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4章
現世の闇
しおりを挟む三人は階段をかけ上がっていた。
「なぜ契約者がわからなかった?」
「契約者と言えども魔力もない普通の人間だ、体の一部を渡すなりしているならすぐにわかるがそれ以外となると見分けがつかん!
それよりやつがこの町を離れたら厄介だ。」
一階に出ると外から悲鳴が聞こえてきた、
この声は…。
「マイ達だ!」
「やつらここに来たのか…。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
外に出るとマイ達三人が後ずさりしてその前にはている見たこともない姿の二人が倒れている人物を庇うように立っていてその前に立っているのは上半身は人間、下半身は獣の姿をした魔物…。
「何のつもりだ!?」
「やっと力が戻ったのだ、
もうその人間は用済み、そいつらごと消し去ってくれる!!」
「させるか!」
ライルが剣を降り下ろし詠唱を中断させ虚が三人のところに走っていく。
「無事か?」
「俺らは…、でも…。」
ダイチが倒れている人物、カイトを見る。
「何があった?」
「わかんねぇ、
俺ら町を離れようと思ったけど三人を放っておけなくて…。」
「ここについたらカイト君が急に苦しみだしてあの三人が…。」
カナメがカイトを抱えて走ってきた、
後ろには魔物二人も居る。
「ここは危険だ、戻るぞ。」
「危険って…。」
「良いから行くわよボウヤ!」
「ぼ、ぼうや!?」
三人が車に戻る途中魔物二人が飛んでくる攻撃を弾く、四人が車に乗り込むのを確認して虚もライル達に合流した…。
「知り合いか?」
「資料で見た程度だがあの二人は冤罪で落とされたやつらだから危険はない、
問題はやつだ。」
ライルの猛攻を防いでいる魔物を忌々し気に睨む、
虚も武器を構えてライルの援護に加わるが魔力を取り戻している分三人がかりでも苦戦する…。
「やつめ全く消費してないな…。」
「剣が通用しているのかもわからない。」
ライルが膝をつくと鞄から何かが転がり出てきた…。
「ヴィーリオ、
行けるかもしれんぞ?」
ヴィーリオにそれを見せるとかなり嫌そうな顔をしたがすぐに相手に向き直る。
「こっちに向けるなよ…。」
「わかっている。」
ヴィーリオが魔力を高めると相手がこちらを見、ある物を見て青ざめる。
「キサマそれは!?」
「終わりだ。」
ライルがそれを開けると強い風が起こり魔物が吸い寄せられ完全に入るのを見届けて蓋を閉めた…。
「本当に魔物を封じ込めてしまうんだな…。」
そう、ハイン城の国宝である魔物を吸い込むという瓶だ…。
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