不審がる。まだサプライズはあるため、めげないことにした。
「飾りのセンス1班の方が上手だったよね。」
「私達がやったやつのほうが良かった。なんか残念。」
聞こえてくる声はモチベーションを下げていく。
休憩時間に袋に包んだお菓子を配り、夜にはスイーツをごちそうする。
否が応でも理解した私達は皆から嫌われていると。
ボカロの名曲の題名に似てるが、本当に嫌われている。
きっと嫉妬でもしてるんだろう。この国ではよくありそうだ。遠慮のない嫉妬が。
気分転換の休日に出るべく1時を待っていた。
「マリーブラウンこれを庭に運んでくれるかしら?」
「はい。喜んで。」
少しため息混じりに言うと先生は笑う。
ここの先生はみんな若く生徒と同じ年の先生もいる。
少し遅れたけど大丈夫かな。まぁゆっくり行くか。玄関に向かう途中、誰かが腕を掴んでくる。
びっくりし振り向くとスーが笑っていた。
「マリー、一緒に帰ろう!」
「ごめん。今日はゆっくり歩いて帰りたいんだ。」
「お願い!お父さんにも行ったからさ、マリーが来るって。」
「私は行くって言ってないけど?」
「お願いだから。いま外で待ってる。これ以上待たせると私が怒られるんだよ?」
なんとわがままな理解のない雌ザルなんだ?
「わかった。でも、近くの駅までね…」
一応念を押しておく。
「わかった!ありがとう!」
学校を出て携帯を起動させる。
スーのお父さんが乗る車に乗せてもらう。
「どこまで?」
「近くの駅までお願いします。」
「折角だから家の近くまで送らせてよ。ねー、お父さん!」
「え…でもさっきなんて言ったか忘れたの?」
スーに言うとスーのお姉さんもスーに加勢する。
「いいじゃん。やっと私も知り合えたし。」
だめと言ってはいけない雰囲気だったから仕方なく従った。
運転中は最悪だった。
私が真ん中に座ってたのもあるが何か話したり見るのかと思ったら、お姉さんとスーは私の肩に頭をのせ眠ってしまった。
スーのお父さんは降ろす場所を過ぎてしまい、2人を起こし、てんやわんやすると途中でキレてしまった。
本当は何も言われてなかったらしい。
急に来た女の子を娘たちの言われるがままに運んでいたのだ。
知らない場所で止まり、降ろされてしまった私はどうすればいいのか。
バスには乗せてもらったが私はまだ、おじの家の住所を覚えていなかった。
このバスは反対側に向かってるかも知れない。
恐怖が走り、手が震える。恐怖と苛立ちから涙が出てきそうになるのを堪える。
落ち着けぇッ…今…今泣いても意味ない…
考えてぇ…そうだ、パパに…パパに連絡しよう…
「もしもし?マリー!元気か?」
息を呑み込み日本語で伝える。
「パパ、聞いて…先週のあの子、覚えてる?」
「あぁクソわがままこね。」
「その子…がさ車に乗せるって言って…ぅあたしが…いい、自分で帰るって言ったのに聞かなくて、で結局…」
深呼吸し整えようとする。
「その子のお父さんがキレてバス停で降ろされた。」
「何だそいつ?ただの阿呆じゃないか。わがままだねぇ?」
「パパ私はどうすればいい?それを聞きたくて連絡した。」
「まず、そのバスがどこに行くか調べて。」
「わかった。聞けたら連絡する。」
席に座ってる女性に聞いてみる。
女性は申し訳なさそうに知らないと言う。
仕方なく運転手に聞くと家の最寄り駅には行かないと。
しかし、他の駅には向かうと言われるだけだった。
近くの市の名前を言っても知らないと言われ恐怖が増えるだけだった。
「もしもし、パパ…ーって言われたんだけど。」
「その駅から最寄り駅に行けるかどうか調べて。後はわかるでしょ。」
「了解。最寄り駅…いけるみたい。」
言われてる間に調べると確かにあった。
「おそらく電車で電波きれるからついたら連絡するよ。」
「わかった。マリーのこと信じてるぞ。」
「ありがとう。じゃあまた。」
電話を切り深くため息をつく。
楽に帰れると思ったのに。目的のバス停につき、降りようとする。
「聞いてきた嬢さん、ここで降りてねぇ~!」
気遣ってくれて今の私には本当にありがたかった。
「ありがとう!」
降りると、後はすんなりと行けた。駅員に乗り換える駅を聞きその通り動く。
最寄り駅から出てパパに電話をかける。
「パパ、無事についたから、報告。本当にありがとう。」
「なんで礼なんか言うんだ?当たり前だろう。それよりそのクズ友の誘いにはもうのるなよ!おやすみ。」
「はい、おやすみなさい。お疲れ様でーす。」
少し気分が良くなる。
おばにはまた遅れることをバスで伝えた。
心配してほしくない。
キャリーバッグを引きずりながら家に向かう。
携帯から時計を見ると4時を過ぎていた。
早くつく気だったのに…まぁいっか。
食堂を飾り、皆の好物を用意する。
トルネードポテトや、コーンフレーク、チーズやサラミ
統一感を出す為、3班はラベンダーのシャツに黒のスカートを着た。
絵の才能を買われメニュー表を飾った。
またベルギーの子やキルギスの子に協力してもらいその国の挨拶を書いた。
私も日本語とママの国の挨拶を書いた。
準備万端。全生徒を起こしに向かう。
「生徒のみなさーん起きてくださーい!」
