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転生脇役ヒロインはオジサンS級冒険者を絶対諦めない!〜リーナ編〜
17転生脇役ヒロイン+転生悪役令嬢(本ヒロイン) ウンザリする
しおりを挟む索敵魔法は光魔法の一種で、魔力で人工の小さな妖精を生み出して対象物の気配を追ったり、任意の場所に向かわせて探らせ音声や映像を確保して来る魔法だ。
王太子シルファが構築した、従来にはなかった新しい魔法で精霊使役に近い。
最初に魔法で小さな魔力魂を飛ばせば良いだけなので消費魔力も少なく済むため諜報活動を必要とする現場や災害時の救助活動等での使用に特に重宝される。
探査活動から戻ってきた魔力魂に立体的な術式を与えると立体映像になり平面的な術式を与えると写真のように再現されるので非常に便利で前線に配備される魔術師はほぼ全員習得しているが、使用時には隊長の許可が必要になる。
使用登録制で申請後に王宮魔術師塔より許可があれば講習が受講出来るという免許制の魔法なのだが、これ程広めるのに慎重なのはこれを悪用すると、ストーカー行為になりかねないのを殿下が危惧したせいである。
――これを編み出した背景にはソフィアの安否を確認するための執念があったということは誰も知らないが、講習を受講中にリナだけは半目になって殿下に疑いの眼差しを向けていたのは間違いない・・・ (不敬である)――
×××
「こちらの映像には村の中の建物には女性は見当たりませんなあ。
ゴブリンだらけです」
「うーん・・・
コッチの映像には白骨化した遺体が・・・」
「メイジだけなんか掘っ立て小屋に住んでる感じだなぁ」
「・・・ エルフは食べられたんじゃないか?」
「ありえますな、出産する度に毒が回りますからな。
彼奴等は動かなくなれば、男女関係なく喰いますから・・・」
陰惨な映像を見ながら、淡々と話し合う隊長達。
「せめて遺品くらい残ってれば、回収して弔ってあげられるんだけどね・・・」
「いました。
キングです」
――えーやっぱりいるんだあ・・・
リナとソフィアの顔がウンザリした表情になった。
「ゴブリンメイジは5人って感じですが、このキングってメイジじゃないですかね?
えらく身体がデカいですけど魔石のネックレスしてます」
「メイジキング??」
リナと、ソフィアがお互いの顔を見た。
「厄介そうだな」
シルファ王子の言葉に、ソフィアが思わず、
「新種?」
といってしまったのは仕方ないだろう。
それだけそのゴブリンは見た目のインパクトが凄すぎた。
普通のゴブリンは小鬼というだけあって身長は10歳の子供より小さく身体つきは不健康そうに痩せていて猫背だ。
しかし先程見た映像に出てきた地球外生命体のようなキングは控えめに言ってもルーカスフィルムに出演していた宇宙人みたいに見えた。
「いや、多分違うと思うが・・・」
そういいながら、シルファ自身も確証はないなといった風に首を傾げていた・・・
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