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短編BL

短編BL 【金春村】 表紙絵

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(2021年3月)

原画



 金春村は全34話で打切り風の完結をしてしまいますが、書き続ける気はあったので主軸に沿って書き直したいという気はある。書き続ける気があったにもかかわらず何故打切り風に完結させたかというと、攻の主人公がメインの受さんのことをあまりにも好きにならないから。

絵の話。
 いつもは鉛筆ツール(鉛筆っぽい書き味の出るペン)を調整して線画を描いているのですけれど、和風っぽくするなら墨っぽい粗い質感の線画のほうがいいかな?と思って今回はクレヨンツールを使いました。色を塗るときに線と線が閉じていないと範囲が絞れずに色を塗るつもりのないところまでソフトが「色塗るンゴね~」判定してくれるのですけれども、クレヨンツールは細かくみると途切れ途切れになることで質感を生み出しているので色を塗るときに「ここ塗るンゴ!」て指定したつもりが「こっちのほうも塗ったるンゴ!」判定だしてくれて背景とかもう別の部分も範囲広げてくれるという悲劇。
 大きめな2つのカットで細かくもない絵に結構下塗りの段階で手こずりました。でもクレヨンツールでやるとやっぱりこのいい感じの質感が出るのでね…やめられない。未来の自分にドMスタイルを押し付けるのは就活をやらずに今バ活貧乏ニートをやっているところで頷ける。
 

咲桜さくらのみ。

 男寡おとこやもめ(配偶者が死んだ男のこと)設定があるので髪紐は亡妻の帯締めです。妻の名前は早苗色がモチーフの「真苗さなえ」なので黄緑色っぽいの付けてたっぽく見えて夫の桜色の帯締め付けていたっていう裏設定みたいな。

 中性的でもなく見るからに男性と判別可能で男性ホルモン濃そうな性自認も男性がワンポイントなりメインになり女性物を取り入れているのはシャレオツ。
 妻の仇を討たんとばかりに妻が死の間際まで着ていたワンピースとかを履いてる翁とか、事情を知らない人からみると滑稽なんだけれども事情を知ると滑稽では片付けられなくなる、みたいなのはめちゃくちゃ好き。


 左の人は毛先が縦巻ロールなので縦巻ロール兄貴ニキです。

 時代背景が大正-昭和初期からわたくしの気に入ったところから持ってくるって感じなのですけれど、こんんな髪型のヤツぁいねぇ!大正-昭和いからっぺ日本風創作が煽り文句です。


2021.4.1
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