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76 ステファン視点④
しおりを挟む教会から屋敷に戻って、披露宴もそこそこにさっさと部屋に戻ると湯浴みを終え、夫婦の部屋に突撃した。
だってガキの頃から15年、彼女が好きだったんだ。
待てるわけがない――
彼女は無垢のままだから優しく解してからじゃないと駄目だ絶対に焦るな俺! と、自分自身と息子に言い聞かせて初夜に臨んだ。
ベッドに座る赤い彼女の髪は美しくて、ガウンから覗く白い肢体が輝いて見えた。
軽いキスで恥ずかしがる彼女を優しく押し倒しガウンを剥ぎ取り、白い乳房に舌を這わせる。
柔らかかった薔薇色の乳頭が刺激に答えるようにどんどん硬さを増していくのが分かって感動した。
そっと秘処に手を伸ばし、指先で彼女の突起を弄ると彼女の口から嬌声が漏れ、どんどん蜜口から水音と共に愛液が手に、指に絡んでくる。
入り口付近を丹念に擦って彼女の好みそうな場所を1個1個覚えていくのに必死だった。
頭が痺れて馬鹿みたいになって幸せで涙が流れてしまい
「愛してるアデライン」
そう言いながら鼻水を啜ってしまう・・・
仕方ないよ15年越しの恋を実らせたんだぞ?
「一生大事にするから」
そう言って彼女の艷やかな唇に再びキスをした。
舌を絡めたら、辿々しいぞ?
え? エイダンとキスもしなかったのか?!
聞いたら場をぶち壊しそうだから、聞かないけど。
聞けないけど嬉しくて聞きそうになる・・・
イヤイヤ、駄目だムードも何もあったもんじゃない。
頭を振って煩悩? を追い出して目の前の女神に集中しなきゃ。
今日まで頑張ってきたのは何のためだよ?
そう思いながら、ガウンをソファーに放り投げ、下履きを脱いでいざ出陣!!
のハズだった。
・・・・・・ あれ? 俺の息子、おーい? 返事しろよ?
あれれ?
10
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