【本編完結】偽物の番

麻路なぎ

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おまけ小話

水族館

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 アーチ型の通路の天井を、イルカがすーっと横切っていく。
 俺は、その姿を見上げて思わず声を漏らした。

「うわぁ……」

 俺と千早がやってきたのは、うちから車で一時間以上離れた所にある水族館だった。
 遊園地もあるその大きな水族館は、夏休み中ということもあり平日であるにも関わらずまあまあ混み合っていた。
 八月の終わり。
 約束の水族館に泊まりがけでやってきた。
 平日なのでホテルをとるのは楽ではあったらしい。

「琳太郎」

 後から来た千早が俺の隣に並ぶ。
 この通路は天井がアーチ型になっていて、イルカや魚たちが天井や壁を泳いでいく。
 先に行けば円形の部屋の中央に円筒状の水槽があり、上下にイルカたちが泳ぐ姿が見られる。

「なあ千早、あっちの水槽早く行こうぜ!」

 俺は、千早の腕を掴み奥へと急いだ。
 俺たちが住む県には海がない。だから水族館もない。
 何年ぶりかな、水族館なんて。
 小学生ぶりじゃないだろうか?
 そのため俺の心はとっても弾んでいる。

「そんなに引っ張るなよ」

 苦笑まじりに千早が言うのが聞こえる。

「急いでもイルカは逃げねーんだから」

 それはそうだけれど、気持ちが昂ぶってるせいか自然と歩くのも早くなってしまう。
 俺は千早を引っ張り、円筒状の水槽の前に立つ。
 その水槽の前には子供の姿がいくつかあった。子供たちはじーっと口を開けて水槽を見上げている。
 下から二頭のイルカがじゃれあいながら上へと上がっていったかと思うと、たぶん別のイルカが下っていく。上へ下へと泳いでいくイルカを、俺は口を半開きにしてみていた。
 何でだろう、イルカ見るのって感動する。
 まあ、水族館ってだけでもテンションあがるんだけど。

「琳太郎」

 笑いを含んだ声が頭の横で聞こえてくる。

「んー? 何」

「いや、子供たちと同じ顔で水槽見てるからさ」

「え?」

 思わず俺は辺りを見回す。
 水槽の向こう側、小さな子供がぽかん、と口を開けて水槽を見上げている。

「え? 俺、あんな顔してたの?」

「あぁ、してた」

 と言い、千早は俺の腰に手を回す。
 室内は暗いとはいえ、人目もある。
 そんなところでこんな風に身体を密着させたことなんてあまりないため、俺は顔が紅くなるのを感じた。

「や、やめろよ、こんなところで」

 声を潜めて言うと、千早は耳元で囁く。

「可愛いなと思って、つい」

「か、可愛いじゃねえよ。お前、俺のことなんだと思って……」

「何って決まってるだろう」

 千早は腕に力を込めて言った。

「俺の、運命の番だ」

「そ、そ、そう言うのはふたりきりの時に言えよ」

 やばい、恥ずかしすぎて死ぬ。
 子供が、イルカだー! と声を上げて水槽に近づいてくる。
 たぶん、誰も俺たちの事なんて気には留めていないだろう。
 それだけイルカは人の心を引き寄せる。

「じゃあ、夜、ホテルでたくさん囁いてやるよ」

 と言い、千早は俺からすっと、離れて行った。



 

 三頭のイルカが音楽に合わせて揃って跳ねて水に戻っていくと、人々は歓声を上げる。
 
「すっげー水!」

 イルカショーが行われるプールの前方の席は、水が思い切り跳ねるので注意、と書いてあったけれど、人々は好んで前の方に腰かけていた。
 俺と千早は、水がかかるかかからないかぎりぎりの席に座ったけれど、イルカがプールの際で跳ねたとき、しぶきがとんできた。

「水やっば!」

 プール手前の通路はすでに水浸しになっていて、前列の人たちは水を被って笑っている。
 二頭のイルカが高くジャンプし、釣り下がっているボールを蹴るとまた、歓声が上がる。

「イルカってすげえよなあ。ジャンプ力すげーし、泳ぐスピードヤバくね?」

「五、六メートルはジャンプするらしいな。二階建ての家の高さ位か?」

「え? じゃあ、うちの屋根位までジャンプするってこと? すっげー」

「窓位だと思うぜ?」

「窓でも十分すげえじゃん。かっわいいなあ、イルカ。ぬいぐるみ、買って行こうかなあ」

 売店で小さいものから大きいものまで売っていたはずだ。
 部屋に飾ってるの見られたら姉貴たちになんか言われそうだな……
 お盆に帰ってきたとき、勝手に部屋に入って来たし……

