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Hの理想形③
しおりを挟む私は思い切って、考えてきたセリフを口にした。
「ね、お互いに気持ちいいところの言いっこしない?」
「えっ、今なんて言ったの?」
顔から火を噴きそうだけど、仕方がない。もう一度言った。
「……うん。それが僕たちの理想形を追求するための第一歩だろうね」
「じゃ、私から言うね。この前、私は胸の先っちょが気持ちよかった」
「胸の先っちょ? 乳首のことかな」
私はコクンと頷いた。チクビという響きが恥ずかしくて、思わず、両手で顔を覆ってしまう。でも、コミュニケーションは伝わらなければ意味はない。
「うん、乳首が気持ちよかった」と、言い直した。顔は反らしていたけれど。
「僕はやっぱり……、お××××かな」星野くんも顔を赤くしている。「美潮さんのスベスベした手が触れた時はゾクゾクした。本当は……、もっと触って欲しかった」
恥ずかしい想いをした告白の後、それぞれの好みを確認することは、ごく自然な流れだ。
二人とも下着姿になる。私は直接触ってもらうために、ブラジャーを外すことにした。星野くんの視線を意識しながら、ゆっとりと。でも、やっぱり恥ずかしくて、両腕で胸を隠してしまう。
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