「3班が皆さんを食堂に招待しまーす!」
興味を注がれ向かうもの、ただ食べたくて向かうもの、起こされたことに愚痴を言うもの、様々だ。
私達は食べ終わりこういうイベント恒例の感謝を待った。
〇班の皆さんありがとう~。的なやつだ。
いくら待っても何も起こらない。先生が授業に移るように合図した。
私達は不審がる。まだサプライズはあるため、めげないことにした。
「飾りのセンス1班の方が上手だったよね。」
「私達がやったやつのほうが良かった。なんか残念。」
聞こえてくる声はモチベーションを下げていく。
休憩時間に袋に包んだお菓子を配り、夜にはスイーツをごちそうする。
否が応でも理解した私達は皆から嫌われていると。
ボカロの名曲の題名に似てるが、本当に嫌われている。
きっと嫉妬でもしてるんだろう。この国ではよくありそうだ。遠慮のない嫉妬が。
気分転換の休日に出るべく1時を待っていた。
「マリーブラウンこれを庭に運んでくれるかしら?」
「はい。喜んで。」
少しため息混じりに言うと先生は笑う。
ここの先生はみんな若く生徒と同じ年の先生もいる。
少し遅れたけど大丈夫かな。まぁゆっくり行くか。玄関に向かう途中、誰かが腕を掴んでくる。
びっくりし振り向くとスーが笑っていた。
「マリー、一緒に帰ろう!」
「ごめん。今日はゆっくり歩いて帰りたいんだ。」
「お願い!お父さんにも行ったからさ、マリーが来るって。」
「私は行くって言ってないけど?」
「お願いだから。いま外で待ってる。これ以上待たせると私が怒られるんだよ?」
なんとわがままな理解のない雌ザルなんだ?
「わかった。でも、近くの駅までね…」
一応念を押しておく。
「わかった!ありがとう!」
学校を出て携帯を起動させる。
スーのお父さんが乗る車に乗せてもらう。
「どこまで?」
「近くの駅までお願いします。」
「折角だから家の近くまで送らせてよ。ねー、お父さん!」
「え…でもさっきなんて言ったか忘れたの?」
スーに言うとスーのお姉さんもスーに加勢する。
「いいじゃん。やっと私も知り合えたし。」
だめと言ってはいけない雰囲気だったから仕方なく従った。
運転中は最悪だった。
私が真ん中に座ってたのもあるが何か話したり見るのかと思ったら、お姉さんとスーは私の肩に頭をのせ眠ってしまった。
スーのお父さんは降ろす場所を過ぎてしまい、2人を起こし、てんやわんやすると途中でキレてしまった。
本当は何も言われてなかったらしい。
急に来た女の子を娘たちの言われるがままに運んでいたのだ。
知らない場所で止まり、降ろされてしまった私はどうすればいいのか。
バスには乗せてもらったが私はまだ、おじの家の住所を覚えていなかった。
このバスは反対側に向かってるかも知れない。
恐怖が走り、手が震える。恐怖と苛立ちから涙が出てきそうになるのを堪える。
落ち着けぇッ…今…今泣いても意味ない…
考えてぇ…そうだ、パパに…パパに連絡しよう…
「もしもし?マリー!元気か?」
息を呑み込み日本語で伝える。
「パパ、聞いて…先週のあの子、覚えてる?」
「あぁクソわがままこね。」
「その子…がさ車に乗せるって言って…ぅあたしが…いい、自分で帰るって言ったのに聞かなくて、で結局…」
深呼吸し整えようとする。
「その子のお父さんがキレてバス停で降ろされた。」
「何だそいつ?ただの阿呆じゃないか。わがままだねぇ?」
「パパ私はどうすればいい?それを聞きたくて連絡した。」
「まず、そのバスがどこに行くか調べて。」
「わかった。聞けたら連絡する。」
席に座ってる女性に聞いてみる。
女性は申し訳なさそうに知らないと言う。
仕方なく運転手に聞くと家の最寄り駅には行かないと。
しかし、他の駅には向かうと言われるだけだった。
近くの市の名前を言っても知らないと言われ恐怖が増えるだけだった。
「もしもし、パパ…ーって言われたんだけど。」
「その駅から最寄り駅に行けるかどうか調べて。後はわかるでしょ。」
「了解。最寄り駅…いけるみたい。」
言われてる間に調べると確かにあった。
「おそらく電車で電波きれるからついたら連絡するよ。」
「わかった。マリーのこと信じてるぞ。」
「ありがとう。じゃあまた。」
電話を切り深くため息をつく。
楽に帰れると思ったのに。目的のバス停につき、降りようとする。
「聞いてきた嬢さん、ここで降りてねぇ~!」
気遣ってくれて今の私には本当にありがたかった。
「ありがとう!」
降りると、後はすんなりと行けた。駅員に乗り換える駅を聞きその通り動く。
最寄り駅から出てパパに電話をかける。
「パパ、無事についたから、報告。本当にありがとう。」
「なんで礼なんか言うんだ?当たり前だろう。それよりそのクズ友の誘いにはもうのるなよ!おやすみ。」
「はい、おやすみなさい。お疲れ様でーす。」
少し気分が良くなる。
おばにはまた遅れることをバスで伝えた。
心配してほしくない。
キャリーバッグを引きずりながら家に向かう。
携帯から時計を見ると4時を過ぎていた。
早くつく気だったのに…まぁいっか。
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