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集団異世界召喚
異世界探検⑪
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「ーーーやってしまった…」
ダメだ、ダメだと心に決めていたのにノエルと事をしてしまった。
周りには全くバレている様子はないが、ノエルの肌はツルツルだ。
「ん…?あれ?もう朝?」
「ふぁぁ…おはようです…」
2人は俺とノエルが起きてから2時間程してやっと起床した。
幾らなんでも2時間もオーバーするなんて、と思っていたがノエルと話す機会も欲しかったために起こしにいくようなことはしなかった。
ノエルに頼んだのは口調をもう少し崩してもいいとお願いし、そして良いタイミングがあったらみんなにもノエルとの事を言おうかと思ってる。等々話し合っていたのだ。
「ロア、散歩に行かない?」
「すっかり仲良しだね、首輪がなくても良いくらいじゃない?」
「まぁ首輪は一応って感じね」
そう言うと2人は近くの平原へと走っていった。
「言うタイミング逃しちゃったなぁ」
「まぁ、直ぐにって訳でもないですしね」
「それもそうか」
カレンはまだまだシエルと爆睡しており、一向に起きる気配がない。
そこで俺はカレンの尻尾とシエルの尻尾を触り起こしてやった。
『なにするんですかぁ…』と言われたが早く起きない罰、ということにした。
カレンとシエルは澪とロアが散歩に行ってると聞くと私も行きたいと言われたので2人が帰ってくるまでにご飯を作っておこうとノエルと一緒に料理へと取り掛かった。
もちろん〈料理人〉という職業はあるのだが、ノエルには到底敵いそうにない。
△
「ただいま~」
「ガゥゥッ」
「良い香りがします~」
「わふわふ!」
2人が一緒に帰ってくるとピザを幾つか並べて地下水のミネラルウォーターをコップに入れて配る。
この地下水は土属性魔法を練習していると急に地下から水が出てきたので調べてみたところ未発見の地下水を引き当てたようだ。
なんともラッキー!
一服したところで、俺たちは再びダンジョンへと足を運んだ。
ロアと出会ったところまで転移すると、ロアが懐かしそうに辺りを見回していた。
だが直ぐに『ガウゥ』と吠えると先に進もう、といってるかのように前へと進みだした。
このダンジョンはまだまだ奥まで続いているらしく先程から魔物がわんさか湧いてくる。
だがその殆どは蜘蛛、蜥蜴、蛇、蟻等々の虫ばかりだった。
「うぅ…虫だけは止めてくれ…」
なにより俺は虫が苦手なんだ。蜘蛛なんて目も当てられないくらいに。なんであんなに足が生えてるんだよ、それにあの異形な様は昔に虫を捕まえてた俺に飛びかかってきた時からのトラウマのシルエットだ。
だが魔法で退治すれば問題はないのでファイヤーバレットを使い、次々駆除しながら進んでいった。
どれ程奥まで来たのだろうか、もう 何日経ったのかも分からない。
休憩を挟んではいるが朝と夜の感覚はさっぱりだ。
「あれを見てください!」
ノエルが指したその先には巨大な石像のようなものが立っていた。
古来から在り、劣化しているのか原型が曖昧になってしまっているが、女性の型をしているのがギリギリ分かる。
そしてその石像の足元にはなにやら文字が彫られているようだった。
「なんだ…これ?」
「私にも読めないです、古代文字でしょうか」
「「「うーん」」」
結局誰も読めずに終わってしまった。だがここには転移陣があるのでここがチェックポイントですよ、という意味なのかもしれないな。
「一旦ここで休憩を取ろう」
「賛成です」
ということで休むことにした。
休んでいる間は風属性魔法の「プロテクションウィンド」に光属性魔法の「トリックイリュージョン」を使い、こちらの位置を敵から誤魔化す。
プロテクションウィンドとは自分の周囲を囲うように風が展開され、内側にある匂いなどを外に漏らさない魔法に使える。
だが物理的な攻撃も風圧により緩和、無効することが出来るので戦闘時にも役立つ魔法で、トリックイリュージョンは光の錯覚により外側から見ると何もないように見える。
ただし、消えたわけではないのでぶつかったりすると分かる。
「ではお待ちかねの…」
「「おぉ」」
「まずはロックハーミットのピラフ!それからロックハーミットソースのパスタからのロックハーミットコロッケだ!」
「「おぉぉ!」」
俺は腐る程にある(アイテムボックスの状態保存により腐りはしない)ロックハーミットを食べたい為に、ノエルに料理を少しだけ教えてもってこっちの世界にないであろう料理を作ってみたかったのだ。
もちろん、ノエルに作って貰った方がいいのだが、まずは俺が作ることによってどんな味なのかを学んでもらう為、そしてこの旨さの衝撃を知ってほしかったからである。
どうだ!この傑作は!
