80 / 80
皆の学園生活
16 レイシス殿下に誘われて
しおりを挟む
入学式がつい最近の事のように思うけど、あれから1年の月日が経った。
ラルべル殿下も、フェルディ様もクレイ様もこの1年で、背も少し伸びで学園生活も慣れてきた様子だ。
そして、1週間後にレイシス殿下がワンドゥール王国から正式にガルール学園へと留学という形でやって来るのだ。
本当は、ラルベル殿下達と同じ日に入学する予定だったがワンドゥール国のレイシス殿下のお父様とお母様の過保護が相まって中々留学の許可が得ず予定を1年伸ばしてやっと許可を得ることが出来たそうだ。
レイシス殿下とは会えない間手紙のやり取りをしていたが、早くガルール学園にやってきたい様子だった。
そんな事を、考えながら昼休みの残り時間を図書室に行き本でも読もうかと廊下を歩いていると前から歩いてくる生徒達が
「ねぇ!みた?」
「みたみた!」
「凄くかっこよかったよね?」
「うん!でも…初めて見る顔してたね」
「うんうん、もしかして転校生とか?留学生とかかな?」
「そうかも!でも…ほんとに」
「「眼福だよね~」」
などと、可愛らしい話が聞こえてくる
前から歩いてくる女子生徒は僕よりも小さく初等部のように思う。
ここまで騒がれる、かっこいい顔とは…
僕が知ってるのは、ラルベル殿下にフェルディ様、クレイ様と1週間後に来るレイシス殿下だけど…
レイシス殿下の他にもこの時期にやって来る留学生が居るのかな?
女子生徒達がきゃぴきゃぴしながら話してた、話題の相手がどんな人なのかと気になりながらも廊下を歩いていると対向側からこちらに向かって腕を上げている人がいる。
「…?僕に振ってるのか?…でも、誰だろ…?よく見えないな」
腕を上げている人は僕の方に寄ってきている様だけど、本の読みすぎかここ一年で視力が落ちた気がする。
目をしょぼしょぼとすぼめたり、見開いて見たりとしていると、段々と相手が近ずいて来る。青が見えるなと考えていると…
「モノア」
名前を呼ばれる
「…?」
僕の名前を知ってるのか…?
じゃあ、僕の知り合いかな?
青色の知り合い…あ!もしかして…
「レイシス…殿下…ですか?」
「そうだよ」
ガバッとお腹や胸元に衝撃を感じる。
下を見てみると、僕に抱きついている青色が見える。パッと僕を見上げて視線が会うとそこには久しぶりに会う少し成長した姿のレイシス殿下がいた。
あれ?一瞬、ムッとした拗ねたような表情だったような…でも、直ぐにそんな表情はしなくなったけど…気のせいかな?
