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27 求め合う★
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その夜。
寝る用意をして寝室に入ると、それは始まる。
オレンジ色の間接照明の中ベッドに座り、カナタは本を読んでいた。
彼は僕の姿を見るなり本をベッド横の棚に置き、僕の名を呼ぶ。
「音耶……」
幸せそうな顔で僕を見つめるカナタの膝に僕は乗り、彼の首に腕を回す。
すると彼の手が僕の背中に回り、どちらともなく唇を重ねた。
カナタの舌が僕の口の中に入り、舌を絡め取る。
そして手が僕の着ているシャツを捲り、直に肌に触れた。
「ん……」
僕の乳首に指が触れて、指先で抓まれる。
すると鈍い痛みと甘い痺れがじわり、と広がった。
唇が離れたとき、カナタが苦笑して僕の顔をじっと見つめて言った。
「相変わらず軽いよね」
「そう……かな」
正直、ずっと体重など測っていないし、体型に気を遣っているわけでもないので全くわからない。
すると、カナタが僕の胸を撫でながら言った。
「そうだよ。俺と五センチしか変わんないのに俺よりずっと軽いでしょ」
そしてカナタは僕の身体を抱きしめ、そのままベッドに仰向けに横たわる。
「ちょ……」
「こうしても超軽いもん」
「それは、カナタが異形で僕よりも筋力があるからじゃないの?」
僕の言葉にカナタは笑って言った。
「あはは、そうかも」
異形に僕が筋力で勝てないことは長年の経験でわかりきったことだった。
カナタは僕の首を撫で、うっとりとした顔で言った。
「そのチョーカーずっとしてるの嬉しい。俺、卒業したらピアスあけるんだ。それで音耶がくれたピアスつける」
カナタの誕生日に、本人の希望であげたピアス。
彼はそれをつけるのを心待ちにしているらしい。
カナタにとって僕があげたもの、というのが意味を持っているのかもしれない。
しかもピアスであればそうそう無くさないだろうし、ずっとつけていられるから。
先ほどの言葉、カナタの執着心が垣間見えて複雑な思いだった。
カナタは僕を抱きしめたままごろん、転がり僕に覆いかぶさる。
「音耶、大好き。ずっと、一緒にいようね」
まるでプロポーズみたいな言葉だけど、きっとカナタにそんな気はないだろう。
少年らしい、無邪気な願いが、僕の心にわずかな傷を作る。
ずっと一緒に。
それがどれだけ残酷な響きを持つか、僕はよく知っている。
ずっとなんてない。だって君は僕よりもさきにいなくなってしまうんだから。
そんな想いなど知らないカナタは、僕が着ているシャツを脱がせて、肌に口づけを落とした。
首、胸、腹。
痕をつけるかのように音を立て、肌を吸い上げていく。
「あ……」
僕の心の痛みは与えられる快楽に飲み込まれ、唇からは甘い声だけが漏れていった。
「あン……あ……」
「全然乳首、大きくなんないのが残念なんだよな」
残念そうに言い、カナタは僕の乳首をちゅうっと吸った。
「ん……」
僕の身体は、あの日で時間が止まってしまっているから、何も変化をしない。
カナタがいくらそこを弄っても変わるのは一瞬でしかなかった。
「吸えばぷっくり膨らんでくるのに」
「……へ、変なこと、言うんじゃない」
カナタの言葉に羞恥を感じながら、僕は言った。
「だって気になるから。音耶、なにしても身体かわんないし。音耶って本当に旧人類なの?」
「ひ、あぁ!」
不意にカナタが僕の乳首を抓り、思わず声を上げる。
そしてカナタは僕の胸を、腹を舐めそして、下半身に触れた。
カナタは僕のパジャマのズボンと下着を一気に脱がせ、すでに硬くなり始めているペニスに触れた。
「先走り出てる」
「う、あ……」
カナタは僕のペニスを口に含み、舌と唾液を絡ませる。
裏筋を舐め先端を吸い上げられると快楽の波が一気に這い上がってきた。
「だ、め……カナタ……」
じゅるっ、とわざと音を立てて、カナタは首を上下に動かした。
「あ、んン……」
自然と腰が揺れ、中に仕込んだローションが溢れだしてしまう。それに気が付いたのか、カナタの指が、後孔に触れた。