「お、美味しいです」
「日本にいたときと変わらない…いや、ロックハーミットのお陰で更に美味しくなってるわ!」
「このコロッケ?なんていうものは中から……とろとろの蟹とクリームが溢れでてきますぅ」
良かった、思ってた反応で。
「ふふふ…まだまだ!デザートが残ってるんだ!」
「「デザート!」」
「おおぉ」
そしてアイテムボックスから取り出したのは、赤色、オレンジ色、白色のアイスキャンディー。
赤は山に生えていた野苺、オレンジはあのオレンジジュース擬きをそのまま、白色のは梨があったから、それらを使用した。
氷属性魔法で瞬間冷凍で直ぐにできる、なんて楽チンなんだ。
「このひんやり具合…果肉入りでとても美味しいですね」
「うぅ…懐かしい味が」
これも好評、俺も試食したときは食べ過ぎたもんだ。
アイスキャンディーもノエルが今度作ってみると言ってくれたのでとても待ち遠しい。
休憩も十分に取ったことだし、先に進むか。
澪はまだまだロアとジャレたがっていたが、そこは戦闘で一緒に戦っていてもらいたいものだ。
それからも潜り続け、順調にレベリングが進んでいった。
ダメだ、ダメだと心に決めていたのにノエルと事をしてしまった。
周りには全くバレている様子はないが、ノエルの肌はツルツルだ。
「ん…?あれ?もう朝?」
「ふぁぁ…おはようです…」
2人は俺とノエルが起きてから2時間程してやっと起床した。
幾らなんでも2時間もオーバーするなんて、と思っていたがノエルと話す機会も欲しかったために起こしにいくようなことはしなかった。
ノエルに頼んだのは口調をもう少し崩してもいいとお願いし、そして良いタイミングがあったらみんなにもノエルとの事を言おうかと思ってる。等々話し合っていたのだ。
「ロア、散歩に行かない?」
「すっかり仲良しだね、首輪がなくても良いくらいじゃない?」
「まぁ首輪は一応って感じね」
そう言うと2人は近くの平原へと走っていった。
「言うタイミング逃しちゃったなぁ」
「まぁ、直ぐにって訳でもないですしね」
「それもそうか」
カレンはまだまだシエルと爆睡しており、一向に起きる気配がない。
そこで俺はカレンの尻尾とシエルの尻尾を触り起こしてやった。
『なにするんですかぁ…』と言われたが早く起きない罰、ということにした。
カレンとシエルは澪とロアが散歩に行ってると聞くと私も行きたいと言われたので2人が帰ってくるまでにご飯を作っておこうとノエルと一緒に料理へと取り掛かった。
もちろん〈料理人〉という職業はあるのだが、ノエルには到底敵いそうにない。
△
「ただいま~」
「ガゥゥッ」
「良い香りがします~」
「わふわふ!」
2人が一緒に帰ってくるとピザを幾つか並べて地下水のミネラルウォーターをコップに入れて配る。
この地下水は土属性魔法を練習していると急に地下から水が出てきたので調べてみたところ未発見の地下水を引き当てたようだ。
なんともラッキー!