「わぁ!レイシス殿下!お久しぶりです。でも、レイシス殿下が来られるのは1週間後とお伺いしてたのですが…」
「うん。そうなんだけどね、楽しみだから父上と母上を説得して少し早くに来る事が出来たんだ」
「そうだったんですね、大きくなられて…」
前にあった時よりも、頭の位置が高くなっている事に感動していると
「でも、モノア全然僕の事に気づいてくれないだね。酷いよ」
少し拗ねたように頬を膨らませるレイシス殿下。
落ち着いているようで、まだ7歳の子供なのだ。そういう僕もまだ12歳何だけどね…
「申し訳ございません。ここ最近視力が低下したせいか遠くのものが見えにくくて…」
「そうなの?僕の国に来たら、視力を戻す事も出来るよ。」
「ですが、少し見えにくいだけで特に問題は…」
「でも、僕が抱きつくまで分からなかったんだよね?」
「うっ…」
「でも、視力を戻すのも大変だったから…モノアには辛い思いはして欲しくないから…じゃあ眼鏡を付けるのはどう?」
「めがね…ですか、確かにそうですね。その考えがなかったです…」
眼鏡か…その考えは無かったな…
僕の周りに眼鏡をかけている人が居なかったから眼鏡の存在を忘れていた。
「そうですね、今度買いに行ってみます。」
「フフ、モノアは少し抜けているよね。そうだ、僕が選んであげる。明日、学園休みだよね。明日迎えに行くよ。」
「そんな、お手を煩わせる訳には…!」
「そんな事言わないで、久しぶりにモノアと過ごしたいんだ。」
そう微笑んだレイシス殿下が綺麗で見惚れていると、沈黙が肯定と取ったのかレイシス殿下はこの後用事があるからと明日忘れないでね!と僕に手を振って去っていってしまった。
「レイシス殿下って…」
あんなに強引だったかな?と感じながらポリポリと頭を書いていると予鈴が鳴る。図書室はまた今度だなと思いながら教室に戻るのであった。
久しぶりにモノアに会えたレイシス殿下は、モノアから漂うモノア以外の猫達の匂いに焼きもちを人知れず焼いた事により、少し強引に予定を取り付けたことにモノアに嫌われてないかと少しハラハラしながらも明日が楽しみで尻尾を左右にブンブンと大振りをかまし、ニコニコと笑顔が溢れているレイシス殿下を通りすがりの生徒達は可愛いと男子も女子生徒も関係なく呟くのであった。
そんなレイシス殿下が学園の噂になるのに時間はかからなかった。
ラルべル殿下も、フェルディ様もクレイ様もこの1年で、背も少し伸びで学園生活も慣れてきた様子だ。
そして、1週間後にレイシス殿下がワンドゥール王国から正式にガルール学園へと留学という形でやって来るのだ。
本当は、ラルベル殿下達と同じ日に入学する予定だったがワンドゥール国のレイシス殿下のお父様とお母様の過保護が相まって中々留学の許可が得ず予定を1年伸ばしてやっと許可を得ることが出来たそうだ。
レイシス殿下とは会えない間手紙のやり取りをしていたが、早くガルール学園にやってきたい様子だった。
そんな事を、考えながら昼休みの残り時間を図書室に行き本でも読もうかと廊下を歩いていると前から歩いてくる生徒達が
「ねぇ!みた?」
「みたみた!」
「凄くかっこよかったよね?」
「うん!でも…初めて見る顔してたね」
「うんうん、もしかして転校生とか?留学生とかかな?」
「そうかも!でも…ほんとに」
「「眼福だよね~」」
などと、可愛らしい話が聞こえてくる
前から歩いてくる女子生徒は僕よりも小さく初等部のように思う。
ここまで騒がれる、かっこいい顔とは…
僕が知ってるのは、ラルベル殿下にフェルディ様、クレイ様と1週間後に来るレイシス殿下だけど…
レイシス殿下の他にもこの時期にやって来る留学生が居るのかな?
女子生徒達がきゃぴきゃぴしながら話してた、話題の相手がどんな人なのかと気になりながらも廊下を歩いていると対向側からこちらに向かって腕を上げている人がいる。
「…?僕に振ってるのか?…でも、誰だろ…?よく見えないな」
腕を上げている人は僕の方に寄ってきている様だけど、本の読みすぎかここ一年で視力が落ちた気がする。
目をしょぼしょぼとすぼめたり、見開いて見たりとしていると、段々と相手が近ずいて来る。青が見えるなと考えていると…
「モノア」
名前を呼ばれる
「…?」
僕の名前を知ってるのか…?
じゃあ、僕の知り合いかな?
青色の知り合い…あ!もしかして…
「レイシス…殿下…ですか?」
「そうだよ」
ガバッとお腹や胸元に衝撃を感じる。
下を見てみると、僕に抱きついている青色が見える。パッと僕を見上げて視線が会うとそこには久しぶりに会う少し成長した姿のレイシス殿下がいた。
あれ?一瞬、ムッとした拗ねたような表情だったような…でも、直ぐにそんな表情はしなくなったけど…気のせいかな?