「ん……ここ、濡れてる」
それはそうだ。
カナタとする日は必ずそうしているのだから。
彼は指にゴムをはめると、またペニスを口に含み指をそこに挿し込んだ。
「カ……ナタ……あぁ!」
中に入った指はすぐに前立腺を探り当て、ぐい、とそこを押しつぶす。
するとびくん、と腰が跳ね、僕の頭の中が一瞬白くなったような気がした。
後ろと前と、両方刺激されたらさすがに耐えられない。
とめどなく這い上がる快楽の波は、簡単に僕の理性を飲み込んでいく。
「んあ……音耶、ずっと腰揺れてる。そんなに気持ちいい?」
「あ……気持ち、いい、からぁ。カナタ……ナカ、奥欲しい」
息を切らせて願うと、カナタはぐぽ……と指を抜き、僕の足を抱え上げて僕に覆いかぶさった。
「大好き音耶」
うっとりとした顔で言い、カナタは僕に口づけながら僕の中に入ってきた。
「んン……」
口の中を舐め回されて、ペニスが奥へと入ってくる。
それだけで僕はびくびく、と震えて軽くイってしまった。
僕はカナタの首に腕を絡ませて自分から舌を出す。
キスの合間に、
「カナタ……」
と、名を呼ぶと、カナタは腰を軽く引き、最奥まで腰を埋めた。
「んン……」
「……中、きつくて気持ちい……音耶、動くよ」
「あぁ!」
カナタが激しく腰を揺らし始め、最奥を突かれるたびに僕の視界が白くなる。
「カナ……イィ。奥、好きっ……」
「締め付けすごい。音耶の中、すごい……」
うっとりとした声で言い合い、どちらからともなく口づけを求める。
舌が絡まるたび、カナタが動くたびに水音が響き僕の羞恥を煽っていく。
「俺、イきそ……音耶、大好き……音耶……」
余裕のない声でカナタは繰り返し、びくん、と震えて動きを止めた。
「あぁ!」
僕の中でカナタのペニスが大きく膨らんだのを感じ、僕もびくっと震えて精液を放つ。
互いに息を切らせ余韻に浸る中、カナタの手が僕の頬に触れる。
「ずっと好きだよ、音耶」
恍惚とした顔でつげたカナタは僕に口づけ、そのまま僕の身体をぎゅっと抱きしめた。
僕の心に新たな傷を作って。
寝る用意をして寝室に入ると、それは始まる。
オレンジ色の間接照明の中ベッドに座り、カナタは本を読んでいた。
彼は僕の姿を見るなり本をベッド横の棚に置き、僕の名を呼ぶ。
「音耶……」
幸せそうな顔で僕を見つめるカナタの膝に僕は乗り、彼の首に腕を回す。
すると彼の手が僕の背中に回り、どちらともなく唇を重ねた。
カナタの舌が僕の口の中に入り、舌を絡め取る。
そして手が僕の着ているシャツを捲り、直に肌に触れた。
「ん……」
僕の乳首に指が触れて、指先で抓まれる。
すると鈍い痛みと甘い痺れがじわり、と広がった。
唇が離れたとき、カナタが苦笑して僕の顔をじっと見つめて言った。
「相変わらず軽いよね」
「そう……かな」
正直、ずっと体重など測っていないし、体型に気を遣っているわけでもないので全くわからない。
すると、カナタが僕の胸を撫でながら言った。
「そうだよ。俺と五センチしか変わんないのに俺よりずっと軽いでしょ」
そしてカナタは僕の身体を抱きしめ、そのままベッドに仰向けに横たわる。
「ちょ……」
「こうしても超軽いもん」
「それは、カナタが異形で僕よりも筋力があるからじゃないの?」
僕の言葉にカナタは笑って言った。
「あはは、そうかも」
異形に僕が筋力で勝てないことは長年の経験でわかりきったことだった。
カナタは僕の首を撫で、うっとりとした顔で言った。
「そのチョーカーずっとしてるの嬉しい。俺、卒業したらピアスあけるんだ。それで音耶がくれたピアスつける」
カナタの誕生日に、本人の希望であげたピアス。
彼はそれをつけるのを心待ちにしているらしい。
カナタにとって僕があげたもの、というのが意味を持っているのかもしれない。
しかもピアスであればそうそう無くさないだろうし、ずっとつけていられるから。
先ほどの言葉、カナタの執着心が垣間見えて複雑な思いだった。
カナタは僕を抱きしめたままごろん、転がり僕に覆いかぶさる。
