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75* ステファン視点③
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「結婚してくれッ!」
夜会で踊るエイダンとアデラインを見て正直焦っていた。
あまりにもお似合いだと思ったからだ。
パーティ会場のど真ん中で2人で、微笑み合いファーストダンスを踊る姿は正直『おしどり夫婦』と呼ばれるのは仕方ないと悔しいが納得してしまった。
だから余計に彼女に向かって、逃げられないように昔の口約束まで持ち出して、まるで騙すように結婚の約束を取り付けた。
俺はズルい。
彼女はエイダンに惹かれてる。
だけど俺は君を諦め切れない。
×××
驚いた事にエイダンとアデラインは3年一緒にいたにも関わらず、『白い結婚』だった。
俺との約束を律儀に守ってくれていたエイダンには感謝したし、清い身のままで待っていてくれたアデラインに愛しさが募った。
婚約期間を最短の3ヶ月待って直ぐに結婚式を挙げて彼女を侯爵家に迎え入れた。
夫婦の部屋は彼女のセンスで洗練されたインテリアや小物を運び入れ、壁紙等も変更して満足の行く出来上がりだった。
此処で当日彼女を名実共に妻に出来るのだと喜びで頭がおかしくなりそうだった・・・ 耐えたけど。
結婚式当日、真っ白なエンパイアラインのウェディングドレスを着たアデラインは神々しい女神そのもので横に並ぶのも緊張する位美しかったんだ。
招待客の中にはエイダンも来てくれていて祝福をしてくれ、思わず涙が流れそうになったけれど、我慢した・・・ だって格好悪いし・・・
夜会で踊るエイダンとアデラインを見て正直焦っていた。
あまりにもお似合いだと思ったからだ。
パーティ会場のど真ん中で2人で、微笑み合いファーストダンスを踊る姿は正直『おしどり夫婦』と呼ばれるのは仕方ないと悔しいが納得してしまった。
だから余計に彼女に向かって、逃げられないように昔の口約束まで持ち出して、まるで騙すように結婚の約束を取り付けた。
俺はズルい。
彼女はエイダンに惹かれてる。
だけど俺は君を諦め切れない。
×××
驚いた事にエイダンとアデラインは3年一緒にいたにも関わらず、『白い結婚』だった。
俺との約束を律儀に守ってくれていたエイダンには感謝したし、清い身のままで待っていてくれたアデラインに愛しさが募った。
婚約期間を最短の3ヶ月待って直ぐに結婚式を挙げて彼女を侯爵家に迎え入れた。
夫婦の部屋は彼女のセンスで洗練されたインテリアや小物を運び入れ、壁紙等も変更して満足の行く出来上がりだった。
此処で当日彼女を名実共に妻に出来るのだと喜びで頭がおかしくなりそうだった・・・ 耐えたけど。
結婚式当日、真っ白なエンパイアラインのウェディングドレスを着たアデラインは神々しい女神そのもので横に並ぶのも緊張する位美しかったんだ。
招待客の中にはエイダンも来てくれていて祝福をしてくれ、思わず涙が流れそうになったけれど、我慢した・・・ だって格好悪いし・・・
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