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78 異世界からの介入3
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北川風香は神に聞いた。
「お聞きします。私と佐藤さんがW転生した異世界で、普通の人間なのに世界の壁を通過する魔法の糸をあやっている者がいます。神様は何か御存知でしょうか。」
「………」
神がしばらく沈黙したので、大天使ミカエルが非情に心配した。
「神よ。何か不都合なことでもあるのでしょうか。」
「ミカエルよ、心配させてすまない。それでは答えよう。異世界にW転生して、2人が過酷な運命に勝ったあの瞬間を私は監視していた。そして今は全く違うが、あの時は、私に背いた方法が選ばれたことで異世界が消滅しなかったことに非常に怒っていた。」
………
フーカ辺境伯の月の剣とナオト国王の太陽の剣が、ぶつかることはなかった。瞬間的にフーカ辺境伯が月の剣を手から離したことがその原因だった。
さらに、ナオト国王が太陽の剣を最小限の勢いで振ったことなどが原因で、死の寸前まで達したフーカ辺境伯の命が救われ、2人は過酷な運命に勝った。
「我が意のとおり動かない。神を敬わない人間め。この怒りは我が目論見を人間に教えてしまったミカエルの記憶と姿を奪い、下界に落しただけでは消すことができないわ。」
神が非常に怒っていると、その異世界の中で神に同調する強い感情があった。
「我に同調する人間がいる。誰だ。」
それは王都イスタンの宮殿の中だった。全てのことを家臣から聞いたルル女王が非常に怒っていた。
「なに、そんなことってあるのですか。この世界で過酷な運命に抗い勝って、自分達の元の世界に帰って行ったということですか。ずいぶん自分勝手ですね。残された私はどうすれば良いのですか。」
神はルル女王の様子を見て、大変好ましいと感じた。そして、ルル女王の目の前に自らの姿を現わした。天使ではなく神が人間の目の前に出現するのは、極めて異例なことであった。
ルル女王は神が目の前に姿を現わしたことに大変感動し、そして神に訴えた。
「神様、私の前にお姿を現わしていただき心の底から感謝致します。私は今、大変な悲しみに沈んでいます。我が夫の心が全くわかりません。最大の敵に対して剣を振ったのですが、実は、敵の命を救い自分が切られようと極めて弱い振り方をしました。」
ルル女王の訴えはさらに続いた。
「もっと許せないのはあの女です。自分の剣を手から話してわざと切られました。我が夫が剣を弱く振り、ドワーフの甲冑の力や魔王ザラの魔法により、自分が死から逃れることに賭けたのです。その確率は全く低かったのですが、あの女は全てを信じたのです。」
神は自分と同じように、あの2人に対して強く怒っているルル王女の訴えを聞くこととした。
「王女よ。あなたの強い怒りは神に届いた。何か願いはあるのか。」
「はい神様。過酷な運命に勝って命を長らえたと喜んでいるあの2人に、罰を与えたいと思います。そのための力を私にもいただきたいのです。」
「そうか、それでは大いなる魔力をあなたにあげよう。それを使って、元いた世界に戻ろうとしているお前の夫に糸でもつけて引っ張ってはどうか。この世界から消えて、元いた世界に完全に戻るにはまだ時間がかかる。ちょうど体は戻ったが、精神は中間空間を動いているところだろう。」
「すばらしいことを教えていただき、また、そのための力を与えていただけることに深く感謝申し上げます。」
………
「このような成り行きだった。」
北川風香と大天使ミカエルは同時に、同じ反応をした。
「えーっ。神様が元凶!!!」
「お聞きします。私と佐藤さんがW転生した異世界で、普通の人間なのに世界の壁を通過する魔法の糸をあやっている者がいます。神様は何か御存知でしょうか。」
「………」
神がしばらく沈黙したので、大天使ミカエルが非情に心配した。
「神よ。何か不都合なことでもあるのでしょうか。」
「ミカエルよ、心配させてすまない。それでは答えよう。異世界にW転生して、2人が過酷な運命に勝ったあの瞬間を私は監視していた。そして今は全く違うが、あの時は、私に背いた方法が選ばれたことで異世界が消滅しなかったことに非常に怒っていた。」
………
フーカ辺境伯の月の剣とナオト国王の太陽の剣が、ぶつかることはなかった。瞬間的にフーカ辺境伯が月の剣を手から離したことがその原因だった。
さらに、ナオト国王が太陽の剣を最小限の勢いで振ったことなどが原因で、死の寸前まで達したフーカ辺境伯の命が救われ、2人は過酷な運命に勝った。
「我が意のとおり動かない。神を敬わない人間め。この怒りは我が目論見を人間に教えてしまったミカエルの記憶と姿を奪い、下界に落しただけでは消すことができないわ。」
神が非常に怒っていると、その異世界の中で神に同調する強い感情があった。
「我に同調する人間がいる。誰だ。」
それは王都イスタンの宮殿の中だった。全てのことを家臣から聞いたルル女王が非常に怒っていた。
「なに、そんなことってあるのですか。この世界で過酷な運命に抗い勝って、自分達の元の世界に帰って行ったということですか。ずいぶん自分勝手ですね。残された私はどうすれば良いのですか。」
神はルル女王の様子を見て、大変好ましいと感じた。そして、ルル女王の目の前に自らの姿を現わした。天使ではなく神が人間の目の前に出現するのは、極めて異例なことであった。
ルル女王は神が目の前に姿を現わしたことに大変感動し、そして神に訴えた。
「神様、私の前にお姿を現わしていただき心の底から感謝致します。私は今、大変な悲しみに沈んでいます。我が夫の心が全くわかりません。最大の敵に対して剣を振ったのですが、実は、敵の命を救い自分が切られようと極めて弱い振り方をしました。」
ルル女王の訴えはさらに続いた。
「もっと許せないのはあの女です。自分の剣を手から話してわざと切られました。我が夫が剣を弱く振り、ドワーフの甲冑の力や魔王ザラの魔法により、自分が死から逃れることに賭けたのです。その確率は全く低かったのですが、あの女は全てを信じたのです。」
神は自分と同じように、あの2人に対して強く怒っているルル王女の訴えを聞くこととした。
「王女よ。あなたの強い怒りは神に届いた。何か願いはあるのか。」
「はい神様。過酷な運命に勝って命を長らえたと喜んでいるあの2人に、罰を与えたいと思います。そのための力を私にもいただきたいのです。」
「そうか、それでは大いなる魔力をあなたにあげよう。それを使って、元いた世界に戻ろうとしているお前の夫に糸でもつけて引っ張ってはどうか。この世界から消えて、元いた世界に完全に戻るにはまだ時間がかかる。ちょうど体は戻ったが、精神は中間空間を動いているところだろう。」
「すばらしいことを教えていただき、また、そのための力を与えていただけることに深く感謝申し上げます。」
………
「このような成り行きだった。」
北川風香と大天使ミカエルは同時に、同じ反応をした。
「えーっ。神様が元凶!!!」
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