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剣と魔法と祝福と
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カナタとギルゴマは何度も剣戟を交わした。
隙をみてゼロ距離からの魔法も放たれる。
しかしお互いの剣戟は皮膚を切り裂いても薄皮一枚、魔法はかすりもしない。
この結果に驚いたのはギルゴマだった。
「ほう、何が起きたのか知らないが、先程とは別人のように良い動きだ。まさか私と互角に渡り合えるとは思っていなかったよ」
「言っただろう?貴様は人間を舐め過ぎているとな!」
実はこの事はカナタにすら想定外の出来事であった。
神眼解放による覚醒で、カナタは自分の能力が飛躍的に上がっている事には気付いていたが、ギルゴマに対抗できるほどだとは想像もしていなかったのだ。
先程までは何故能力があがったのか理由は分からなかったが、今はハッキリと世界中の人間が自分に祝福を送っている事が理解できた。
カナタは感謝の念を送った。
するとそれに応えるように祝福の力は大きくなっていった。
みんな、こんな自分勝手な男に声援をくれて本当にありがとう。
この力、決して無駄にはしない。
必ず俺が決着を付ける。
カナタは再び不思議な感覚に身を委ねた。
この剣戟は右に躱すのが正解なのか?
あぁ、なるほどね、剣の射程から離れて魔法による攻撃を行うのだな。
今、カナタは良い意味で何も考えていなかった。
ただ聞こえてくる声に従い、それを実行しているだけだった。
そしてカナタが渾身の力で放った魔法が初めてギルゴマへ直撃した。
ドーンと言う爆発音が起きて、ギルゴマは爆炎に包まれた。
しかし、次の瞬間、爆炎の中から無傷のギルゴマが飛び出してきた。
「無駄だよ。君の動きには称賛を送るが、私に人間の力で傷を付ける事などできはしない!」
そう言ってギルゴマはカナタへとお返しの剣戟を振るった。
「チッ」
カナタは舌打ちをしながらその剣をギリギリのところで躱した。
「本当に君には感心するよ。もし君に少しでも神格の素質があれば、今の魔法でダメージを与える事も可能だっただろう。だが残念ながら、君にその素養はない。つまり君に私を倒す事は不可能なのだ」
ギルゴマは嘲る訳でもなく。
心の底から残念な様子で言っているように見えた。
或いはこの神を名乗る男は本当に残念に思っているのかもしれない。
自らを傷付ける事の出来る存在。
自分を脅かす存在。
それがギルゴマの望む相手なのかもしれない。
分かり切った答え。
つまらない結果。
そんなものではなく。
もしかすると好敵手を求めているのであろうか?
それはギルゴマ自身にも分からない答えであった。
隙をみてゼロ距離からの魔法も放たれる。
しかしお互いの剣戟は皮膚を切り裂いても薄皮一枚、魔法はかすりもしない。
この結果に驚いたのはギルゴマだった。
「ほう、何が起きたのか知らないが、先程とは別人のように良い動きだ。まさか私と互角に渡り合えるとは思っていなかったよ」
「言っただろう?貴様は人間を舐め過ぎているとな!」
実はこの事はカナタにすら想定外の出来事であった。
神眼解放による覚醒で、カナタは自分の能力が飛躍的に上がっている事には気付いていたが、ギルゴマに対抗できるほどだとは想像もしていなかったのだ。
先程までは何故能力があがったのか理由は分からなかったが、今はハッキリと世界中の人間が自分に祝福を送っている事が理解できた。
カナタは感謝の念を送った。
するとそれに応えるように祝福の力は大きくなっていった。
みんな、こんな自分勝手な男に声援をくれて本当にありがとう。
この力、決して無駄にはしない。
必ず俺が決着を付ける。
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この剣戟は右に躱すのが正解なのか?
あぁ、なるほどね、剣の射程から離れて魔法による攻撃を行うのだな。
今、カナタは良い意味で何も考えていなかった。
ただ聞こえてくる声に従い、それを実行しているだけだった。
そしてカナタが渾身の力で放った魔法が初めてギルゴマへ直撃した。
ドーンと言う爆発音が起きて、ギルゴマは爆炎に包まれた。
しかし、次の瞬間、爆炎の中から無傷のギルゴマが飛び出してきた。
「無駄だよ。君の動きには称賛を送るが、私に人間の力で傷を付ける事などできはしない!」
そう言ってギルゴマはカナタへとお返しの剣戟を振るった。
「チッ」
カナタは舌打ちをしながらその剣をギリギリのところで躱した。
「本当に君には感心するよ。もし君に少しでも神格の素質があれば、今の魔法でダメージを与える事も可能だっただろう。だが残念ながら、君にその素養はない。つまり君に私を倒す事は不可能なのだ」
ギルゴマは嘲る訳でもなく。
心の底から残念な様子で言っているように見えた。
或いはこの神を名乗る男は本当に残念に思っているのかもしれない。
自らを傷付ける事の出来る存在。
自分を脅かす存在。
それがギルゴマの望む相手なのかもしれない。
分かり切った答え。
つまらない結果。
そんなものではなく。
もしかすると好敵手を求めているのであろうか?
それはギルゴマ自身にも分からない答えであった。
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