最強の装備は美少女だ!

大澤聖

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007 初のパーティー戦闘

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「その薬草はどこにあるのか分かっているのか?」

 俺は並んで歩くマルケルスにたずねた。パーティーで連携を保つためには、コミュニケーションも必要だ。

 第一長い冒険、黙って歩くだけなんて退屈過ぎる。

 初心者の冒険者はダンジョンにもぐれば、敵がドバーと出てきて、お宝がザックザク出てきて大興奮! なんて思ってたりするが、ダンジョン探索って奴は実に地味なものだ。全体の9割は歩き回っているんじゃないだろうか。

「ああ、5層の奥に生えている。そこはちょっとした滝になっていてな、水辺になっているんだ」

「ほう、水が飲めるのは良いな」

 地味だが水を補給するのも大事なことだ。まあ日帰りすれば問題ないんだが、必ず帰れる保証なんてないのだ。

 前方に2層へ降りる階段が見えてきた。しかし道を遮るようにモンスターがいて、戦わなければ通れない。

 相手はゴブリン×5、オーク×3、レイス×1の混成部隊だ。一層だけに必ずしも強くはないが、レイスは魔法か魔法の武器でないと倒せない相手だけに、ちょっとだけ手強い。

 この「魔眼」パーティーの力を見るにはちょうど良いかな。

「ガルフは俺と一緒にゴブリン、オークを相手にしてくれ。リオーナは魔法で援護、ユニスはレイスに神聖魔法で攻撃してくれ」

「了解!!」

 マルケルスの指示に全員が同意の意を示す。このパーティー、なかなか連携が良さそうだな。

 俺は適当にゴブリンを相手にして3匹切り捨てたが、わざと本気を出さずに「魔眼」のメンバーの実力を図った。

 マルケルスはオークやゴブリンを引きつけ屠っている。奴は盾とプレートメイルの重装備で弱いモンスターの攻撃などよせつけない。前衛として悪くない働きだ。

 リオーナはちょっとだけ手強いオークに対して、単体の攻撃魔法フレアを使用した。うん、なかなかの威力だ。

 問題のレイスはユニスが後衛から神聖魔法バニッシュで滅ぼした。バニッシュは神聖属性の攻撃魔法。

 ちなみにアルゼリアは最後尾で見てるだけだった。まあこれは位置が悪いし仕方がない。

 このメンバーでの初戦闘を終え、魔眼のメンバーは笑顔を見せていた。この爽やかさと初々しい感じ、悪くない。

 俺はこの冒険に仕事として以上の楽しさを感じて始めていた。
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