「イルカのぬいぐるみねぇ……」

 と呟き、千早は頬杖をつく。
 
「お前はどうせシロクマのぬいぐるみ買っていくだろ? シロクマも可愛いよなー。おっきいの売ってたじゃん?」

 千早は、見た目に似合わず可愛いものが結構好きだ。特にクマ系の生き物が。
 大学に行く鞄がパンダのトートバッグだし、描くイラストはデフォルメの猫とかが多いし、ちらほらとクマ系のぬいぐるみが部屋に置いてあったりする。
 千早は恥ずかしそうに目を反らし、

「まあ、買うつもりはあるけど」

 と呟く。
 俺は千早の腕を掴み、

「じゃあさ、お互いになんか買う?」

 と言うと、千早は驚いた顔をして俺の方を見た。
 あれ、俺、なんかおかしいこと言ってるかな?
 せっかくの旅行だからって思ったんだけど。
 千早は俺の顔と掴む手を交互に見た後、笑顔になり、

「お前が選ぶものなら、俺はどんなものでもそばに置いておける」

 なんて言い、頬に口づけてきた。


 
 早めの夕飯をレストランで食べた俺たちは、宿泊予定のホテルへと向かった。
 俺たちが宿泊するホテルは、バケーションホテル、というちょっと変わったホテルだった。
 俺は初めてだからよく知らないけれど、一室が広くてキッチンにリビング、寝室などがついていて暮らすように泊まれる、というコンセプトのホテル、らしい。
 いったいいくらかかってるのか知らないけれど、大半は千早が出している。
 千早にばかり負担させるのは正直嫌で、俺は半分出すと言ったけれど金額は教えてもらえず、というか今の今まで泊まるホテルの名前すら知らされていなかった。
 きっとスマホで調べられるのが嫌だったんだそうな。
 俺たちはここに三泊する予定だけど……マジ、いくらかかってんだろ?
 免許取ったばかりでそんなに金ないからちょっとしか出せなかったけど……俺と千早の金銭感覚、違いすぎて困る時がある。
 室内に入ると、リビングがあり正面にベランダと海が見えた。
 時刻は十八時半すぎ。夕日が水平線に沈んでいく。
 俺は海から目を離さず、その場に置いてまっすぐベランダへと向かった。そして、窓の鍵を開けてそのまま外に出る。
 すると、海の匂いをのせた風が俺の髪を凪ぐ。

「すげぇ、海だ」

 どこまでも広がっていく海に、オレンジ色に染まる空。
 俺、海に来たんだなぁ……と、感動を覚える。

「琳」

「おわっ」

 名前を呼ばれたかと思うと、後ろから腰に手を回され、首筋に口付けられた。
 俺は顔が紅く染まるのを感じながら、身をよじり抵抗を見せる。
 目の前はすぐ海だし、誰かに見られる心配はないかもしれないけど……でもここは外だ。
 さすがに恥ずかしすぎる。

「ちょ……やめろよこんなところで」

「こんなところって、俺とお前しかいないぞ」

「だって……ここ、外……て、おい、服、めくるな……!」

 振り返って抗議すると、唇が重なり言葉を奪われてしまう。
 服を捲り上げた手は、俺の乳首を撫で指先で摘む。
 そこからじん、とした甘い痺れが生まれじわじわと広がっていき、俺は口づけの合間に喘いだ。

「ん……ふ……」

 やばい、下着がきつくなってきた。
 腹の奥は疼き、もっと刺激を欲しがっている。

「ちは、ん……」

 このまま触られ続けたら俺、立ってられなくなってしまう。
 ここは外だ。
 すぐ目の前が海で、波の音がダイレクトに聞こえてくる。
 見られることはないだろう。だけど……誰かに見られるんじゃないか、という思いがさらに俺を煽り立てる。
 千早の指は止まることなく、俺の胸を撫で下半身へと伸びていく。
 これ以上はやばい。
 そう思うのに俺は抵抗できず、千早に与えられる快楽に溺れていた。
 履いている綿パンの隙間から手が入り、硬くなり始めているペニスに直接触られてしまう。

「んン……」

 それはすでに先走りが溢れ出て、下着を濡らしているだろう。
 このままここでヤるのか?
 いや、さすがに駄目だろ。
 外だしそれに……風呂に入ってない。
 唇が離れ、視線が絡まりあう。

「琳……」

 切ない声で名を呼ばれ、俺の奥底がまた疼きだす。やばい、これ。
 俺……今欲しくてたまらない。

「千早……俺……」

 欲しい、と言う前に身体の向きを変えられて、正面から抱きしめられたかと思うとまた、口づけられた。
 舌が俺の口の中を舐め回し、手が俺の尻を撫でまわす。
 三泊だ。
 このホテルに、俺たちは三泊するってことは、それだけ時間があるってことだ。
 いったいどれだけの淫らな時間を過ごすことになるんだろうか?
 明日だって出かける予定なのに……きっと今夜は、ろくに眠れないだろう。
 アルファは総じて絶倫だというし。
 普段抑えているであろう千早の本能が、非日常的なこの状況でどうなるのか想像つかない。
 長い口づけですっかり息が上がった俺は、千早に抱きしめられそのまま風呂場へと運ばれてしまった。