「音耶、大好き。ずっと、一緒にいようね」
まるでプロポーズみたいな言葉だけど、きっとカナタにそんな気はないだろう。
少年らしい、無邪気な願いが、僕の心にわずかな傷を作る。
ずっと一緒に。
それがどれだけ残酷な響きを持つか、僕はよく知っている。
ずっとなんてない。だって君は僕よりもさきにいなくなってしまうんだから。
そんな想いなど知らないカナタは、僕が着ているシャツを脱がせて、肌に口づけを落とした。
首、胸、腹。
痕をつけるかのように音を立て、肌を吸い上げていく。
「あ……」
僕の心の痛みは与えられる快楽に飲み込まれ、唇からは甘い声だけが漏れていった。
「あン……あ……」
「全然乳首、大きくなんないのが残念なんだよな」
残念そうに言い、カナタは僕の乳首をちゅうっと吸った。
「ん……」
僕の身体は、あの日で時間が止まってしまっているから、何も変化をしない。
カナタがいくらそこを弄っても変わるのは一瞬でしかなかった。
「吸えばぷっくり膨らんでくるのに」
「……へ、変なこと、言うんじゃない」
カナタの言葉に羞恥を感じながら、僕は言った。
「だって気になるから。音耶、なにしても身体かわんないし。音耶って本当に旧人類なの?」
「ひ、あぁ!」
不意にカナタが僕の乳首を抓り、思わず声を上げる。
そしてカナタは僕の胸を、腹を舐めそして、下半身に触れた。
カナタは僕のパジャマのズボンと下着を一気に脱がせ、すでに硬くなり始めているペニスに触れた。
「先走り出てる」
「う、あ……」
カナタは僕のペニスを口に含み、舌と唾液を絡ませる。
裏筋を舐め先端を吸い上げられると快楽の波が一気に這い上がってきた。
「だ、め……カナタ……」
じゅるっ、とわざと音を立てて、カナタは首を上下に動かした。
「あ、んン……」
自然と腰が揺れ、中に仕込んだローションが溢れだしてしまう。それに気が付いたのか、カナタの指が、後孔に触れた。
「ん……ここ、濡れてる」
それはそうだ。
カナタとする日は必ずそうしているのだから。
彼は指にゴムをはめると、またペニスを口に含み指をそこに挿し込んだ。
「カ……ナタ……あぁ!」
中に入った指はすぐに前立腺を探り当て、ぐい、とそこを押しつぶす。
するとびくん、と腰が跳ね、僕の頭の中が一瞬白くなったような気がした。
後ろと前と、両方刺激されたらさすがに耐えられない。
とめどなく這い上がる快楽の波は、簡単に僕の理性を飲み込んでいく。
「んあ……音耶、ずっと腰揺れてる。そんなに気持ちいい?」
「あ……気持ち、いい、からぁ。カナタ……ナカ、奥欲しい」
息を切らせて願うと、カナタはぐぽ……と指を抜き、僕の足を抱え上げて僕に覆いかぶさった。
「大好き音耶」
うっとりとした顔で言い、カナタは僕に口づけながら僕の中に入ってきた。
「んン……」
口の中を舐め回されて、ペニスが奥へと入ってくる。
それだけで僕はびくびく、と震えて軽くイってしまった。
僕はカナタの首に腕を絡ませて自分から舌を出す。
キスの合間に、
「カナタ……」
と、名を呼ぶと、カナタは腰を軽く引き、最奥まで腰を埋めた。
「んン……」
「……中、きつくて気持ちい……音耶、動くよ」
「あぁ!」
カナタが激しく腰を揺らし始め、最奥を突かれるたびに僕の視界が白くなる。
「カナ……イィ。奥、好きっ……」
「締め付けすごい。音耶の中、すごい……」
うっとりとした声で言い合い、どちらからともなく口づけを求める。
舌が絡まるたび、カナタが動くたびに水音が響き僕の羞恥を煽っていく。
「俺、イきそ……音耶、大好き……音耶……」
余裕のない声でカナタは繰り返し、びくん、と震えて動きを止めた。
「あぁ!」
僕の中でカナタのペニスが大きく膨らんだのを感じ、僕もびくっと震えて精液を放つ。
互いに息を切らせ余韻に浸る中、カナタの手が僕の頬に触れる。
「ずっと好きだよ、音耶」
恍惚とした顔でつげたカナタは僕に口づけ、そのまま僕の身体をぎゅっと抱きしめた。
僕の心に新たな傷を作って。
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