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しおりを挟む「ねー、それでさ、お姉ちゃんとまだお付き合いはしてないんだからフリーでしょ?
アタシでもいいじゃん~」
「いや、10代は興味ないし」
――相手が10代だと犯罪臭すら自分で感じるんだよッ!――
「ホンのチョビっと若いってだけじゃん!」
「こら! 美奈。
アンタこないだ
『彼氏できたーっ』
て言ってたでしょうが!」
「え~、アイツおとーさんに会ったらビビっちゃってダメダメなんだもん。
別れちゃった」
「・・・」
「おとーさん、すぐに男の子脅すんだもん!
このままじゃアタシ行き遅れになっちゃうよ」
ぷ~っと頬を膨らませるミナ。
「別に脅したりしてないぞ。
名前と年齢と職業を聞いただけだ!」
「おとーさんだと職務質問みたいじゃん!」
「「「・・・」」」
――うん、まあ、そうだろうね。
その彼氏の気持ちが、俺はよくわかるよ。
俺は会社で何回も社長見てるから免疫があるからいいけど、若い子じゃ無理かもね ――
内心頷く祐一に向かい美奈がニッコリ微笑んだ。
「その点祐一さんは平気っぽいじゃん。
だから取り敢えずアタシの彼氏になって♡」
「え、無理。
10代は守備範囲外です 」
「ひどーい!」
「キッパリしとてるねえ~。
僕もこの子気に入ったよ」
と、辰夫。
「うむ。
大塚の直属でいられるだけでも根性がある。
というか、お前が実際の責任者みたいなもんだろう。
決済書の判子が偶に大塚のは抜けてるが、お前のは確実に押されてるからな。
訂正印も偶にお前のやつが入っとる」
――うわ大塚部長、社長にバレてますよ。
「他はどうあれ、経理課だからな。
俺も目は必ず通す」
「・・・」
思わず目を逸らす祐一。
「やっぱり秘書においで~」
「パパ、ダーリン、ソレより麗奈よっ!
あの子、もう21歳になるんだからコッチに居られなくなるじゃない!」
「おお、そうだった」
「そうだな」
「えー、アタシでもいいのにぃ、痛ッ!」
女神が美奈に空手チョップした。
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