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しおりを挟む「レナさんのウェディングドレスをお願いする上に、会場までお借りするのは図々しいとは思いますが。
ご厚意に甘えさせて頂きたいと思います」
と、頭を下げる祐一と麗奈に
「やー、僕のほうが提案したんだよ。
気にしないで。
だって楽しそうじゃない?」
何故か、寝転がるシロのお腹を嬉しそうに撫でる笑顔の木田。
「ドレスも、デザイン決まったし。
張り切って作るからね!」
美奈が言うには、木田は服作りが本当に大好きな人なのだという。
本人は、ハサミと針と結婚したのだと豪語していた。
××
ウェディングドレスは昨日祐一が最後に見た、前から見ると清楚で可憐なユリの花の精のようなイメージで、背中はガッツリ開いた妖艶なデザインのドレスに決まっているのだが、
『出来るまでお楽しみにね~』
と木田に言われただけで、どのデザインになったのか彼自身は教えて貰えていない。
因みに其れは花婿の意向というより昨晩石川家に麗奈が泊まった際に、
『コレが1番大人っぽく見えて、祐一もイチコロのヤツ!』
と美奈が麗奈を唆したという経緯があるのを、祐一は全く知らない・・・
色んな意味で当日がお楽しみである。
××
当分の間、ガーデンパーティーの準備に忙しくなるねと姉妹が喜ぶ横で、
「なあ、写真とか親父呼ぶの?
まあ、あの人はレフ板引っさげて参加するの平気だとは思うけどさ」
祥三にいわれて考える祐一。
父である翔吾は写真が趣味だが、スポットを当てたりレフ板を準備したりするのに、自分達兄弟がいつも駆り出されるのが鉄板である。
―― このままだと慶次と祥三の恨みを買いそうだなぁ、うーん・・・
そして慶次の時は絶対に自分が同じ役回りになるぞと思い至る・・・
しかも、既に慶次には『借り』が出来ている訳で・・・
――いやちょっと勘弁。
「写真撮ってくれる業者を手配するか?」
それを聞いた木田が、
「撮影はいつも頼んでるスタッフに頼もうと思うんだけど、どう?」
「いいんですか?」
――その辺りまでトントン拍子!?
若干馴れつつある自分が怖い祐一。
あな恐ろしや? 女神様効果万歳である・・・
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