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⑤妖精の秘密

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目が覚めると外はもう真っ暗でした。

横を見るとあの変な生き物とおじいさんが椅子に座っていました。

おじいさんと変な生き物は目を覚ましたのに気づいたようで、スーっとこちらの方をむきました。

 「おお。やっと目を覚ましたかい。」

おじいさんは持っていたコーヒーのコップをテーブルに置いて言いました。

ウレンサは申し訳なさそうに弱々しい声で
 
「あのー。ごめんなさい。勝手に入ったりして・・・」と謝罪をしました。

おじいさんは悲しい表情をして

 「ああ。もういいんじゃよ勝手に入ったことは。しかし、こいつらの存在が知られたのは大変なことじゃな。」

ウレンサは息を呑んで変な生き物に指を刺してゆっくりと質問しました。

 「あのー。こいつらってこれのことですか。」

 「ああ。そうじゃ。お前さん。こいつらのことを他の誰にも喋らないということを約束できるか。」

 「え・・・」

 「まあ。無駄じゃろうな。お前さんみたいな歳に秘密と言っても無駄じゃわい。」

 「いや・・・その・・・」

すると、あの変な生き物が

 「僕はね、ウリサっていうの。そして、僕たちはねピエータっていう種族の生き物なんだよ。」

とペラペラ喋りました。横にいたおじいさんは驚き、 
 「馬鹿者!なぜ外部のやつにそんなこと喋る!」と怒りました。

 「だって、もうこんな生活やだもん。ずっと隠れながら暮らすのって。」

としゅんとして悲しそうに言いました。会話を聞いていたウレンサはどんどんあの生き物に興味を湧きました。

そして、ウレンサはおじいさんに土下座をし、 

 「お願いです。僕にあの子達のことを教えてください。」と懇願しました。

おじいさんは呆れて、 
 「だめじゃだめじゃ。もう種族の名前までいってしまったのにこれ以上喋るとこいつらの存続は本当に危ないものになる。」

そう言って立ち上がり、書斎の本などを整理し始めました。

変な生き物はハッと何かに築いたような顔をしておじいさんを止めに行きました。

 「待って。何してるの。もう引っ越すの?だめだよ。まだこの街に来て1年もたたないよ。」

じたばたしてもあの小ささではおじいさんの動きは止めれません。

そしてウレンサも一緒になっておじいさんを止めようとしました。

しかし、おじいさんは止まりません。その時、部屋に大勢の変な生き物達が入ってきました。

 「えー。また引っ越すの?もうやだよ。」

 「そうだよ。引越し中は描けないし。」

 「何日も野宿するし。」

するとおじいさんは
 「黙れ!わしだって嫌じゃが仕方ないんじゃ。知られたからな。」

と悲しそうに言いました。ウリサはまた必死になって

 「ねえ。いいじゃん。一人くらい。」

 「前もそう言って街全体にバレたことがあったじゃろ。」

 「前って言っても15年も前の話だよ。しかもあの時の人は今考えると悪そうな人だったし。」

このウリサの声に多くのピエータが賛同しました。

 「そうだ。」

 「そうだ。」

すると、おじいさんもだんだん気負けしてきて、

 「わかった。とりあえず引っ越しは保留にしよう。しかし、お前さんはここに住んでもらうぞ。」

と厳しい顔をして言いました。

ウレンサは戸惑いながらもピエータたちと別れたくない思いが強く、コクっと頷きました。
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