 円形の湯船の中。
 俺は、湯船のヘリに手をついて、後ろから千早に貫かれていた。
 俺の眼前には暗い海が見える。
 窓を開いているため、波の音が浴室内に響き、その音に交じりぐちゅぐちゅという水音が生々しく聞こえた。

「う、あ……」

「中は柔らかいのに、超締め付けてくる」

「千早……おく、好きぃ……」

 ごりごりと内壁を抉られ、最奥を突かれるたびに快楽が這い上がり吐息が漏れていく。
 千早が俺の腰を掴み動くたび、湯船のお湯がちゃぷん、と音をたてた。
 いつもと違う場所だからだろうか、あっという間に俺は快楽に飲み込まれ、自分のペニスに手を伸ばしてそれを扱いた。
 俺のペニスは先端から先走りが溢れ、ガチガチに硬くなっている。

「う、あ……」

「琳、そんなに我慢できねーのかよ?」

 笑いを含んだ声で千早は言い、ぎりぎりまで引き抜き一気に奥まで貫いた。
 やばい、これ、良すぎておかしくなる。
 俺は大きく口を開き、喘ぎながら海を見つめて精液を放った。


 風呂で一度出して終わるわけがなく、身体を拭いた後俺たちはキスしながら寝室に行き、そのままベッドに倒れこんだ。
 千早の手が俺の肌を撫で、乳首を指先で弾く。
 すでに火照り敏感になっている身体は、すぐに反応を示し甘い痺れが身体中を駆け巡る。
 俺は腰を揺らし千早の太ももに腰を擦り付けた。
 さっき風呂場でイかされたのに俺の腹の奥は疼き、欲しくてたまらなくなっている。
 千早はにやり、と笑い俺の中に指を突っ込んだ。

「ひっ……」

「ははは、琳太郎。さっき中に出した精液でぐっちゃぐちゃだな」

「あ……う……中、触って……あぁ!」

 前立腺がぐりぐり、と押しつぶされて視界が歪み、口の端から唾液が漏れ出る。

「そ、それ……うあぁ!」

「すっげー締め付け。お前、俺の指食いちぎるつもりかよ?」

「ん……なわけ……あ……ぐりぐりイイ……!」

 俺のペニスからは先走りが溢れ出て、今にも破裂しそうだ。
 千早は中をかき混ぜながら太ももに口づけ、ちゅうっと吸い上げた。痕が付きそうなほど、強く。

「……ち、はや……」

「今日は痕つけてもいいだろ? 普段、我慢してるんだから」

 そう告げて、千早は太ももだけでなく腹にも口づけを落としていく。
 千早にキスマークつけられたことなんてあったっけ? いいや、普段ほとんどそんなことしてこない。
 我慢なんてしてたのかよ? 千早はいつもヤることしか考えていなさそうなのに。変なところで気を使うんだな。
 千早は指を引き抜くと、俺の首に口づけて獣のようなぎらついた目で俺を見つめ、言った。

「愛してる、琳太郎」

「あ……」

 言葉と共に、ぐい、と中に挿れられ、わずかに腰が跳ねる。

「ち、はや……中、あっつい……」

 散々弄られた中は疼き、もっと刺激を欲している。俺は自分からも腰を揺らしもっと奥に欲しいとねだった。

「中、すっげー締め付け。お前の今の顔、発情したオメガみたいだ」

 笑いながら千早は言い、ぐい、と奥を突きたてる。すると俺の視界が白く染まり、口を大きく開き喘いだ。

「う、あぁ! おく、キてる……奥、イイ……!」

 声をあげながら俺は腕を伸ばす。するとその腕が掴まれ、千早の背に回されてそのまま唇が塞がれた。
 互いに舌を絡めあい貪るように口づけを交わすと、頭がくらくらとしてくる。
 俺は背中に回した腕に力を込め口づけの合間に呻くように言った。

「ち、はや……俺、も……好き……ん……」

 唇が離れたとき、千早は俺の目を見つめ、微笑んだ。その笑顔に思わずどきり、としてしまう。

「お前は、俺の番だ」

 低く甘い声に腰が砕けそうになる。
 
「ち、はや……」

 また唇を重ねたあと、千早は言った。

「愛してる」

 愛している、そう繰り返し言われると正直恥ずかしくなってくる。
 きっと俺の顔、真っ赤だろうな。
 
「ち……はや……お、れも……好き」

 息を切らせながら言うと、千早は嬉しそうに笑い、腰の動きを早めた。
 一度離れてしまったけれど、今、俺はこうして千早と繋がっている。互いの小指にはめた指輪と、千早の手首に巻かれたブレスレットがその証だ。
 何があってもこの繋がりが断つことがないように。
 俺は千早にしがみ付き、与えられる快楽に溺れていった。
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