【完結】出会って2日で婚約しました ~ 続・受付に女神がいたよ ~ 

hazuki.mikado

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 玄関チャイムを鳴らそうとすると、ドアが自動ドアのように勝手に開いて美奈が


「いらっしゃ~い!」


 と愛想よくお迎えしてくれる。

 驚いた二人だったが、単に彼女が祐一達より先に開けただけである。

 彼女が立っている場所から正面、美奈の後ろ側にはアンティークな感じのステンドグラスのガラス板がはめ込まれた重厚な木のドアが見えた。


「この後ろの部屋はアシスタントさん達の作業場で今日はお休みなんだ。

 コレクション終わったばかりだしさ」


 そう言いながら玄関横からすぐ上に続く階段を登っていく美奈。


「先生2階のアトリエで待ってるよ」


 土足のままで良いらしくそのまま2階へと登る二人。


「センセー!

 お姉ちゃん来たよ~

 それとおムコさんも一緒に来たよ~」


 そう言いながらドアを開けると丸メガネをかけた髪の長い男性が、メジャーを手に微笑みながら立っていた。

 年の頃は50歳以上だろうか。

 髪の毛には白いものが混じっていて、顎髭にも白いものがチラホラ見える。

 身体つきはどちらかというと辰夫のような細身で、色白。

 眼鏡の奥の細い目は優しそうに見えた。


「やあ、レナちゃんお久しぶり。

 婚約おめでとう!

 で、その横がお婿さんかい?

 コレはまた物凄くイケメン君だねえ~」


 はははっと楽しそうに笑う姿は、何だか異世界あっちに行ったときの辰夫を彷彿とさせる。


「はじめまして、神谷祐一です」


 そう言って頭を下げる祐一に向かい、ポカンと口を開け


「君、ソレ? 猫?」


 何故か彼は肩のクロに注目していた。




 ××




「いやあ、猫がお供に来るとは聞いてたけどケージか何かに入ってると思っててさ。

 まさか襟巻きになって来るとは思ってなくてさあ」


 ケラケラ笑う男性は木田と名乗る。


「ホントに馴れてるっていうか、魔女の使い魔みたいだね」


 一丁前に椅子に座るクロを見ながら木田は麗奈の身体のサイズを細かく測っている。


「麗奈ちゃん、体型が1年前と全然変わってないんじゃない?

 彼氏出来たのに・・・」


 呆れ顔で祐一を見ると、


「大事にしてると言えばいいのか・・・

 それとも奥手なのか・・・」


 
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