異世界クラス召喚~落ちこぼれは世界最強を目指す~

Mew

文字の大きさ
2 / 38
集団異世界召喚

異世界生活①

しおりを挟む
「よし、みんな集まったな。今から3組ほどに別れて訓練をする俺はこの国の騎士団長のザックだ。よろしく」

ザック団長によって俺たちはざっくりと3組に分けられた。
その構成は新と蓮と澪と俺と他5名。聖女の未来先生はクラスのお調子者の西内  小春にしうちこはるとその親友の佐藤  楓さとうかえでと他6名と組んで残りのグループには影が薄い中村  司なかむらつかさとその友達の日下部  一馬くさかべかずまとその他は全員男子というきつい面子となった。
その中でも中村と日下部は異世界召喚ということもあってテンションが上がっており完璧にイキっている。
変なことにならないといいが。
すると王宮から一人の少女がやってきた。

「初めまして、王女のキャサリンと申します。先程は召喚のために別のところに居たのですぐにお会いできずにすみません」

金髪に透き通るような青紫色の瞳には誰もが吸い込まれそうな美しさだ。
みんなが息を飲む。

「あ、あぁ王女様。王様から話は聞いていましたよ。それでどうなさいました?」

「私も訓練に参加するのですよ。王女だからといって訓練しないわけにはいきません!自分のみは自分で守れるくらいにはならないといけませんから!」

なんと王女自らも訓練に参加するようだ。素晴らしい心がけだと思う。

そうこうしている間に訓練が始まる。
学校での体育の授業の10倍はハードだ。走って走って走りまくる。その後には剣の素振りを何回も振り続ける。その次は筋トレを黙々と………気付いたら夜になっていた。みんなヘトヘトなのがすぐにわかる。だがみんなは喜んでいた。

「よ、よしっ!レベルが1上がって体力とかも上がってる!」

みんな訓練の成果もあってか着実に力を手に入れてるようだ。
俺は上がってないがたまたまだろう。うん、そう思っておく。
訓練が終わると夕食が待っていた、みんなはこれのために頑張ったとも言える。なんせメイド長が作る料理は日本の何倍も美味しいと朝御飯の時に感じたからだ。
夕食も食べ終わりみんなが眠りについていく。最近ははいろいろと起こりすぎた、訓練でも疲れたわけだしもう寝るとしよう。
そうして異世界での初めての1日が終わった。

ーーー次の日

またあの地獄とも言える訓練がまた始まる。
朝御飯という天国から時刻へと直行だ。その厳しさは王女様も例外ではない。昨日と全く同じことを黙々としていく。

〈レベルが上がりました〉

「よし、今日は2つレベル上がったか」
「僕も」
「私は1だけだわ」

そんな声が聞こえてくる中…

「(おかしい…なんでみんなレベルがあがっていってるのに)」

みんなは3、4レベルになっている。勇者の新と姫様に関しては既に5レベルだ。
それなのに俺はまだ1レベルのまま…どうなってんだ!
みんなは次々と成長していく中自分だけが取り残されていることから焦燥感に駆られる。
ただ単に俺の訓練不足なのか……。
考えることは止めだ。それならみんなに追い付くように訓練を追加したらいいんだ。

みんなが夕食を食べている頃、俺はまだ走り込み、剣の素振り、腕立て伏せを何回も反復していく。夕食を食べるのはみんなが寝静まってからという風になってしまった。
澪はそんな俺に体調など無理してないかと心配してくれるが「大丈夫だ、レベルが上がらないから頑張ってるんだ」というと流石に止められはしなかった。
いつになったらレベルが上がるんだ全く。

ーーーそして3日ほど経った。

「よし、みんな着々とレベル上げが進んでるな!お、アラタはもうレベル15なのか!流石勇者といったところか」

この時のみんなの平均のレベルは12。
新はやっぱり成長が少し早いのは勇者補正でもかかっているのか。
それに対して俺のレベルはやっとの思いで2だ。
なにも知らない人からすれば何でそんなにサボってるんだ!と怒鳴られるくらいだが流石にみんなよりも追加して訓練しているのを周りも知っているため冷やかしはなく逆に相当なレベルになっているだろうと思われていたようだ。

「なぁ湊斗、そんなに鍛えてるなら相当レベルも上がっただろ。一体いくつなんだ?」

うわ、聞かれたくないことを聞いてくる。
流石、新だ。

「ほら…これだよ」

「っ!レベル2!?あんなに鍛えてレベル2とか!はっ!雑魚じゃねぇかよ」

「そんな言い方ないでしょ!」

澪が間に入り新を止める。だが追加で訓練している俺がレベルが1しか上がっていないことにやはりみんなは驚いている様子だった。

「今日は雑魚のゴブリンを駆除しに行く。生き物を殺すということに抵抗があるやつがいるかもしれないがまずはそこから慣れていつてもらわねばならん」

ゴブリンといっても人の形をしている、生き物を殺生するのは初めてだろう。その為の慣れが必要だから練習ということだ。

「湊斗は大丈夫なのか?まだレベル2だぞ。ははっ」

「こら!同じ仲間を悪く言うのは先生許しませんよ!」

新が容赦なく煽ってくる。
ムカつく野郎だ。
先生も怒ってくれているが効果は皆無だ。

「うーむ、そうだな今日はここに残って基礎訓練をしててくれないか?」

確かに今のステータスじゃ足手まといは確定だ。ステータスは上がったが2とか3だけという誤差レベルなのだ。

「わかりました」

俺だけを残してみんなはゴブリンを倒しにいった。
今日も訓練しとくか…。




現在のステータス

ーーーーー
【名前】ミナト=タチバナ
【年齢】18
【種族】人間
【レベル】2
【職業】なし
【状態】健康

【体力】48
【筋力】41
【魔力】0
【敏捷力】56
【防御力】52

【ユニークスキル】なし
【スキル】[異世界言語理解][アイテムボックス(小)][火属性魔法1Lv][水属性魔法1Lv][風属性魔法1Lv][土属性魔法1Lv][光属性魔法1Lv][治癒魔法1Lv][時空間魔法1Lv][剣術3Lv][格闘術4Lv]

ーーーーー

【名前】アラタ=カンザキ
【年齢】18
【種族】人間
【レベル】15
【職業】勇者
【状態】健康

【体力】200
【筋力】150
【魔力】120
【敏捷力】160
【防御力】170

【ユニークスキル】[限界突破]
【スキル】[異世界言語理解][アイテムボックス(小)][光属性魔法1Lv][風属性魔法1Lv][剣術5Lv][格闘術4Lv]

ーーーーー

【名前】ミオ=アキヅキ
【年齢】18
【種族】人間
【レベル】13
【職業】女騎士(ヴァルキリー)
【状態】健康

【体力】160
【筋力】160
【魔力】100
【敏捷力】120
【防御力】140

【ユニークスキル】[女神の剣]
【スキル】[異世界言語理解][アイテムボックス(小)][火属性魔法1Lv][土属性魔法1Lv][光属性魔法1Lv][剣術3Lv][格闘術3Lv]

ーーーーー
しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく

タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。 最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~

草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。 レアらしくて、成長が異常に早いよ。 せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。 出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

【完結】憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

処理中です...