世界が終わるまで

おこぼれ

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欲望

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「世界が終わるまでに何がしたいですか?」そう聞いてきたのは怪しいおばさんだった。

そう聞かれても分かんないよ。
てかお母さんに知らない人と喋っちゃダメって言われてるし。
でも何したいかなぁ。

ゲームで最強キャラを出す?
いやいや今でも出来るし。
お金持ちになる?
それ良いかも!
なんでも出来るしなぁ。

うん!それにしよう!

「お金持ち!」
僕がこう言うと、おばさんは
「分かりました、ではいい一日を。」
とロボットのような定型文を残して僕の目の前から消えた。

友達にこの話をすると、
「それ妖怪だよ!すっげえじゃん!」
と妖怪話を10分続けられた。

家に帰ると、興奮した様子でお母さんがやってきて。
「さとる、当たっちゃったよ!!宝くじ!!5億円!!」
「いやいや、ママ、嘘でしょ。分かってるよ。」
呆れた様子でお父さんがそう言った。
「じゃあコレ見てよ!」
番号とテレビで流れてる番号を照らし合わせると…
「当たってるぅー!」

次の日、友達全員に教えた。
遊ぶ時も、僕が奢ってやると見栄を張った。
それでもお金は減らなかった。

家もリフォームして、お城のような家になった。
毎日のように友達が遊びに来る。
毎日楽しい!


お父さんが仕事を辞めた。
イラストレーターとして活動するらしい。
余裕があるからなのかな。
「夢を叶えられてよかったね。」
僕も嬉しかった。

それ以外は普通の日々。
欲しいものがあれば買えるし、
やりたい事も出来るし。
楽しい日々だ。

悲しいことは、お金目当ての親戚が殺そうとしてくることかな。
知ってる人が殺そうとしてくるなんて、怖いよね。
でも警察に捕まったら可哀想だし、殺してあげるんだ。
警察に見つかってもお金あげればいいし、簡単だよね!


急に空が暗くなってきた。
綺麗な月と星。
世界が終わる時ってこういう感じなんだろうな。

こういうのはお金で解決しないんだよね。
また悲しいことが増えたな。

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