「わぁ!レイシス殿下!お久しぶりです。でも、レイシス殿下が来られるのは1週間後とお伺いしてたのですが…」
「うん。そうなんだけどね、楽しみだから父上と母上を説得して少し早くに来る事が出来たんだ」
「そうだったんですね、大きくなられて…」
前にあった時よりも、頭の位置が高くなっている事に感動していると
「でも、モノア全然僕の事に気づいてくれないだね。酷いよ」
少し拗ねたように頬を膨らませるレイシス殿下。
落ち着いているようで、まだ7歳の子供なのだ。そういう僕もまだ12歳何だけどね…
「申し訳ございません。ここ最近視力が低下したせいか遠くのものが見えにくくて…」
「そうなの?僕の国に来たら、視力を戻す事も出来るよ。」
「ですが、少し見えにくいだけで特に問題は…」
「でも、僕が抱きつくまで分からなかったんだよね?」
「うっ…」
「でも、視力を戻すのも大変だったから…モノアには辛い思いはして欲しくないから…じゃあ眼鏡を付けるのはどう?」
「めがね…ですか、確かにそうですね。その考えがなかったです…」
眼鏡か…その考えは無かったな…
僕の周りに眼鏡をかけている人が居なかったから眼鏡の存在を忘れていた。
「そうですね、今度買いに行ってみます。」
「フフ、モノアは少し抜けているよね。そうだ、僕が選んであげる。明日、学園休みだよね。明日迎えに行くよ。」
「そんな、お手を煩わせる訳には…!」
「そんな事言わないで、久しぶりにモノアと過ごしたいんだ。」
そう微笑んだレイシス殿下が綺麗で見惚れていると、沈黙が肯定と取ったのかレイシス殿下はこの後用事があるからと明日忘れないでね!と僕に手を振って去っていってしまった。
「レイシス殿下って…」
あんなに強引だったかな?と感じながらポリポリと頭を書いていると予鈴が鳴る。図書室はまた今度だなと思いながら教室に戻るのであった。
久しぶりにモノアに会えたレイシス殿下は、モノアから漂うモノア以外の猫達の匂いに焼きもちを人知れず焼いた事により、少し強引に予定を取り付けたことにモノアに嫌われてないかと少しハラハラしながらも明日が楽しみで尻尾を左右にブンブンと大振りをかまし、ニコニコと笑顔が溢れているレイシス殿下を通りすがりの生徒達は可愛いと男子も女子生徒も関係なく呟くのであった。
そんなレイシス殿下が学園の噂になるのに時間はかからなかった。
271
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(19件)
あなたにおすすめの小説
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
僕はただの妖精だから執着しないで
ふわりんしず。
BL
BLゲームの世界に迷い込んだ桜
役割は…ストーリーにもあまり出てこないただの妖精。主人公、攻略対象者の恋をこっそり応援するはずが…気付いたら皆に執着されてました。
お願いそっとしてて下さい。
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
多分短編予定
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
【完結】第三王子は、自由に踊りたい。〜豹の獣人と、第一王子に言い寄られてますが、僕は一体どうすればいいでしょうか?〜
N2O
BL
気弱で不憫属性の第三王子が、二人の男から寵愛を受けるはなし。
表紙絵
⇨元素 様 X(@10loveeeyy)
※独自設定、ご都合主義です。
※ハーレム要素を予定しています。
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 ★1000 Thank_You!!
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
まじこれ生きがいに頑張ってます更新がたのしみです
やばい更新嬉しすぎます✨😭
モノア君とクレイ様可愛すぎてこの先もとても楽しみです💕
更新本当にありがとうございます🥹🫶
わー最高すぎて一気に読んでしまいました> < ♡
大人になったみんなに囲まれるモノアが楽しみです〜
更新を楽しみに待ってます> ·̫ <♩