一服したところで、俺たちは再びダンジョンへと足を運んだ。
ロアと出会ったところまで転移すると、ロアが懐かしそうに辺りを見回していた。
だが直ぐに『ガウゥ』と吠えると先に進もう、といってるかのように前へと進みだした。
このダンジョンはまだまだ奥まで続いているらしく先程から魔物がわんさか湧いてくる。
だがその殆どは蜘蛛、蜥蜴、蛇、蟻等々の虫ばかりだった。
「うぅ…虫だけは止めてくれ…」
なにより俺は虫が苦手なんだ。蜘蛛なんて目も当てられないくらいに。なんであんなに足が生えてるんだよ、それにあの異形な様は昔に虫を捕まえてた俺に飛びかかってきた時からのトラウマのシルエットだ。
だが魔法で退治すれば問題はないのでファイヤーバレットを使い、次々駆除しながら進んでいった。
どれ程奥まで来たのだろうか、もう 何日経ったのかも分からない。
休憩を挟んではいるが朝と夜の感覚はさっぱりだ。
「あれを見てください!」
ノエルが指したその先には巨大な石像のようなものが立っていた。
古来から在り、劣化しているのか原型が曖昧になってしまっているが、女性の型をしているのがギリギリ分かる。
そしてその石像の足元にはなにやら文字が彫られているようだった。
「なんだ…これ?」
「私にも読めないです、古代文字でしょうか」
「「「うーん」」」
結局誰も読めずに終わってしまった。だがここには転移陣があるのでここがチェックポイントですよ、という意味なのかもしれないな。
「一旦ここで休憩を取ろう」
「賛成です」
ということで休むことにした。
休んでいる間は風属性魔法の「プロテクションウィンド」に光属性魔法の「トリックイリュージョン」を使い、こちらの位置を敵から誤魔化す。
プロテクションウィンドとは自分の周囲を囲うように風が展開され、内側にある匂いなどを外に漏らさない魔法に使える。
だが物理的な攻撃も風圧により緩和、無効することが出来るので戦闘時にも役立つ魔法で、トリックイリュージョンは光の錯覚により外側から見ると何もないように見える。
ただし、消えたわけではないのでぶつかったりすると分かる。
「ではお待ちかねの…」
「「おぉ」」
「まずはロックハーミットのピラフ!それからロックハーミットソースのパスタからのロックハーミットコロッケだ!」
「「おぉぉ!」」
俺は腐る程にある(アイテムボックスの状態保存により腐りはしない)ロックハーミットを食べたい為に、ノエルに料理を少しだけ教えてもってこっちの世界にないであろう料理を作ってみたかったのだ。
もちろん、ノエルに作って貰った方がいいのだが、まずは俺が作ることによってどんな味なのかを学んでもらう為、そしてこの旨さの衝撃を知ってほしかったからである。
どうだ!この傑作は!
「お、美味しいです」
「日本にいたときと変わらない…いや、ロックハーミットのお陰で更に美味しくなってるわ!」
「このコロッケ?なんていうものは中から……とろとろの蟹とクリームが溢れでてきますぅ」
良かった、思ってた反応で。
「ふふふ…まだまだ!デザートが残ってるんだ!」
「「デザート!」」
「おおぉ」
そしてアイテムボックスから取り出したのは、赤色、オレンジ色、白色のアイスキャンディー。
赤は山に生えていた野苺、オレンジはあのオレンジジュース擬きをそのまま、白色のは梨があったから、それらを使用した。
氷属性魔法で瞬間冷凍で直ぐにできる、なんて楽チンなんだ。
「このひんやり具合…果肉入りでとても美味しいですね」
「うぅ…懐かしい味が」
これも好評、俺も試食したときは食べ過ぎたもんだ。
アイスキャンディーもノエルが今度作ってみると言ってくれたのでとても待ち遠しい。
休憩も十分に取ったことだし、先に進むか。
澪はまだまだロアとジャレたがっていたが、そこは戦闘で一緒に戦っていてもらいたいものだ。
それからも潜り続け、順調にレベリングが進んでいった。
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