転生脇役ヒロインはオジサンS級冒険者を絶対諦めない!〜【転生辺境伯令嬢は可憐な魔法少女を目指しますッ】おまけ後日談〜

hazuki.mikado

文字の大きさ
1 / 35
転生脇役ヒロインはオジサンS級冒険者を絶対諦めない!〜リーナ編〜

1 転生脇役ヒロイン悶えまくる

しおりを挟む



 私の名前はリーナ。
 
 平民だから姓は無い。

 実は異世界からの転生者で生前の名前は柏田里奈。

 最初から前世の記憶があったわけじゃなくって、元々のリーナののお陰で彼女の魂が本体から居なくなって、身体が死にかかって私っていう記憶と魂を取り戻したのよね。


 元を正せばそもそも彼女がこの国の王太子であるシルファ・グレーン王子を学園の卒業パーティーで怒らせたことが宜しく無かったのよねー。

 で、そのシルファを怒らせた原因っていうのが彼の最愛の婚約者に向かって記憶を取り戻す前のリーナが暴言を吐いたの。

 結果。

 僻地に送られ、魔人に目を付けられ精神体が身体から抜け出てちゃったせいで前世の記憶を持ったがリナとして蘇ったって訳。



×××



 この世界は生前、って言っても高校生の頃にハマってプレイしてた『ドキ☆キュン魔法少女リーナ♡貴方のハート狙い撃ちしちゃうぞ☆』っていう・・・

 今考えたらめちゃくちゃ恥ずかしいネーミングよね~

 私、死んだの還暦すぎてからだったし・・・


 ゴホン。・・・


 で、ゲームの世界にそっくりだったの。

 まあ、実はゲームの方がこの世界をパクってたっていうのが後々になって分かったんだけどね。


 それは置いといて。


 乙女ゲームの中のヒロインのリーナは火属性魔法の攻撃力がずば抜けて高いっていう設定の美少女だった。

 平民だけど高い魔力を持っていたので貴族の通う学園に特待生として通うようになるのよ。

 で、その学園内で王宮騎士見習いのフリード、シルファ王太子、隣の皇国の皇帝の甥のアジェス、王宮魔術師見習いのノイン、っていう四人の攻略対象者毎のルートの恋愛をシュミレーションするっていうゲームだったの・・・ 


 逆ハーレム有りっていう設定付きのテンプレゲームだったけど、人気絵師さんのキャラが素敵でキャラボイスも豪華で。

 とにかく友人とキャーキャー言って二人で何度もやった。


 でも実は私が1番ハマってた推しは悪役令嬢の『ソフィア・レイド・グレーン』嬢。
 
 シルファ王太子の婚約者で、王子とアジェス二人の従妹なの。

 その絡みでこの二人のルートでヒロインに立ちはだかる悪役令嬢なんだけど、ベリーピンク色のサラサラヘアの超美少女なの!

 え、ピンク色ってヒロインの色じゃんて最初は思ったわよ。

 って、ここまで言えばわかるよね?

 そう、よりによって私が目覚める前のリーナがパーティーで暴言を吐いた相手なの。

 なんてことするんだよ馬鹿リーナっ!


 ゴホン・・・ 話を戻すね。


 ソフィアたんシンパとなった生前の私はチョロ過ぎるヒーローと、ツンデレ魔術師なんかパッパと終わらしといて、アホほど王太子ルートとアジェスルートばっかりやってたの。

 
 せっかく買ったから勿体無くてやったけど、他の二人のルートには私のは絡んでこないから。

 チョロヒーローの婚約者は伯爵令嬢で、魔術師の幼馴染みが冒険者ギルドの受付嬢。

 この二人が悪役令嬢役なんだけど、ソフィアたんに比べたら


『出直して来いっ!』


 て言いたくなるくらい役不足で足りないの。


 ナニがって?


 美少女度が足りないのよ~~~~~!


 ソフィアたんは二人分の悪役令嬢役を熟す分、

 美少女度がッ! 

 半端なくッ!

 高いのよッ!



 その美少女が今まさに私の目の前で口の端に生クリームを付けて夫である王太子殿下にそれを拭われ、照れて赤くなるという美味しいシュチエーションを頂きワタクシ悶えまくっている最中ですね。


 ああ死んで生まれ変わって良かったッ!

 神様ありがとうございますッ!


 あ。この世界作ったの魔人だったわ―― ポチありがとう!






 何故この世界にスマホとかデジカメないの?!

 心のスクショだけじゃ全然足りないわ~~~ッ!






 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない

ラム猫
恋愛
 幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。  その後、十年以上彼と再会することはなかった。  三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。  しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。  それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。 「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」 「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」 ※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。 ※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。

記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】

かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。 名前も年齢も住んでた町も覚えてません。 ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。 プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。 小説家になろう様にも公開してます。

完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい

咲桜りおな
恋愛
 オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。 見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!  殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。 ※糖度甘め。イチャコラしております。  第一章は完結しております。只今第二章を更新中。 本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。 本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。 「小説家になろう」でも公開しています。

猫に転生したらご主人様に溺愛されるようになりました

あべ鈴峰
恋愛
気がつけば 異世界転生。 どんな風に生まれ変わったのかと期待したのに なぜか猫に転生。 人間でなかったのは残念だが、それでも構わないと気持ちを切り替えて猫ライフを満喫しようとした。しかし、転生先は森の中、食べ物も満足に食べてず、寂しさと飢えでなげやりに なって居るところに 物音が。

モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します

みゅー
恋愛
乙女ゲームに、転生してしまった瑛子は自分の前世を思い出し、前世で培った処世術をフル活用しながら過ごしているうちに何故か、全く興味のない攻略対象に好かれてしまい、全力で逃げようとするが…… 余談ですが、小説家になろうの方で題名が既に国語力無さすぎて読むきにもなれない、教師相手だと淫行と言う意見あり。 皆さんも、作者の国語力のなさや教師と生徒カップル無理な人はプラウザバック宜しくです。 作者に国語力ないのは周知の事実ですので、指摘なくても大丈夫です✨ あと『追われてしまった』と言う言葉がおかしいとの指摘も既にいただいております。 やらかしちゃったと言うニュアンスで使用していますので、ご了承下さいませ。 この説明書いていて、海外の商品は訴えられるから、説明書が長くなるって話を思いだしました。

『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』

透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。 「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」 そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが! 突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!? 気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態! けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で―― 「なんて可憐な子なんだ……!」 ……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!? これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!? ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆

転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜

具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、 前世の記憶を取り戻す。 前世は日本の女子学生。 家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、 息苦しい毎日を過ごしていた。 ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。 転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。 女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。 だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、 横暴さを誇るのが「普通」だった。 けれどベアトリーチェは違う。 前世で身につけた「空気を読む力」と、 本を愛する静かな心を持っていた。 そんな彼女には二人の婚約者がいる。 ――父違いの、血を分けた兄たち。 彼らは溺愛どころではなく、 「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。 ベアトリーチェは戸惑いながらも、 この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。 ※表紙はAI画像です

処理中です...